2023.03.30
国際オリンピック委員会(IOC)は3月28日、ロシアとベラルーシの選手たちを「中立選手」として国際大会への出場を認めるよう各国競技団体などに勧告した。
これまでは、昨年2月から現在まで続くロシアのウクライナ侵攻に影響により、戦争を支持したり、軍と契約したりしている関係者について「参加を認めるべきではない」ち通達してきた。世界陸連(WA)もこれに沿うかたちで、ロシアとそれを支持したベラルーシについて、昨年から制裁が与えられている。
なお、この戦争とは別にロシア陸連については組織的ドーピング違反の問題により、19年から国際大会への出場が認められていなかった。
ところが、3月23日に開かれたWA評議会で、今後3年間、35項目の特別条件を遵守することを条件に、ドーピング資格停止処分が解除することが承認。その評議会の際に、WAとしてロシアとベラルーシへの制裁については「継続する」と決まっていた。IOCの声明を受けてのWAは29日に勧告を受け入れずロシアとベラルーシの除外を継続する方針を示したとロシアメディアのタス通信が伝えている。
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