◇日本インカレ(京都・たけびしスタジアム京都:西京極)3日目
学生ナンバーワンを決める第91回日本インカレの3日目が行われ、最終日の男子短距離で筑波大が躍動した。
前日の4×100mリレー優勝の勢いそのままに、最終日も『桐の葉』が輝いた。200mで鵜澤飛羽が優勝。20秒54(+1.6)の自己新だった。
「300mや350mの練習をしてきたので後半の走りにつながりました」。昨年の関東インカレ100mで左脚の付け根を肉離れ。それが「完治していない」というが、今季は少しずつ調子を戻してきた。関東インカレでも200m優勝、100m2位。日本選手権も200m4位に入賞した。
それでも「まだ全然行けますし、大学の日本一といってもまだまだ速い人がいます」と満足する様子はない。高2でインターハイ2冠をした逸材。「やっとここまで戻ってきました。冬でまた力をつけていきたい」と、来年のブダペスト世界選手権を目指していく。
最終種目の4×400mリレーは菅野航平、吉川崚、伊藤海斗、今泉堅貴のオーダーで3分04秒43で優勝。学生歴代3位の筑波大記録(3分04秒38)に迫る好タイムだった。
筑波大の優勝は13年ぶり。さらにリレー2冠となると40年ぶりだった。これにはメンバーも絶句し、「生まれるもっと前。言葉が出ません」と知らなかったという。
男子主将の伊藤は「短距離をしっかり強くしてチームを盛り上げたかった」と言い、吉川は「切磋琢磨という言葉がぴったり。練習からタイムでも勝負してきました」とチームの強さの秘訣を語る。
ただ1人4年生だった伊藤は「これに満足せず、来年以降も勝ち続けていってほしいです」と後輩たちに思いを託していた。

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