HOME 国内

2023.03.05

駒大・田澤廉が米国「The TEN」で27分28秒04!大学ラストレースでセカンドベスト!清水歓太、伊藤達彦も27分台/The TEN
駒大・田澤廉が米国「The TEN」で27分28秒04!大学ラストレースでセカンドベスト!清水歓太、伊藤達彦も27分台/The TEN

田澤廉(駒大)

3月4日(日本時間5日)に米国・カリフォルニア州ロサンゼルスで中長距離の競技会「The TEN」が開催され、田澤廉が10000mでセカンドベストの27分28秒04をマークした。

レースはオレゴン世界選手権10000m9位のジョー・クレッカー(米国)と5000mで12分台のベストを持つウィリアム・キンケード(米国)を中心に進み、5000mを13分35秒で通過。田澤もこのペースに7200mまで食らいつくが、終盤はじわじわと離されていく。ラスト1周を63秒でカバーして27分28秒04(6着)でまとめたものの、ブダペスト世界選手権の参加標準記録(27分10秒00)には約18秒、2021年に残した自己記録(27分23秒44)には約5秒届かなかった。

田澤は2019年に駒大入学後、長らく学生長距離界のエースとして君臨。2021年の日本選手権10000mでは2位に入り、昨年はオレゴン世界選手権にも出場した。駅伝でも全日本大学駅伝4年連続区間賞や箱根駅伝2区区間賞などエース区間で数々の勲章を残し、今年度は駒大初の学生駅伝3冠の立役者となった。

広告の下にコンテンツが続きます

今後は夏のブダペスト世界選手権10000m代表を目指し、海外レースを転戦予定。4月からはトヨタ自動車に入社する。

同レースには日本の清水歓太(SUBARU)と伊藤達彦(Honda)も出場し、清水が27分51秒23、伊藤が27分54秒64と27分台をそろえた。1着はキンケードで27分06秒37、2着のクレッカーも27分07秒57とハイレベルな先頭争いが繰り広げられ、キンケードの記録は2023年世界最高となる。

日本勢からは他にも複数の選手が出場し、1500mでは青木涼真(Honda)が3分41秒47で3着、吉居大和(中大)が3分43秒61で7着だった。

※記事を一部修正しました

次ページ The TENの日本人選手成績一覧

3月4日(日本時間5日)に米国・カリフォルニア州ロサンゼルスで中長距離の競技会「The TEN」が開催され、田澤廉が10000mでセカンドベストの27分28秒04をマークした。 レースはオレゴン世界選手権10000m9位のジョー・クレッカー(米国)と5000mで12分台のベストを持つウィリアム・キンケード(米国)を中心に進み、5000mを13分35秒で通過。田澤もこのペースに7200mまで食らいつくが、終盤はじわじわと離されていく。ラスト1周を63秒でカバーして27分28秒04(6着)でまとめたものの、ブダペスト世界選手権の参加標準記録(27分10秒00)には約18秒、2021年に残した自己記録(27分23秒44)には約5秒届かなかった。 田澤は2019年に駒大入学後、長らく学生長距離界のエースとして君臨。2021年の日本選手権10000mでは2位に入り、昨年はオレゴン世界選手権にも出場した。駅伝でも全日本大学駅伝4年連続区間賞や箱根駅伝2区区間賞などエース区間で数々の勲章を残し、今年度は駒大初の学生駅伝3冠の立役者となった。 今後は夏のブダペスト世界選手権10000m代表を目指し、海外レースを転戦予定。4月からはトヨタ自動車に入社する。 同レースには日本の清水歓太(SUBARU)と伊藤達彦(Honda)も出場し、清水が27分51秒23、伊藤が27分54秒64と27分台をそろえた。1着はキンケードで27分06秒37、2着のクレッカーも27分07秒57とハイレベルな先頭争いが繰り広げられ、キンケードの記録は2023年世界最高となる。 日本勢からは他にも複数の選手が出場し、1500mでは青木涼真(Honda)が3分41秒47で3着、吉居大和(中大)が3分43秒61で7着だった。 ※記事を一部修正しました 次ページ The TENの日本人選手成績一覧

The TENの日本人選手成績一覧

●男子1500m 青木涼真(Honda)3.41.47 吉居大和(中大) 3.43.61 森田佳祐(SUBARU)3.49.57 飯澤千翔(東海大)3.54.59 ●男子10000m 田澤 廉(駒大)27.28.04 清水歓太(SUBARU)27.51.23 伊藤達彦(Honda)27.54.64 ●男子10000mUS 鈴木塁人(SGホールディングス)28.08.04 吉居駿恭(中大)28.37.93

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.15

関西スポーツ賞に20㎞競歩世界新・山西利和、800m東京世界陸上出場・久保凛が選出!

第69回関西スポーツ賞の個人部門に、男子20km競歩で世界新記録を樹立した山西利和(愛知製鋼)、東京世界選手権女子800m出場の久保凛(東大阪大敬愛高3)が選出された。 同賞はその年の優秀な成績、関西スポーツ界への貢献度 […]

NEWS なぜ、トップアスリートがOnを選ぶのか? “人気2モデル”の記録更新に向けての『履き分け』とは
PR

2025.12.15

なぜ、トップアスリートがOnを選ぶのか? “人気2モデル”の記録更新に向けての『履き分け』とは

スイスのスポーツブランド「On(オン)」。同社は、陸上の男子3000m障害の日本記録保持者で、9月に東京で開催された世界選手権で最後まで優勝争いを演じて8位入賞を果たした三浦龍司(SUBARU)や、学生時代から駅伝やトラ […]

NEWS 2026年の日本ICは9月上旬に日産スタジアムで開催!10000mは4月の日本学生個人で実施 全日本大学駅伝は11月1日

2025.12.15

2026年の日本ICは9月上旬に日産スタジアムで開催!10000mは4月の日本学生個人で実施 全日本大学駅伝は11月1日

日本学生陸上競技連合は12月15日、2026年度の主催競技会日程を発表し、第95回日本インカレは9月5日~7日に神奈川県横浜市の日産スタジアムでの開催が決まった。 ただし、暑熱対策として、同大会実施種目のうち男女競歩は1 […]

NEWS アンダーアーマーの新作「UA ベロシティ」シリーズ3モデルを同時発売!12月20日より発売開始

2025.12.15

アンダーアーマーの新作「UA ベロシティ」シリーズ3モデルを同時発売!12月20日より発売開始

アンダーアーマーの日本総代理店である株式会社ドームは12月15日、最新ランニングシリーズ「UA ベロシティ」を12月20日より発売することを発表した。 新モデルは、ランナー一人ひとりの目的やレベルに応じて最適な1足を選べ […]

NEWS 女子はバットクレッティが連覇!東京世界陸上ダブルメダルの実力示す 男子はンディクムウェナヨV/欧州クロカン

2025.12.15

女子はバットクレッティが連覇!東京世界陸上ダブルメダルの実力示す 男子はンディクムウェナヨV/欧州クロカン

12月14日、ポルトガル・ラゴアで欧州クロスカントリー選手権が行われ、女子(7470m)はパリ五輪10000m銀メダルのN.バットクレッティ(イタリア)が24分52秒で優勝した。 バットクレッティは現在25歳。今年の東京 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top