HOME 海外

2023.02.18

400m世界王者マイケル・ノーマンが100mに本格挑戦「時が来た」自己ベストは9秒86
400m世界王者マイケル・ノーマンが100mに本格挑戦「時が来た」自己ベストは9秒86

マイケル・ノーマン(米国)

昨年のオレゴン世界選手権男子400mを制したマイケル・ノーマン(米国)が、今シーズンから100mに本格的に参戦することを表明したと、米国NBCスポーツが報じている。

ノーマンは400mで世界歴代4位タイの43秒45を持つ25歳。母は1989年に100mで日本中学記録(11秒96)を樹立した伸江さん(旧姓:斎藤)。ジュニア時代から200mや400mを中心に活躍してきたが、早くから100mの才能も認められてきたといい、「400mで目標を達成したら、100mに転向するという考えは常に持っていた」と語っている。

200mでは19秒70、20年に100mでも9秒86をマーク。400mの世界記録保持者であるウェイド・ファン・ニーケアク(南アフリカ)に次ぎ、この3種目で44秒切り、20秒切り、10秒切りをすべて達成した史上2人目のスプリンターとなった。

広告の下にコンテンツが続きます

なお、フレッド・カーリー(米国)が3人目の達成者となったが、カーリーもまた400mから100mへと舞台を移し、昨年のオレゴン世界選手権で金メダルを獲得している。

今シーズンは100mを主戦場とし、大きなターゲットとなる来年のパリ五輪に向けて「準備期間」と位置づけている。100mについて「世界が注目するレース」と言い、「全盛期を迎えていると感じている。その時が来た」と挑戦への決意を述べている。

ブダペスト世界選手権での100m、4×100mリレー、4×400mリレー3つの金メダルがターゲット。そのために、400mも出走して代表入りをアピールする構えだ。

もし100mで代表入りできなくても、400mではワイルドカード(ディフェンディング・チャンピオン)として世界選手権に出場できる。「100mでメダルや記録更新を目指し、新しいことに挑戦し始めることができる」と、新たな挑戦に楽しみな様子を見せている。

昨年のオレゴン世界選手権男子400mを制したマイケル・ノーマン(米国)が、今シーズンから100mに本格的に参戦することを表明したと、米国NBCスポーツが報じている。 ノーマンは400mで世界歴代4位タイの43秒45を持つ25歳。母は1989年に100mで日本中学記録(11秒96)を樹立した伸江さん(旧姓:斎藤)。ジュニア時代から200mや400mを中心に活躍してきたが、早くから100mの才能も認められてきたといい、「400mで目標を達成したら、100mに転向するという考えは常に持っていた」と語っている。 200mでは19秒70、20年に100mでも9秒86をマーク。400mの世界記録保持者であるウェイド・ファン・ニーケアク(南アフリカ)に次ぎ、この3種目で44秒切り、20秒切り、10秒切りをすべて達成した史上2人目のスプリンターとなった。 なお、フレッド・カーリー(米国)が3人目の達成者となったが、カーリーもまた400mから100mへと舞台を移し、昨年のオレゴン世界選手権で金メダルを獲得している。 今シーズンは100mを主戦場とし、大きなターゲットとなる来年のパリ五輪に向けて「準備期間」と位置づけている。100mについて「世界が注目するレース」と言い、「全盛期を迎えていると感じている。その時が来た」と挑戦への決意を述べている。 ブダペスト世界選手権での100m、4×100mリレー、4×400mリレー3つの金メダルがターゲット。そのために、400mも出走して代表入りをアピールする構えだ。 もし100mで代表入りできなくても、400mではワイルドカード(ディフェンディング・チャンピオン)として世界選手権に出場できる。「100mでメダルや記録更新を目指し、新しいことに挑戦し始めることができる」と、新たな挑戦に楽しみな様子を見せている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.24

女子はレムンゴルが2連覇達成 男子はサミュエルがV/全米学生クロカン

11月22日、米国ミズーリ州コロンビアで全米学生クロスカントリー選手権が行われ、女子(6km)はD.レムンゴル(アラバマ大/ケニア)が18分25秒4で連覇を飾った。 レムンゴルはケニア出身の23歳。23年秋にアラバマ大に […]

NEWS 七種競技女王・ホール NFLスター選手と婚約発表 マクローリン・レヴロンらも祝福

2025.11.24

七種競技女王・ホール NFLスター選手と婚約発表 マクローリン・レヴロンらも祝福

女子七種競技東京世界選手権金メダリストのA.ホール(米国)が婚約を自身のSNSで発表した。お相手はNFL選手でニューヨーク・ジャイアンツ所属のダリアス・スレイトンさん。「初めて出会った場所で、永遠を誓う」というテキストと […]

NEWS バットクレッティ 今季初V 男子はキプサングがツアー3勝目/WAクロカンツアー

2025.11.24

バットクレッティ 今季初V 男子はキプサングがツアー3勝目/WAクロカンツアー

11月23日、世界陸連(WA)クロスカントリーツアー・ゴールド第6戦のアタプエルカ国際クロスがスペイン・アタプエルカで行われ、女子(6.821km)はパリ五輪・東京世界選手権10000m銀メダリストのN.バットクレッティ […]

NEWS 円盤投・湯上剛輝が2大会ぶり世界一「やっと取れた」デフリンピック新の58m93

2025.11.24

円盤投・湯上剛輝が2大会ぶり世界一「やっと取れた」デフリンピック新の58m93

聴覚障害者のスポーツ国際大会、デフリンピックの陸上競技が行われ、男子円盤投の湯上剛輝(トヨタ自動車)が金メダルを獲得した。 64m48の日本記録を持ち、今年の東京世界選手権にも出場した湯上。「理想の展開としては1回目にし […]

NEWS 3区で五島莉乃と廣中璃梨佳が熱走!東京世界陸上はじめ「日本代表」たちが力走/クイーンズ駅伝

2025.11.24

3区で五島莉乃と廣中璃梨佳が熱走!東京世界陸上はじめ「日本代表」たちが力走/クイーンズ駅伝

◇第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月23日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) 女子駅伝日本一を懸けた全日本実業団対抗女子駅伝が行われ、「日本代表」 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top