
◇第106回日本選手権(6月9日~12日/大阪・ヤンマースタジアム長居)2日目
オレゴン世界選手権代表選考会を兼ねた日本選手権の2日目に女子100m決勝が行われ、君嶋愛梨沙(土木管理総合)が優勝。日本歴代4位タイとなる11秒36(+0.6)の好記録だった。
「今日は勝ち取ることが目標でした」と君嶋。スタートから加速に乗ると、2連覇中の兒玉芽生(ミズノ)が並びかけようとするも、ややリードしまま終盤へ。最後は上体を突き出して初優勝を決めた。
中学2年だった2009年の全中200mで24秒36の中学記録(当時)を打ち立てている君嶋。山口県から埼玉栄高へ進み、日体大へ。高校以降はなかなか結果を残せず、大学ではボブスレーに挑戦もした。4年目で関東インカレ100mを優勝したものの、全国タイトルとなると中3のジュニア五輪100m以来となる。
大学卒業後は地元・岩国を拠点にし、一人で練習したり、時折100mハードルの福部真子(日本建設工業)らとトレーニングしたり。「たくさんのサポートのお陰」と感謝を口にした。父は米国在住。昨年は米国に住みながら応援してくれていた祖母が他界した。だからこそ、「オレゴン世界選手権に出たい」と思いは強い。
これで出場権を持つ4×100mリレーの代表入りは濃厚。だが、個人でも「10秒台を目指してやっている。まずは11秒2台、1台に入っていきたい」とさらなる高みを目指していく。
◇兒玉は2位「自分の走りができなかった」
3連覇が懸かった兒玉芽生(ミズノ)は11秒40で2位。「自分の走りができなかった」と言い、フィニッシュ手前で「走りのタイミングが崩れてしまった」と振り返る。あらため「勝つのは難しい」と言うが、春先はやや不調だったことを考えると、「ここまで戻せてきた」とも思う一方、「だったら最初からやっておかないと」と自らに言い聞かせていた。
■女子100m日本歴代10傑[2022.6.10時点]
11.21 1.7 福島 千里(北海道ハイテクAC) 2010. 4.29
11.32 1.9 髙橋萌木子(平成国際大3) 2009. 6. 7
11.35-0.2 兒玉 芽生(福岡大3) 2020. 9.12
11.36 1.8 二瓶 秀子(福島大M2) 2001. 7.14
11.36 0.6 君嶋愛梨沙(土木管理総合) 2022. 6.10
11.39 1.1 坂上 香織(ミキハウス) 2004. 6. 5
11.39 1.1 小島 初佳(ピップフジモト) 2004. 6. 5
11.42 1.7 北風 沙織(北海道ハイテクAC) 2008. 4.29
11.43 2.0 市川 華菜(中京大3) 2011. 4.29
11.43 1.8 土井 杏南(埼玉栄高2埼玉) 2012. 5.13
◇第106回日本選手権(6月9日~12日/大阪・ヤンマースタジアム長居)2日目
オレゴン世界選手権代表選考会を兼ねた日本選手権の2日目に女子100m決勝が行われ、君嶋愛梨沙(土木管理総合)が優勝。日本歴代4位タイとなる11秒36(+0.6)の好記録だった。
「今日は勝ち取ることが目標でした」と君嶋。スタートから加速に乗ると、2連覇中の兒玉芽生(ミズノ)が並びかけようとするも、ややリードしまま終盤へ。最後は上体を突き出して初優勝を決めた。
中学2年だった2009年の全中200mで24秒36の中学記録(当時)を打ち立てている君嶋。山口県から埼玉栄高へ進み、日体大へ。高校以降はなかなか結果を残せず、大学ではボブスレーに挑戦もした。4年目で関東インカレ100mを優勝したものの、全国タイトルとなると中3のジュニア五輪100m以来となる。
大学卒業後は地元・岩国を拠点にし、一人で練習したり、時折100mハードルの福部真子(日本建設工業)らとトレーニングしたり。「たくさんのサポートのお陰」と感謝を口にした。父は米国在住。昨年は米国に住みながら応援してくれていた祖母が他界した。だからこそ、「オレゴン世界選手権に出たい」と思いは強い。
