2022.02.04
2021年に世界のスポーツの各分野で活躍した個人・団体を称えるローレウス世界スポーツ賞の各部門の候補者がこのほど発表され、スポーツマン・オブ・ザ・イヤー部門に陸上からは男子マラソンのE.キプチョゲ(ケニア)が、スポーツウーマン・オブ・ザ・イヤー部門に女子短距離のE.トンプソン・ヘラー(ジャマイカ)とA.フェリックス(米国)がノミネートされた。
3名はいずれも昨年の東京五輪で活躍した選手。キプチョゲは男子マラソンで金メダルを獲得した。アメリカンフットボールのトム・ブレイディ、サッカーのロベルト・レバンドフスキ、F1のマックス・フェルスタッペン、プロテニスのノバク・ジョコビッチ、競泳のケーレブ・ドレッセルとともにスポーツマン・オブ・ザ・イヤー部門の候補者6名の一人として選ばれている。
女子候補のトンプソン・ヘラーは東京五輪で女子100m、200m、4×100mリレーで金メダルを獲得。特に100mで10秒54、200mで21秒53といずれも世界歴代2位の記録をマークし、昨年は世界陸連(WA)の年間最優秀選手にも選ばれている。フェリックスは東京五輪の400mで銅メダルと、4×400mリレーで金メダルを獲得し、五輪で累計11個のメダル(金7、銀3、銅1)を手にする偉業を達成したことから、ノミネートされた。スポーツウーマン・オブ・ザ・イヤー部門にはこの他、競泳のエマ・マキーオンとケイティ・レデッキー、テニスのアシュリー・バーティ、サッカーのアレクシア・プテラスが候補に挙がっている。
このほか、女子三段跳で15m67の世界新をマークして優勝したY.ロハス(ベネズエラ)と、陸上でインド勢初の金メダルを獲得した男子やり投のN.チョプラがブレイクスルー賞の候補者となっている。
受賞者は、ローレウス世界スポーツアカデミーによる投票を経て4月に発表される。
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