日本グランプリシリーズ静岡大会の静岡国際が行われ、女子800mに田中希実(豊田自動織機)が出場した。2日前の木南記念は右太腿の違和感のため棄権。「大事をとって」とのことで、右脚にテープをほどこしていたが「痛みではない」と、元気にスタートラインにたった。
スタート直後は「他の選手と違ってスピードがなく、ガツンと入ると後半までもたない」と後方から徐々に上げていく。残り300m付近で一気に前に出ると、最後は力強いスパートで制した。昨年出した自己記録2分02秒36(日本歴代5位)には届かなかったが、2分03秒10をマーク。「去年と同じくらいのスピードが出ていました。もう少し良いタイムが出ればよかったですが」と及第点を与えた。
2分切りについてのプランには「60秒で入って、59秒で上がる」。今回も後半にペースアップできたことを収穫にしていた。800mは「アジア大会の出場権」を狙っているという。今後は週末のセイコーゴールデングランプリ1500mを経て、「日本代表ではなく個人で海外遠征を経験したい」とダイヤモンドリーグなど海外遠征を視野に入れる。日本選手権は800mと、世界選手権の参加標準記録を突破済みの1500m、5000mにエントリー予定で、「800mで世界を目指せる状況でなければ、残りの2種目に絞るかもしれません」と語った。
◇静岡国際(5月3日/静岡・エコパスタジアム)
日本グランプリシリーズ静岡大会の静岡国際が行われ、女子800mに田中希実(豊田自動織機)が出場した。2日前の木南記念は右太腿の違和感のため棄権。「大事をとって」とのことで、右脚にテープをほどこしていたが「痛みではない」と、元気にスタートラインにたった。
スタート直後は「他の選手と違ってスピードがなく、ガツンと入ると後半までもたない」と後方から徐々に上げていく。残り300m付近で一気に前に出ると、最後は力強いスパートで制した。昨年出した自己記録2分02秒36(日本歴代5位)には届かなかったが、2分03秒10をマーク。「去年と同じくらいのスピードが出ていました。もう少し良いタイムが出ればよかったですが」と及第点を与えた。
2分切りについてのプランには「60秒で入って、59秒で上がる」。今回も後半にペースアップできたことを収穫にしていた。800mは「アジア大会の出場権」を狙っているという。今後は週末のセイコーゴールデングランプリ1500mを経て、「日本代表ではなく個人で海外遠征を経験したい」とダイヤモンドリーグなど海外遠征を視野に入れる。日本選手権は800mと、世界選手権の参加標準記録を突破済みの1500m、5000mにエントリー予定で、「800mで世界を目指せる状況でなければ、残りの2種目に絞るかもしれません」と語った。 RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.08
甲南学園陸上競技部創部100周年式典を開催!中尾恭吾主将「次の100年へつなげたい」
2025.11.08
5000m競歩で山田大智が高校新! 従来の記録を10秒近く更新する19分20秒59
-
2025.11.07
-
2025.11.07
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.02
-
2025.11.02
-
2025.11.03
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.08
甲南学園陸上競技部創部100周年式典を開催!中尾恭吾主将「次の100年へつなげたい」
甲南学園陸上競技部創部100周年記念式典、および記念祝賀会が11月8日、神戸市内のホテルで開催された。 甲南大学、甲南高校・中学校を運営する甲南学園の歴史は1911年の幼稚園創立からスタート。翌年に小学校、1919年に中 […]
2025.11.08
女子5000mで山田桃愛が15分33秒70の自己新 3000mで高3・栃尾佳穂9分11秒48/京都陸協記録会
11月8日、京都市の東寺ハウジングフィールド西京極で第6回京都陸協記録会が行われ、女子5000mでは山田桃愛(しまむら)が15分33秒70の自己新で全体トップとなった。 山田は埼玉県出身の24歳。小学生時代に発症した骨髄 […]
2025.11.08
5000m競歩で山田大智が高校新! 従来の記録を10秒近く更新する19分20秒59
11月8日、兵庫県尼崎市の尼崎市記念公園陸上競技場で第6回尼崎中長距離記録会が行われ、男子5000m競歩で山田大智(西脇工高3兵庫)が19分20秒59の日本高校新記録を樹立した。従来の高校記録は住所大翔(飾磨工高/現・富 […]
2025.11.08
中部・北陸実業団駅伝の区間エントリー発表! 最長4区はトヨタ紡織・西澤侑真、トヨタ自動車・湯浅仁が出場
11月8日、中部実業団連盟と北陸実業団連盟は、ニューイヤー駅伝の予選を兼ねた第65回中部・第55回北陸実業団対抗駅伝(11月9日)の区間エントリーを発表した。 中部では、昨年大会新記録で優勝を果たしたトヨタ紡織が4区(1 […]
2025.11.08
中電工は1区・相葉直紀、6区・北村惇生 中国電力は池田勘汰を6区に起用/中国実業団対抗駅伝
中国実業団連盟は11月8日、第64回中国実業団対抗駅伝(11月9日)の区間エントリーを発表した。 前回大会で3年ぶりの優勝を果たした中電工は、優勝の立役者となった北村惇生を2年連続でエース区間の6区(19km)に登録した […]
Latest Issue
最新号
2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望