HOME 駅伝、箱根駅伝

2021.12.15

帝京大 「往路優勝、総合3位以内」へ一丸 前回5区区間賞の細谷「上りも下りもトータルで負けない」
帝京大 「往路優勝、総合3位以内」へ一丸 前回5区区間賞の細谷「上りも下りもトータルで負けない」


来年1月2日、3日の第98回箱根駅伝に出場する帝京大の共同記者会見と公開練習が12月15日、帝京大八王子キャンパスで行われた。

記者会見には、中野孝行監督および橋本尚斗主将ら16人のエントリーメンバーと樋口雄平主務が出席。「今年の箱根駅伝は8位で、現4年生が6人走ったが、納得のいく結果ではなかった。自分の任された区間で結果を出すという思いでチームを引っ張ってきた。総合3位以内を絶対にとる」と主将の橋本は意気込んだ。

11月の全日本大学駅伝では13位に終わり、4年ぶりにシード権を失ったが、箱根の目標はブレることなく『往路優勝、総合3位以内』。そのためのレースプランについて、中野監督は「これから考えます」と話した上で、「2週間前からレースを想定した練習に移行して、他の大学の出方を見ながら考えたい。レースはナマモノ、生き物なので、対応できるようにしていきたい」と本番に向けてじっくりと練り上げるつもりだ。

広告の下にコンテンツが続きます

往路でチームに勢いをもたらす走りを誓うのは、3年連続で3区を担い、この区間の日本人最高タイムを持つ遠藤大地(4年)だ。大学で第一線を退くことを決めている遠藤は「最後の箱根駅伝になるので、しっかり出し切って終わりたい。最後も3区を走りたい」と、持ち味の積極果敢なレースを見せるつもりだ。

また、山上りには前回5区区間賞の細谷翔馬(4年)がいるのも大きなアドバンテージだろう。「上りだけでなく、下りもしっかり走れるのが自分の強み。上り、下りを合わせたトータルで負けないようにしたい」と自信を覗かせる。

不振だった全日本の後は、法大との合同20kmタイムトライアルや関東学連10000m記録挑戦会で好記録が続出。箱根のメンバー選考を兼ねた11月30日から12月7日の伊豆大島合宿も、荒天で1日帰寮が早まったが、練習は予定通りこなすことができた。箱根に向けてチームの調子は確実に上向いている。

記者会見では、副主将の平石佑馬や國本尚希らメンバーから外れた4年生が受付などの裏方を担っていた。「4年生の先輩方が良い雰囲気を作ってくださっています」と3年生の樋口主務。正月は選ばれた16人だけでなく、部員57人全員で戦う。

記者会見に先立って、フランスベッド株式会社とのユニフォームロゴスポンサーの契約調印式が行われた。出雲駅伝、全日本大学駅伝に続き、帝京大学の選手たちはフランスベッドのロゴ入りユニフォームを着用し、箱根路に臨む。

