
◇第106回日本選手権(6月9日~12日/大阪・ヤンマースタジアム長居)2日目
オレゴン世界選手権代表選考会を兼ねた日本選手権の2日目に男子100m決勝が行われ、サニブラウン・アブデル・ハキーム(タンブルウィードTC)が10秒08(+1.1)で優勝して世界選手権代表に内定した。
準決勝から記録で拾われるプラス2人目で決勝に進んだ桐生祥秀(日本生命)は10秒27で6位。「プロとして当然走るのは大事ですが、正直、東京五輪を終えてから、10年やってきて次に何を目標にしていいのか」と葛藤があったことを打ち明ける。ギリギリで決勝に進んだことも「初めて」。本当に上位に入りたいのか。自問自答していることが、またモヤモヤを生んだ。
近年はイベント企画など、さまざまな試みをするなかで、どこか競技会を「中から」見るようになっていた。「大人になったと言われることが、本当にいいことなのかどうか」と言う。昔だったら「こんなに冷静に話していなかったと思う。それでいいのか」と自分自身に問いかけるように語る。
ワールドランキングでの世界選手権代表の可能性も残すが、「疲れました。少し休みたい」と桐生。それでも最後は、「やっぱり悔しいのかな。勝ちたいと思えた」とも。日本短距離界を引っ張り続けてきたスプリンター。その存在は、日本陸上界にまだまだ必要だ。
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準決勝から記録で拾われるプラス2人目で決勝に進んだ桐生祥秀(日本生命)は10秒27で6位。「プロとして当然走るのは大事ですが、正直、東京五輪を終えてから、10年やってきて次に何を目標にしていいのか」と葛藤があったことを打ち明ける。ギリギリで決勝に進んだことも「初めて」。本当に上位に入りたいのか。自問自答していることが、またモヤモヤを生んだ。
近年はイベント企画など、さまざまな試みをするなかで、どこか競技会を「中から」見るようになっていた。「大人になったと言われることが、本当にいいことなのかどうか」と言う。昔だったら「こんなに冷静に話していなかったと思う。それでいいのか」と自分自身に問いかけるように語る。
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