HOME 海外

2022.08.21

棒高跳世界王者デュプランティスが貫録の6m06大会新連覇!女子やり投は19歳ツェンコが65m94でV/欧州選手権
棒高跳世界王者デュプランティスが貫録の6m06大会新連覇!女子やり投は19歳ツェンコが65m94でV/欧州選手権

棒高跳のデュプランティス(スウェーデン)


写真/Mochizuki Jiro(Agence SHOTO)

◇ヨーロッパ選手権(8月15~21日/ドイツ・ミュンヘン)

ヨーロッパ選手権の6日目(20日)に行われた男子棒高跳では、アルマンド・デュプランティス(スウェーデン)が6m06で2連覇を達成した。

広告の下にコンテンツが続きます

18歳で臨んだ前回は、U20初の6m超えとなる6m05の欧州新で制し、シニア初のビッグタイトルを獲得。その後の世界新連発、東京五輪とオレゴン世界選手権の連覇へとつながる「第一歩」となった大会だった。4年後に更新した大会記録は1cmではあるが、そのジャンプはケタ違いの高さ。改めて、王者としての実力を示した。

女子やり投は19歳のエリナ・ツェンコ(ギリシャ)が自己新、今季世界3位の65m81で優勝した。昨年はU20世界選手権で銀メダル、U20ヨーロッパ選手権で金メダルと活躍。シニアデビューの今季は、5月にコンチネンタルツアー・ゴールドのオストラヴァ大会を65m40を制し、オレゴン世界選手権にも出場(予選敗退)している。

女子800mは20歳のケリー・ホジキンソン(英国)が1分59秒04で快勝。東京五輪、オレゴン世界選手権はいずれも銀メダルだったが、念願の金メダルをつかんだ。同3000m障害ルイーザ・ゲガ(アルバニア)が9分11秒31の大会新で制し、34歳にして初のビッグタイトルを手にした。

20km競歩の女子では、アンティゴニ・トリスビオティ(ギリシャ)が1時間29分03秒の自己新で優勝を飾り、35kmとの2冠を獲得。男子はアルヴァロ・マルティン(スペイン)が1時間19分11秒で制し、35kmのミゲル・アンジェル・ロペスに続いてスペイン勢が競歩2種目で頂点に立った。

男女4×400mリレーは、男子は英国が2分59秒35、女子はオランダが3分20秒87でそれぞれ快勝した。オランダのフェムケ・ボルは400m、400mハードルとの3冠に輝いた。

ヨーロッパ選手権は8月21日まで開催される。

写真/Mochizuki Jiro(Agence SHOTO) ◇ヨーロッパ選手権(8月15~21日/ドイツ・ミュンヘン) ヨーロッパ選手権の6日目(20日)に行われた男子棒高跳では、アルマンド・デュプランティス(スウェーデン)が6m06で2連覇を達成した。 18歳で臨んだ前回は、U20初の6m超えとなる6m05の欧州新で制し、シニア初のビッグタイトルを獲得。その後の世界新連発、東京五輪とオレゴン世界選手権の連覇へとつながる「第一歩」となった大会だった。4年後に更新した大会記録は1cmではあるが、そのジャンプはケタ違いの高さ。改めて、王者としての実力を示した。 女子やり投は19歳のエリナ・ツェンコ(ギリシャ)が自己新、今季世界3位の65m81で優勝した。昨年はU20世界選手権で銀メダル、U20ヨーロッパ選手権で金メダルと活躍。シニアデビューの今季は、5月にコンチネンタルツアー・ゴールドのオストラヴァ大会を65m40を制し、オレゴン世界選手権にも出場(予選敗退)している。 女子800mは20歳のケリー・ホジキンソン(英国)が1分59秒04で快勝。東京五輪、オレゴン世界選手権はいずれも銀メダルだったが、念願の金メダルをつかんだ。同3000m障害ルイーザ・ゲガ(アルバニア)が9分11秒31の大会新で制し、34歳にして初のビッグタイトルを手にした。 20km競歩の女子では、アンティゴニ・トリスビオティ(ギリシャ)が1時間29分03秒の自己新で優勝を飾り、35kmとの2冠を獲得。男子はアルヴァロ・マルティン(スペイン)が1時間19分11秒で制し、35kmのミゲル・アンジェル・ロペスに続いてスペイン勢が競歩2種目で頂点に立った。 男女4×400mリレーは、男子は英国が2分59秒35、女子はオランダが3分20秒87でそれぞれ快勝した。オランダのフェムケ・ボルは400m、400mハードルとの3冠に輝いた。 ヨーロッパ選手権は8月21日まで開催される。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.08

サニブラウンがU20合宿にサプライズ登場!「みなさんが日本陸上界の未来」期待のジュニア選手たちにエール

有力ジュニア選手が全国から集まるU20オリンピック育成競技者研修合宿が12月4日から7日までの4日間、ナショナルトレーニングセンターで行われた。 選手たちが集合し、開講式が開かれて最初の研修に登場したのが男子短距離のサニ […]

NEWS U20世代トップ選手約60人が4日間合宿! 100mインターハイ2位の菅野翔唯、100mH高校記録保持者・石原南菜ら参加

2025.12.08

U20世代トップ選手約60人が4日間合宿! 100mインターハイ2位の菅野翔唯、100mH高校記録保持者・石原南菜ら参加

ジュニア世代の有力選手が対象の「U20オリンピック育成競技者研修合宿」が12月4~7日の4日間、東京都北区のナショナルトレーニングセンターで行われた。 インターハイやU20日本選手権、U18大会などで上位に入った高校生や […]

NEWS 富士山女子駅伝の全日本大学選抜に立教大・小川陽香、明治国際医療大・古西亜海ら12人選出

2025.12.08

富士山女子駅伝の全日本大学選抜に立教大・小川陽香、明治国際医療大・古西亜海ら12人選出

日本学生陸上競技連合は12月8日、2025全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)に出場する全日本大学選抜チームの選手を発表した。 全日本大学選抜チームは全国8地区学連(北海道、東北、関東、北信越、東海、関西、中国四国、 […]

NEWS 2026年関東インカレは5月21日~24日に宇都宮で初開催! 参加標準記録も発表

2025.12.08

2026年関東インカレは5月21日~24日に宇都宮で初開催! 参加標準記録も発表

12月8日、関東学連は2026年の関東インカレを、栃木県宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎで5月21日から24日に開催すると発表した。 関東の学生ナンバーワンを決める関東インカレは、来年で第105回を迎える伝統の対校戦。 […]

NEWS 女子400mのナセルがアディダスと契約 パリ五輪銀、東京世界陸上銅メダリスト

2025.12.08

女子400mのナセルがアディダスと契約 パリ五輪銀、東京世界陸上銅メダリスト

女子400mのアジア記録保持者、S.E.ナセル(バーレーン)がアディダスとのプロ契約を結んだことを発表した。自身のSNSで契約締結に関して「新たな挑戦と歴史的偉業に向け、アディダスの献身的な取り組みとパートナーシップは極 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top