来年1月2日、3日の第98回箱根駅伝に出場する帝京大の共同記者会見と公開練習が12月15日、帝京大八王子キャンパスで行われた。 記者会見には、中野孝行監督および橋本尚斗主将ら16人のエントリーメンバーと樋口雄平主務が出席。「今年の箱根駅伝は8位で、現4年生が6人走ったが、納得のいく結果ではなかった。自分の任された区間で結果を出すという思いでチームを引っ張ってきた。総合3位以内を絶対にとる」と主将の橋本は意気込んだ。 11月の全日本大学駅伝では13位に終わり、4年ぶりにシード権を失ったが、箱根の目標はブレることなく『往路優勝、総合3位以内』。そのためのレースプランについて、中野監督は「これから考えます」と話した上で、「2週間前からレースを想定した練習に移行して、他の大学の出方を見ながら考えたい。レースはナマモノ、生き物なので、対応できるようにしていきたい」と本番に向けてじっくりと練り上げるつもりだ。 往路でチームに勢いをもたらす走りを誓うのは、3年連続で3区を担い、この区間の日本人最高タイムを持つ遠藤大地(4年)だ。大学で第一線を退くことを決めている遠藤は「最後の箱根駅伝になるので、しっかり出し切って終わりたい。最後も3区を走りたい」と、持ち味の積極果敢なレースを見せるつもりだ。 また、山上りには前回5区区間賞の細谷翔馬(4年)がいるのも大きなアドバンテージだろう。「上りだけでなく、下りもしっかり走れるのが自分の強み。上り、下りを合わせたトータルで負けないようにしたい」と自信を覗かせる。 不振だった全日本の後は、法大との合同20kmタイムトライアルや関東学連10000m記録挑戦会で好記録が続出。箱根のメンバー選考を兼ねた11月30日から12月7日の伊豆大島合宿も、荒天で1日帰寮が早まったが、練習は予定通りこなすことができた。箱根に向けてチームの調子は確実に上向いている。 記者会見では、副主将の平石佑馬や國本尚希らメンバーから外れた4年生が受付などの裏方を担っていた。「4年生の先輩方が良い雰囲気を作ってくださっています」と3年生の樋口主務。正月は選ばれた16人だけでなく、部員57人全員で戦う。 記者会見に先立って、フランスベッド株式会社とのユニフォームロゴスポンサーの契約調印式が行われた。出雲駅伝、全日本大学駅伝に続き、帝京大学の選手たちはフランスベッドのロゴ入りユニフォームを着用し、箱根路に臨む。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.15

仙台育英高・長森結愛が3000m高1歴代2位の9分04秒77! 米澤奈々香 4年ぶり自己新の5000m15分26秒64/日体大長距離競技会

11月15日、神奈川横浜市の日体大健志台陸上競技場で第324回日体大長距離競技会兼第18回NITTAIDAII Challenge Gamesが行われ、NCG女子3000mでは高校1年生の長森結愛(仙台育英高・宮城)が留 […]

NEWS 好調の楠岡由浩が1万m27分52秒09 帝京大初27分台! 高1のビリスが27分33秒99のU18世界歴代5位/日体大長距離競技会

2025.11.15

好調の楠岡由浩が1万m27分52秒09 帝京大初27分台! 高1のビリスが27分33秒99のU18世界歴代5位/日体大長距離競技会

11月15日、神奈川横浜市の日体大健志台陸上競技場で第324回日体大長距離競技会兼第18回NITTAIDAII Challenge Gamesが行われ、NCG男子10000mでは楠岡由浩(帝京大)が27分52秒09の自己 […]

NEWS 男子は宮崎日大が大会初V 飯塚が初全国 女子は神村学園がV9!北九州市立、鹿児島も都大路決める/全九州高校駅伝

2025.11.15

男子は宮崎日大が大会初V 飯塚が初全国 女子は神村学園がV9!北九州市立、鹿児島も都大路決める/全九州高校駅伝

全九州高校駅伝が11月15日、福岡県嘉麻市の嘉穂総合運動公園周辺コースで開催され、男子(7区間42.195km)は宮崎日大(宮崎)が2時間6分02秒で初優勝を飾った。女子(5区間21.0975km)は神村学園(鹿児島)が […]

NEWS レジェンド・金丸祐三さん、塚原直貴さんが参加! サニブラウンとともに陸上教室講師として/RIKUJOフェスティバル

2025.11.15

レジェンド・金丸祐三さん、塚原直貴さんが参加! サニブラウンとともに陸上教室講師として/RIKUJOフェスティバル

11月15日、日本陸連はRIKUJOフェスティバル(11月29日/東京・国立競技場)で実施する「RIKUJOスクール(子ども向け陸上教室)」の講師に、東京世界選手権代表のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)とともに、 […]

NEWS 関大が56年ぶりV! 6区・嶋田匠海の区間新で逆転 2位関学大、3位大経大 オープン参加の青学大も好走/丹後大学駅伝

2025.11.15

関大が56年ぶりV! 6区・嶋田匠海の区間新で逆転 2位関学大、3位大経大 オープン参加の青学大も好走/丹後大学駅伝

◇丹後大学駅伝/第87回関西学生駅伝(11月15日/京都・宮津市民体育館~京丹後はごろも競技場着8区間74.7km) 11月15日、関西学生駅伝が行われ、関大が3時間45分55秒で56年ぶり12回目の優勝を飾った。 関大 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top