2022.09.28
不正監視を行う世界陸連(WA)の独立機関アスリート・インテグリティ・ユニット(AIU)は9月27日、ドーピング違反のあった男子マラソンのE.サイナとF.キプチュンバ(ともにケニア)に処分を下すことを発表した。いずれもノランドロステロンの陽性反応により、3年間の資格停止が課される。
サイナはマラソンで2時間5分02秒のベストを持ち、昨年のロッテルダムでも2時間5分51秒で7位に入っている選手で、9月9日から資格停止となり、22年8月18日以降の記録無効の処分を受ける。キプチュンバは9月6日から資格停止、22年8月17日以降の記録は無効となった。ともに違反を認めたため、通常4年の処分が1年間短縮された。
ドーピング違反を犯す選手が多いケニアは、2016年以降、世界陸連からドーピングリスクの高い国として指定されている。ケニア陸連は9月7日付で、10月1日からトレーニングキャンプに滞在する関係者・選手の詳細の登録を開始することを発表しており、ケニア人を指導するコーチについては就労証明や連絡先詳細の提出が要求されている。
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