HOME ニュース、国内

2022.06.26

110mH高山峻野が復調の13秒3台を2本!世界陸上決まれば「準決勝目指す」/布勢スプリント
110mH高山峻野が復調の13秒3台を2本!世界陸上決まれば「準決勝目指す」/布勢スプリント


◇布勢スプリント2022(6月25、26日/鳥取・ヤマタスポーツパーク)2日目

日本グランプリシリーズ鳥取大会の「布勢スプリント2022」が行われた。

男子110mハードルは東京五輪代表の高山峻野(ゼンリン)が、予選で13秒31(+0.5)、決勝では13秒32(-0.5)と2度13秒32のオレゴン世界選手権標準記録を突破。決勝は世界選手権代表の村竹ラシッド(順大)を0.15秒抑えて優勝した。

広告の下にコンテンツが続きます

記録は「まったく狙っていなかった」と高山。予選で「出し切った感じがあって、決勝は強引にいきました」とレースを振り返る。日本選手権に向けて「春に食あたりや左アキレス腱を痛めたこともあって練習をしすぎた」といい、13秒60で5位にとどまっていた。

そこから「1週間休んでフレッシュな状態」で臨めたことが記録につながったという。当時の日本記録13秒25を出すなど好調だった2019年シーズンと比べるのは難しいとしつつ、「スピードは戻ってきていませんが、スタートから加速できるようになってきた」と、少しずつ本来の走りを取り戻してきた。

日本選手権3位以内に入っていないため世界選手権の代表に即内定はならず。世界陸連が後日発表する参加標準記録とワールドランキングを踏まえた出場資格者の中に入り、かつ同条件に日本選手権の上位選手がいなかった場合は出場となる可能性もある。

「出場が決まればこの後は試合に出ずに調整します。準決勝を目指せれば」。ハイレベルになったスプリントハードルを引き上げてきた高山が復活ののろしを上げた。

◇村竹は2位「ベストかそれ以上出したかった」

村竹ラシッドは予選で13秒39、決勝は13秒47だった。世界選手権に向けた「練習としてしっかり2本追い込めた」と言うものの、「予選は良かったとして、決勝はベストかそれ以上を出したかった」と悔やむ。それでも「高山さんが速かった。なかなか10台このレベルで走れないので追い込めました」と、良い経験となった様子。世界選手権に向けて「少しずつ(気持ちを)上げていきたい。予選は最低限突破したい」と見据えていた。

◇布勢スプリント2022(6月25、26日/鳥取・ヤマタスポーツパーク)2日目 日本グランプリシリーズ鳥取大会の「布勢スプリント2022」が行われた。 男子110mハードルは東京五輪代表の高山峻野(ゼンリン)が、予選で13秒31(+0.5)、決勝では13秒32(-0.5)と2度13秒32のオレゴン世界選手権標準記録を突破。決勝は世界選手権代表の村竹ラシッド(順大)を0.15秒抑えて優勝した。 記録は「まったく狙っていなかった」と高山。予選で「出し切った感じがあって、決勝は強引にいきました」とレースを振り返る。日本選手権に向けて「春に食あたりや左アキレス腱を痛めたこともあって練習をしすぎた」といい、13秒60で5位にとどまっていた。 そこから「1週間休んでフレッシュな状態」で臨めたことが記録につながったという。当時の日本記録13秒25を出すなど好調だった2019年シーズンと比べるのは難しいとしつつ、「スピードは戻ってきていませんが、スタートから加速できるようになってきた」と、少しずつ本来の走りを取り戻してきた。 日本選手権3位以内に入っていないため世界選手権の代表に即内定はならず。世界陸連が後日発表する参加標準記録とワールドランキングを踏まえた出場資格者の中に入り、かつ同条件に日本選手権の上位選手がいなかった場合は出場となる可能性もある。 「出場が決まればこの後は試合に出ずに調整します。準決勝を目指せれば」。ハイレベルになったスプリントハードルを引き上げてきた高山が復活ののろしを上げた。 ◇村竹は2位「ベストかそれ以上出したかった」 村竹ラシッドは予選で13秒39、決勝は13秒47だった。世界選手権に向けた「練習としてしっかり2本追い込めた」と言うものの、「予選は良かったとして、決勝はベストかそれ以上を出したかった」と悔やむ。それでも「高山さんが速かった。なかなか10台このレベルで走れないので追い込めました」と、良い経験となった様子。世界選手権に向けて「少しずつ(気持ちを)上げていきたい。予選は最低限突破したい」と見据えていた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.19

トップアスリートとの交流会 中島佑気ジョセフ、小池祐貴、栁田大輝、廣中璃梨佳、山本有真も参加/RIKUJOフェスティバル

日本陸連は11月19日、RIKUJOフェスティバル(11月29日/東京・国立競技場)で実施するトップアスリートとのゲスト交流会に新たに参加する選手を発表した。 すでに、13人のアスリートが参加することが発表されているが、 […]

NEWS 全中駅伝に出場する女子48チームが出そろう 3連覇狙う京山をはじめ、大沢野、松橋などが全国切符 櫛形は20回目

2025.11.19

全中駅伝に出場する女子48チームが出そろう 3連覇狙う京山をはじめ、大沢野、松橋などが全国切符 櫛形は20回目

9月から開催されてきた第33回全国中学校駅伝(12月14日)の都道府県予選が11月16日をもって終了し、47都道府県の代表に開催地枠で出場するチームを加えた全48チームが出そろった。 女子は前回の全国大会で2連覇を飾った […]

NEWS 全中駅伝男子・出場チームが決定! 17チームが初出場 塩山は第1回大会以来32年ぶり 京山、三島の全国V経験校も

2025.11.19

全中駅伝男子・出場チームが決定! 17チームが初出場 塩山は第1回大会以来32年ぶり 京山、三島の全国V経験校も

9月から開催されてきた第33回全国中学校駅伝(12月14日)の都道府県予選が11月16日をもって終了し、47都道府県の代表に開催地枠で出場するチームを加えた全48チームが出そろった。 男子は2年前に全国制覇を達成している […]

NEWS マラソン日本記録保持者・鈴木健吾が神奈川大のアンバサダー就任 「刺激や勇気を届けられる存在でありたい」

2025.11.19

マラソン日本記録保持者・鈴木健吾が神奈川大のアンバサダー就任 「刺激や勇気を届けられる存在でありたい」

神奈川大は11月19日、男子マラソン日本記録保持者でOBの鈴木健吾が陸上部のアンバサダーに就任したと発表した。 鈴木は箱根駅伝では3年連続で2区を担い、3年時に区間賞を獲得。4年時には東京マラソンで2時間10分21秒で走 […]

NEWS 岡山・京山が今年も男女ともに全国出場! 全中1500m優勝・是枝愛香を擁する内部は26年ぶり/中学駅伝

2025.11.19

岡山・京山が今年も男女ともに全国出場! 全中1500m優勝・是枝愛香を擁する内部は26年ぶり/中学駅伝

12月14日に行われる第33回全国中学校駅伝の出場を懸けた県大会が、11月14日から16日にかけて、全国10県で行われた。 14日の岡山県大会では、2年前に全国男女優勝、女子は昨年も連覇を飾った京山が圧倒的な継走を披露。 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top