HOME 国内

2023.03.21

SGホールディングスの戸田雅稀が現役引退 日本選手権1500m2度制覇 「たくさんの応援ありがとうございました」
SGホールディングスの戸田雅稀が現役引退 日本選手権1500m2度制覇 「たくさんの応援ありがとうございました」

2016年日本選手権1500mで初優勝を飾った戸田雅稀

21日、戸田雅稀(SGホールディングス)が自身のSNSを更新し、3月31日をもって現役を引退することを発表した。

戸田は1993年生まれの29歳。群馬・東農大二高時代から11年インターハイ1500mで優勝するなど、世代では全国トップ選手として躍進。1500mだけに限らず、駅伝でも2年時に全国大会の3区に出場し、日本人トップの区間3位と好走した。

東農大に進学してからも1500mをメインに取り組み、15年に行われたアジア選手権には日本代表として8位入賞を果たす一方、箱根駅伝にも2度出走。大学在学中には距離を問わずに走り、1500mからハーフマラソンまでの大学記録を打ち立て、10000m以外は今も東農大記録として名を残している。

広告の下にコンテンツが続きます

日清食品グループに入社した16年に日本選手権1500m初優勝。全日本実業団駅伝では17年に1区区間賞を獲得した。19年に日清食品グループの活動縮小に伴いサンベルクスに移籍。同年の日本選手権で3年ぶりの優勝を飾ると、7月のホクレンディスタンスチャレンジで3分37秒90の当時日本歴代2位の好タイムをマークしている。 2021年にはSGホールディングスへと移ったが、近年はランニングフォームを崩すなど、思うようなレースができずにいたという。

戸田はSNSを通じて、「結果も出してないのに実業団でこのまま走り続けていいのか日に日に葛藤することが多くなり、選手でいることが自分自身を必要以上に追い込んでいた」とコメント。「辞めてもいい覚悟は毎年できていたので現役引退を決めたことに後悔ありません。今までたくさんの応援ありがとうございました」と心境を綴った。

引退後はSGホールディングスを退職。大学職員として勤務するという。

次ページ SNSで引退報告を行った戸田雅稀

21日、戸田雅稀(SGホールディングス)が自身のSNSを更新し、3月31日をもって現役を引退することを発表した。 戸田は1993年生まれの29歳。群馬・東農大二高時代から11年インターハイ1500mで優勝するなど、世代では全国トップ選手として躍進。1500mだけに限らず、駅伝でも2年時に全国大会の3区に出場し、日本人トップの区間3位と好走した。 東農大に進学してからも1500mをメインに取り組み、15年に行われたアジア選手権には日本代表として8位入賞を果たす一方、箱根駅伝にも2度出走。大学在学中には距離を問わずに走り、1500mからハーフマラソンまでの大学記録を打ち立て、10000m以外は今も東農大記録として名を残している。 日清食品グループに入社した16年に日本選手権1500m初優勝。全日本実業団駅伝では17年に1区区間賞を獲得した。19年に日清食品グループの活動縮小に伴いサンベルクスに移籍。同年の日本選手権で3年ぶりの優勝を飾ると、7月のホクレンディスタンスチャレンジで3分37秒90の当時日本歴代2位の好タイムをマークしている。 2021年にはSGホールディングスへと移ったが、近年はランニングフォームを崩すなど、思うようなレースができずにいたという。 戸田はSNSを通じて、「結果も出してないのに実業団でこのまま走り続けていいのか日に日に葛藤することが多くなり、選手でいることが自分自身を必要以上に追い込んでいた」とコメント。「辞めてもいい覚悟は毎年できていたので現役引退を決めたことに後悔ありません。今までたくさんの応援ありがとうございました」と心境を綴った。 引退後はSGホールディングスを退職。大学職員として勤務するという。 次ページ SNSで引退報告を行った戸田雅稀
 
この投稿をInstagramで見る
 

戸田雅稀 toda masaki(@toda_run)がシェアした投稿

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.07

パリ五輪トライアスロン金のイーが2時間6分38秒! ファラーに次ぐ英国歴代2位/バレンシアマラソン

バレンシアマラソンが12月7日、スペインの同地で行われ、男子ではアレックス・イー(英国)が2時間6分38秒の7位に入った。 27歳のイーは、2024年パリ五輪トライアスロンの金メダリストで、2021年の東京五輪でも銀メダ […]

NEWS 女子・ジェプコスゲイが歴代4位の2時間14分00秒 男子はコリルが2時間2分24秒でV/バレンシアマラソン

2025.12.07

女子・ジェプコスゲイが歴代4位の2時間14分00秒 男子はコリルが2時間2分24秒でV/バレンシアマラソン

バレンシアマラソンが12月7日、スペインの同地で行われ、女子はJ.ジェプコスゲイ(ケニア)が世界歴代4位の2時間14分00秒で優勝を飾った。 女子にはジェプコスゲイのほか、9月の東京世界選手権金メダリストのP.ジェプチル […]

NEWS 大迫傑、34歳で自身3度目のマラソン日本新!プロ活動、五輪後引退表明から復帰、メーカー契約変更と独自路線歩む

2025.12.07

大迫傑、34歳で自身3度目のマラソン日本新!プロ活動、五輪後引退表明から復帰、メーカー契約変更と独自路線歩む

男子マラソンの大迫傑(リーニン)が、12月7日のバレンシアマラソンで2時間4分55秒(速報値)で4位となり、鈴木健吾(富士通)が21年に出した2時間4分56秒の日本記録を1秒上回った。 1991年5月23日生まれの大迫は […]

NEWS 34歳の大迫傑が2時間4分55秒の日本新で4位 鈴木健吾の記録を1秒塗り替える /バレンシアマラソン

2025.12.07

34歳の大迫傑が2時間4分55秒の日本新で4位 鈴木健吾の記録を1秒塗り替える /バレンシアマラソン

バレンシアマラソンが12月7日、スペインの同地で行われ、男子では34歳の大迫傑(リーニン)が2時間4分55秒(速報値)で4位だった。 これまでの日本記録は2021年に出した鈴木健吾(当時富士通)の2時間4分56秒で、これ […]

NEWS 順大が大学生の部制覇! 一般の部はコモディイイダの9連覇止めた警視庁がV/奥多摩渓谷駅伝

2025.12.07

順大が大学生の部制覇! 一般の部はコモディイイダの9連覇止めた警視庁がV/奥多摩渓谷駅伝

第87回奥多摩渓谷駅伝は12月7日、東京・青梅市、奥多摩町内の特設コースで行われ、大学生の部は順大が2時間14分29秒で優勝した。 順大は山下健秀(4年)、半澤康(4年)、堀口颯亮(4年)、辰巳舜(4年)、金原祥汰(4年 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top