男子10000mは東京五輪に出場した伊藤達彦(Honda)が27分42秒68で日本人最上位の2位に入った。
序盤はオレゴン世界選手権参加標準記録(27分28秒00)の突破を目指して、1周64~65秒のペースで展開。しかし、中盤から暑さからか徐々に遅くなっていった。
先頭の5000mは13分53~54秒あたりで通過。終盤に差し掛かると、伊藤が集団の前方でレースを進めた。苦しい表情を浮かべながらも持ち前の粘りを発揮。さらに、1000mを切ったあたり、東京五輪10000mに出場した日本記録保持者の相澤晃(旭化成)も順位を上げて、2人が肩を並べる場面もあった。
残り1周になって、伊藤がスパートして後続を引き離しにかかる。そのままホームストレートに入ったが、追い上げてきたエバンス・ケイタニー(トヨタ紡織)にフィニッシュ直前で逆転され、0.02秒差で2位フィニッシュした。
伊藤は「うれしくないです。参加標準記録を突破を狙っていました。途中から記録が難しくなり5月(7日)の日本選手権10000mのために足を残そうと思っていたけど、相澤君が追い上げてきてついつい負けず嫌いが出てしまいました。それでも、最後に負けてもったいないことをしました。日本選手権は参加標準を切って世界選手権に出て戦いたい」と話していた。

RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.10.20
-
2025.10.19
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/チーム総合(2025年10月18日)
-
2025.10.18
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.10.20
デュプランティス、フルラーニ、オールマンらが候補に!年間最優秀選手フィールド部門のノミネート男女各5名が発表
世界陸連(WA)は10月13日、ワールド・アスレティクス・アワード2025「ワールド・アスリート・オブ・ザ・イヤー」のフィールド種目候補選手を発表した。 陸上競技の年間最優秀選手にあたる「ワールド・アスリート・オブ・ザ・ […]
2025.10.20
ハファシマナがブルンジ勢として4連覇! 女子はアメバウが快勝 世界陸連クロカン・ツアーが開幕/WAクロカンツアー
世界陸連(WA)クロスカントリーツアー・ゴールドの初戦ゾルノツァ国際クロスが10月19日、スペインで開催され、男子(8.7km)はE.ハファシマナ(ブルンジ)が25分50秒、女子(8.7km)はL.アメバウ(エチオピア) […]
2025.10.20
トロイティチが2時間3分30秒の大会新V チェプテゲイが自己新 女子はデスタが2時間17分37秒/アムステルダムマラソン
アムステルダムマラソンが10月19日、オランダで開催され、男子はG.トロイティチ(ケニア)が2時間3分30秒で、女子はA.デスタ(エチオピア)が2時間17分37秒で優勝した。 男子優勝のトロイティチは今年の東京マラソンで […]
2025.10.20
其田健也が2時間8分33秒で16位 中間点まで先頭集団に食らいつく/アムステルダムマラソン
10月19日、オランダでアムステルダムマラソンが行われ、ブダペスト世界選手権代表の其田健也(JR東日本)が2時間8分33秒で16位に入った。 其田はスタートから1km3分を切るペースを刻む先頭集団につけ、5kmを14分3 […]
2025.10.20
U18女子走幅跳・岡林結衣 1年ぶり自己新の6m03で栄冠! 6回目に逆転V/U18・16大会
◇第19回U18・第56回U16大会(10月17~19日/三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場)3日目 U18・U16大会の最終日となる3日目が行われ、U18女子走幅跳では岡林結衣(高知農高1高知)が最終6回目の跳躍で6 […]
Latest Issue
最新号

2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望