アジア室内選手権の日本代表選手が2月14日、カザフスタン・アスタナから帰国してメダリストが会見に応えた。
男子3000mで銀メダルを獲得した佐藤圭汰(駒大)は、シニア初国際大会でのメダルにも悔しさをにじませる。
「引っ張ることはできましたが、まだラストで切り替えられませんでした」。室内日本歴代6位の7分56秒41をマークしたことについても「7分40秒切りを狙っていた」と言い、2014年仁川アジア大会1500m、5000m2冠のモハメド・アル・ガルニ(カタール)に突き放されたことを悔やんだ。課題は「余裕度」を持ってハイペースで引っ張ることと、「スプリント」だと振り返る。
今年の記録面での目標は大迫傑(Nike)が持つ5000mの日本記録13分08秒40。もちろんまだ距離感があるのは理解した上で、「三浦さんも大学2年生で日本記録を出されているので、種目は違いますが僕も出したい」と、洛南高の先輩でもある三浦龍司(順大)が3000m障害で大学2年目に日本記録を樹立したことを意識している。そのためにはまず、「13分15秒」をターゲットに据え、「1500mでの記録も必要になると思います」と言う。
この後は千葉での選抜合宿をこなし、1ヵ月後に米国コロラド州ボルダーに渡り、「On Athletics Club(OAC)」の練習に参加予定。高校の先輩でもある阪口竜平が日本人で初めて所属した同クラブには世界トップランナーが集う。
「この悔しさをトラックシーズンに生かしたいです」
アジアで感じた悔しさを糧に、日本中長距離のホープは世界を目指してひた走る。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.12.10
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.10
【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ
第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]
2025.12.10
前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回6位の城西大は16人のエントリーの半数を4年生が占めた。櫛部静二監督は「ここ数年、この4年生の力によって、城西大としては上 […]
2025.12.10
15年ぶりVへ!早大・花田勝彦監督「往路優勝のオーダーを」山口智規主将を「胴上げしたい」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回4位の早大は「5強」の一角として、15年ぶり優勝をしっかりと視界に捉える。 就任4年目を迎えた花田勝彦駅伝監督は、今年度で […]
2025.12.10
99回目出場の中大・藤原監督「いい顔でスタートを」4年生が優勝へ執念「勝たせてやりたい」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 全日本大学駅伝で2位を占めた中大は、前回5位からの躍進を期す。藤原正和監督は「いいチームができました」と胸を張って語る。 1年 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025