HOME 国内、世界陸上、日本代表
200m上山紘輝は準決勝敗退も20秒48の力走!「決勝を目指すと言える力をつけたい」/世界陸上
200m上山紘輝は準決勝敗退も20秒48の力走!「決勝を目指すと言える力をつけたい」/世界陸上

◇オレゴン世界陸上(7月15日~24日/米国・オレゴン州ユージン)5日目

オレゴン世界陸上5日目のイブニングセッションに行われた男子200m準決勝。3組に入った上山紘輝(住友電工)は20秒48(+0.3)で6着となり、決勝進出はならなかった。それでも、初出場ながら予選で日本歴代9位の20秒26をマークして2着通過。準決勝は、大会前のベスト20秒46に迫るタイムだった。

広告の下にコンテンツが続きます

「予選の前半が良かったぶん、持ち味が発揮できませんでした」と納得のいく走りではなかったという上山。それでもスタート直後はしっかり勝負した。さすがに「予選から(海外勢は)一段階上げてきて追いつかなかった」と離される。「後半は焦ってしまいましたが、今の力は出せたと思います」と充実感もあった。

冬季からケガなく積めたことと苦手だったウエイトトレーニングに着手して今季は飛躍の年に。U20世界選手権こと代表歴はあるものの、一気にインターハイやインカレを勝たずに日本選手権を制し、シニア代表にまで上りつめた。初出場で準決勝も「緊張はしませんでした」と上山。世界との差は小さくないが、「予選の疲労もありました。余裕を持って予選を通過できないと勝負できない」と課題も明確になった。

世界を経験したからこそ、思いは強くなる。「目標だった準決勝と自己ベスト更新もできました。これを良い経験、で終わらせるのではなく、『決勝を目指します』と言えるような力をつけて、また代表として戻ってきたいです」。まだ社会人1年目。成長著しいスプリンターは、この経験を得てさらに加速していく。

広告の下にコンテンツが続きます
◇オレゴン世界陸上(7月15日~24日/米国・オレゴン州ユージン)5日目 オレゴン世界陸上5日目のイブニングセッションに行われた男子200m準決勝。3組に入った上山紘輝(住友電工)は20秒48(+0.3)で6着となり、決勝進出はならなかった。それでも、初出場ながら予選で日本歴代9位の20秒26をマークして2着通過。準決勝は、大会前のベスト20秒46に迫るタイムだった。 「予選の前半が良かったぶん、持ち味が発揮できませんでした」と納得のいく走りではなかったという上山。それでもスタート直後はしっかり勝負した。さすがに「予選から(海外勢は)一段階上げてきて追いつかなかった」と離される。「後半は焦ってしまいましたが、今の力は出せたと思います」と充実感もあった。 冬季からケガなく積めたことと苦手だったウエイトトレーニングに着手して今季は飛躍の年に。U20世界選手権こと代表歴はあるものの、一気にインターハイやインカレを勝たずに日本選手権を制し、シニア代表にまで上りつめた。初出場で準決勝も「緊張はしませんでした」と上山。世界との差は小さくないが、「予選の疲労もありました。余裕を持って予選を通過できないと勝負できない」と課題も明確になった。 世界を経験したからこそ、思いは強くなる。「目標だった準決勝と自己ベスト更新もできました。これを良い経験、で終わらせるのではなく、『決勝を目指します』と言えるような力をつけて、また代表として戻ってきたいです」。まだ社会人1年目。成長著しいスプリンターは、この経験を得てさらに加速していく。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.10.18

髙城昊紀が110mHを大会新V!来季に向けて「ケガしないように冬季練習をしていきたい」/U18・16大会

◇第19回U18・第56回U16大会(10月17~19日/三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場)2日目 U18・U16大会の第2日目が行われ、U20規格で実施されたU18男子110mハードルは髙城昊紀(宮崎西高2宮崎)が […]

NEWS 女子は横手清陵学院が劇的逆転で悲願の初V!男子は秋田工が2時間9分01秒で2年ぶり全国へ/秋田県高校駅伝

2025.10.18

女子は横手清陵学院が劇的逆転で悲願の初V!男子は秋田工が2時間9分01秒で2年ぶり全国へ/秋田県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた秋田県高校駅伝が10月17日に、秋田市の県営陸上競技場周回コースで行われ、女子(5区間21.0975km)は横手清陵学院が1時間14分32秒で初優勝を飾り、初の全国出場を決めた。男子(7区間4 […]

NEWS 北口榛花 初のやり投教室「突き詰めたいなら努力するしか方法はない」中高生に熱血指導

2025.10.18

北口榛花 初のやり投教室「突き詰めたいなら努力するしか方法はない」中高生に熱血指導

女子やり投の北口榛花(JAL)が初めて自己プロデュースしたやり投に特化した陸上教室の「はるかなる教室 Supported by JAL」(主催:株式会社スポーツビズ、川崎とどろきパーク株式会社)が18日、神奈川県の等々力 […]

NEWS 前回Vユニクロは1区・後藤夢から攻撃的布陣、天満屋は3区・前田穂南、ダイハツ5区に松田瑞生/プリンセス駅伝

2025.10.18

前回Vユニクロは1区・後藤夢から攻撃的布陣、天満屋は3区・前田穂南、ダイハツ5区に松田瑞生/プリンセス駅伝

日本実業団連合は10月18日、第11回全日本実業団対抗女子駅伝予選会(プリンセス駅伝in宗像・福津/10月19日)の区間エントリーを発表した。 前回トップのユニクロは、1区にパリ五輪1500m代表の後藤夢、2区に2年前の […]

NEWS 100m菅野翔唯が今季全国締めくくる10秒39V!「来年は10秒1台を安定して出して10秒0台を」/U18・16大会

2025.10.18

100m菅野翔唯が今季全国締めくくる10秒39V!「来年は10秒1台を安定して出して10秒0台を」/U18・16大会

◇第19回U18・第56回U16大会(10月17~19日/三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場)2日目 U18・U16大会の第2日目が行われ、U18男子100mは菅野翔唯(東農大二高2群馬)が10秒39(+0.3)で制し […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top