2022.11.21
愛三工業は所属する東京五輪&オレゴン世界選手権代表の山口浩勢が2023年3月末での退部を発表した。
山口は愛知県出身の31歳。惟信高時代に3000m障害を始めて3年時にインターハイ8位に入った。城西大進学後にさらに力をつけ、1年目は世界ジュニア選手権決勝進出。2年生で日本インカレ優勝など活躍した。一方、箱根駅伝には3度出場し、1、2年目には4区区間4位と好走している。
2014年に愛三工業に入社。2020年に日本選手権で初優勝し、昨年は日本選手権で8分19秒96(日本歴代4位)をマークして2位となり、東京五輪代表にも出場した。今年のオレゴン世界選手権でも代表入り。
山口は同社のHPを通じ、「世界と戦うためにさまざまなことに挑戦させていただき、オリンピックや世界陸上といった世界最高峰の舞台に立てて、競技者としてこれほど名誉なことはありません」と感謝をつづる。チームは来年の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)への出場を決めており、「会社を代表する最後の大舞台として、最後までやり抜きたいと思います」と決意を述べている。
学生時代から3000m障害はもちろん、トラック・ロード問わず存在感を発揮してきた山口。現在、活況の日本サンショー界のステージを上げた立役者だった。
今後は指導者への道へ進み、来年4月に加藤学園高(静岡)の顧問に就任予定。山口は「第一線を退き、今後は指導の道で、私の経験した全てを次世代へつなげていこうと思います」と意気込みを発表している。
■山口浩勢コメント全文
「2014年に入社し、愛三工業陸上競技部で9年間もの競技生活を送ることができました。3000m 障害で世界と戦うために様々なことに挑戦させていただき、オリンピックや世界陸上といった世界最高峰の舞台に立てて、競技者としてこれほど名誉なことはありません。ここまで本当にたくさんの方々に支えられて競技を続けてきましたが、第一線を退き今後は指導の道で、私の経験した全てを次世代へ繋げていこうと思います。ニューイヤー駅伝は会社を代表する最後の大舞台として、最後までやり抜きたいと思います。今まで応援ありがとうございました。今後の活動にも注目していただけたら幸いです」
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
-
2024.12.12
-
2024.12.12
-
2024.12.11
2024.12.07
不破聖衣来が10000mに出場し12位でフィニッシュ 完全復活へ実戦積む/エディオンDC
-
2024.11.24
-
2024.11.20
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.12.12
日本GPシリーズチャンピオンは福部真子と筒江海斗!種目別800mは落合晃&久保凛の高校日本記録保持者コンビがV、女子1500m田中希実が4連覇
日本グランプリ(GP)シリーズ2024のシリーズチャンピオンが発表され、男子は400mハードルの筒江海斗(ST-WAKO)、女子は100mハードルの福部真子(日本建設工業)と、ともにパリ五輪のハードル種目代表が初の栄冠に […]
2024.12.12
世界陸連が6つの世界記録を承認 川野将虎が男子35km初代世界記録保持者に
12月11日、世界陸連は5月から10月にかけて誕生した世界記録を正式に承認したことを発表した。 10月27日の日本選手権35km競歩(山形・高畠)で、川野将虎(旭化成)が樹立した2時間21分47秒も世界記録として認定。同 […]
2024.12.12
月刊陸上競技2025年1月号
Contents W別冊付録 箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望 大会報道 福岡国際マラソン 吉田祐也 日本歴代3位の激走 涙の復活劇 全日本実業団対抗女子駅伝 JP日本郵政グループ 4年ぶりV 地域実業団駅伝 中学 […]
Latest Issue 最新号
2024年12月号 (11月14日発売)
全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会