これで出場権を持つ4×100mリレーの代表入りは濃厚。だが、個人でも「10秒台を目指してやっている。まずは11秒2台、1台に入っていきたい」とさらなる高みを目指していく。
◇兒玉は2位「自分の走りができなかった」
3連覇が懸かった兒玉芽生(ミズノ)は11秒40で2位。「自分の走りができなかった」と言い、フィニッシュ手前で「走りのタイミングが崩れてしまった」と振り返る。あらため「勝つのは難しい」と言うが、春先はやや不調だったことを考えると、「ここまで戻せてきた」とも思う一方、「だったら最初からやっておかないと」と自らに言い聞かせていた。
■女子100m日本歴代10傑[2022.6.10時点]
11.21 1.7 福島 千里(北海道ハイテクAC) 2010. 4.29
11.32 1.9 髙橋萌木子(平成国際大3) 2009. 6. 7
11.35-0.2 兒玉 芽生(福岡大3) 2020. 9.12
11.36 1.8 二瓶 秀子(福島大M2) 2001. 7.14
11.36 0.6 君嶋愛梨沙(土木管理総合) 2022. 6.10
11.39 1.1 坂上 香織(ミキハウス) 2004. 6. 5
11.39 1.1 小島 初佳(ピップフジモト) 2004. 6. 5
11.42 1.7 北風 沙織(北海道ハイテクAC) 2008. 4.29
11.43 2.0 市川 華菜(中京大3) 2011. 4.29
11.43 1.8 土井 杏南(埼玉栄高2埼玉) 2012. 5.13 RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
Latest articles 最新の記事
2026.07.29
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第71回「物価高騰による合宿や遠征の費用捻出」
山梨学大陸上競技部元監督の上田誠仁氏による月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 広告の下にコンテンツが続きます 第71回「物価高騰による合宿や遠征の費用捻出 […]
2026.07.29
男子100mはエセメが9秒83でV! 2位ケネディも9秒85のオセアニア新 ハンマー投はカツバーグ、ロジャースが貫禄勝ち/英連邦大会
英国・グラスゴーで英連邦大会(コモンウェルスゲームズ)が7月27日から始まり、2日目の28日に行われた男子100mではE.エセメ(カメルーン)が9秒83(+1.3)のナショナルレコードで優勝した。 エセメは32歳。五輪は […]
2026.07.29
アシックスから安定性と反発性を両立させたランニングシューズ「GT-2000 15」が登場!
アシックスジャパンは7月29日、安定性と反発性を両立させた、弾むような走りを提供するランニングシューズ「GT-2000 15(ジーティー2000 15)」4品番を、8月6日からアシックスオンラインストア、アシックス直営店 […]
2026.07.28
ハイレベル100mHで石原南菜がV2挑戦! バログンは2年連続2冠なるか 両リレーは強豪校ひしめく/インターハイ展望女子トラック
高校アスリートの祭典、全国高校総体(インターハイ)の陸上競技は7月30日~8月5日の7日間、滋賀県彦根市の平和堂HATOスタジアムで行われる。ここでは、エントリーリストや自己タイム(7月28日判明分)を中心に、女子トラッ […]
2026.07.28
100mは今年もハイレベルの様相! 留学生不在の1500mは白熱 110mH・髙城昊紀は悲願のVへ/インターハイ展望男子トラック
高校アスリートの祭典、全国高校総体(インターハイ)の陸上競技は7月30日~8月5日の7日間、滋賀県彦根市の平和堂HATOスタジアムで行われる。ここでは、エントリーリストや自己タイム(7月28日判明分)を中心に、男子トラッ […]
Latest Issue
最新号
2026年8月号 (7月14日発売)
別冊付録 IH観戦ガイド
アジア大会代表一覧