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【ASICS×専修大学】専修大学が激戦を勝ち抜いた理由 パフォーマンスを後押しした「METASPEED」/PR


正月に向けてトレーニングに励む専修大学の国増治貴、佐々木詩音、小島光佑、水谷勇登、野下稜平(左から)

 来年正月に開催される大学駅伝の予選会。専修大学は前評判を覆し、総合9位で本戦出場を決めた。その重要なレースで専修大学は12人中5人がアシックスの厚底レーシングシューズ「METASPEED Sky(メタスピード スカイ)」を履いていた。
 昨今の長距離界は『シューズが勝敗を分ける』と言っても過言ではない状況になりつつある。では、この大一番で専修大学がメタスピード スカイを選んだのはなぜなのか。そこに至るまでの準備や当日の様子をインタビューし、メタスピード スカイがどのようにパフォーマンスを後押ししたのかを探った。

「力の差はなかった」14人
充実の戦力で前評判を覆す

「今年が勝負の年だと思っていました。昨年は10位通過でしたが、ジャンプアップできたことは良かったと思います」

 そう激戦を振り返ったのは、専修大学で主将を務める3年生の国増治貴。新春へのキップを懸けて10月下旬にハーフマラソンで行われた大学駅伝の予選会で、専修大学は前評判を覆して総合9位に食い込んだ。

 チーム上位10人の平均タイムでは出場校中5000mが16位、10000mは17位。上位10校しか通過できないことから専修大学は苦戦が予想されていたが、ふたを開けてみると各選手が堂々たる走りで2大会連続70回目の本戦出場を決めた。

「スピード練習や距離走の質は昨年よりも上がりましたし、ジョグでも距離やコースを指定したり、朝練習の時は寮の前にある上り坂を走る距離をさらに延ばすようにしたりと、スピードとスタミナの質を上げてきました。昨年はAチームが行っていた練習を今はBチームがこなすほどレベルが上がっています」と国増は手応えを口にする。

 この予選会を「本戦よりもプレッシャーがかかる」と語る指導者もいるが、「終始安心して見ていられた」と言ったのが長谷川淳監督だ。

「今年はエントリー選手14名に大きな力の差はなかったので、風や天候も考慮して直前まで走らせる12名を検討しました。事前に出させた目標タイムを見ても選手たちが手応えを感じているのがわかりましたし、レースでも指示通り走れていたので、『これは大丈夫だな』と感じていました」

試練の前半戦を経て夏合宿で急上昇

 シーズン前半は決して順調とは言えなかった。春先は主力に故障者が続出し、6月の全日本大学駅伝選考会では20チーム中18位に終わった。「本当はトラックでも戦えるチームを作りたかったのですが、経験の場と切り替えました」(長谷川監督)と雌伏の時を過ごした。

 そんなチーム状況が好転し始めたのは夏合宿から。スケジュールを例年よりも細切れにし、トータルの日数は同じでも休養期間を挟むことで故障のリスクを減らした。副主将の佐々木詩音(4年)は「今年は故障せず走り込めました。4年生として後輩に背中を見せていこうと、全体練習も引っ張ることができたと思います」と充実ぶりに胸を張る。

 練習の質も「昨年を超えるイメージを常に持ってやってきましたが、そこがしっかり噛み合ってきました」と長谷川監督。調整が難しくなることからあえて記録会などへの出場は控えさせ、トラック、ロードともにチーム内でトライアルを実施し、前年を上回るタイムを出させてきた。そうすることで選手たちにも自信が生まれ、良い状態で予選会に臨めるようになったという。

2年連続で専修大学を正月の駅伝に導いた長谷川淳監督

 9月に股関節を故障して1ヵ月ほど別メニューとなった水谷勇登(2年)も「夏はしっかり練習できて調子も良かったので、そこまで不安はなかった」と、予選会は1時間4分26秒でチーム内3番目にフィニッシュした。「秋の目標は10000m28分台。正月は1区を最低でも区間10位以内で走りたい」とさらに高いステージを見据えている。

12人中5人が「METASPEED Sky」を選択

 2年連続で正月への挑戦権を得た専修大学。予選会を見据えた入念な準備が前評判を覆したと言えそうだが、他にも要因はあるかもしれない。

 今回、専修大学の12人中5人が履いていたシューズはアシックスの厚底レーシングシューズ「METASPEED Sky(メタスピード スカイ)」。「FF BLAST TURBO(エフエフ ブラスト ターボ)」と呼ばれるアシックスの軽量ミッドソールフォーム材の中で最も優れた反発性を持つ新素材に、フルレングスカーボンプレートを内蔵したソールを持つ、優れたクッション性と反発性を兼ね備えたエリートランナー向けモデルだ。

 予選会でメタスピード スカイを履いた水谷は「一定のペースで押していけるシューズで、今回のようにハーフマラソンの距離に適していると思います。昨年は別のブランドのシューズで走って10㎞で脚が動かなくなってしまったのですが、今年は力が残っている感覚がありました」と、メタスピード スカイの性能を高評価。ハーフ初挑戦ながら1時間4分34秒で水谷に次ぐチーム内4位を占めた野下稜平(2年)も「1㎞3分ペースでレースを進めながら、後半までゆとりを持てたと感じます」と話す。野下は10㎞から15㎞までを15分08秒とその前の5㎞よりも5秒ペースを上げており、「上げた意識はありませんでしたが、後半も脚が残っていました」と振り返る。

 メタスピード スカイを着用した選手はそろって1㎞3分前後での走行に好感触を抱いており、今後の大会でも快走を後押ししてくれる勝負シューズとなりそうだ。

専修大学の選手はアシックスの厚底レーシングシューズ「METASPEED Sky」を愛用する。左から国増、小島、佐々木、水谷、野下

「着地がブレにくいところが合っている」
扱いやすい厚底レーシングシューズ

 メタスピード スカイは本来トップランナー向けのレーシングシューズだが、専修大学の選手たちはその特長を生かして練習でも活用している。「シューズ選びで大事にしているのはフィット感と足首の安定性」と話す国増は昔からのアシックスユーザー。5月下旬からはメタスピード スカイを練習でも履くようになった。

「最初はスピード練習で使いましたが、ポイント練習後のダメージが少ないと実感できたので、夏合宿では距離走でも使用しました。練習のつなぎがスムーズになったのが大きいと思います」

 専修大学では8月頃からメタスピード スカイを履く選手が急増。今では「15人程度」(国増)がメタスピード スカイを選んでいるという。

 今回の予選会を走った佐々木と小島光佑(3年)も同様だ。

「夏合宿の途中からメタスピード スカイを履いてからはほとんどのポイント練習で使用しました。同じスピードで走ってもそれまでよりも余裕が生まれ、良い感覚で走れるので愛用しています」(佐々木)

「1㎞3分30秒より速い設定の練習で使っていますが、着地でブレにくいところが合っていると感じます。それと、予選会では序盤を抑えすぎて遅い集団に入ってしまったのですが、そういう中でもスピードをコントロールしやすく、脚が詰まったりしてもとっさの判断ができました」(小島)

「3分30秒ペースだと余裕がありすぎる」と水谷が言うように、メタスピード スカイを練習で使用すると速く走れすぎてしまうため、専修大学では『脚作り』を目的に、あえてメタスピード スカイの使用を控える期間を設けたりもしたという。ただし、それはあくまでも目的に応じた使い分けの話であって、適切に選択することでトレーニングを進める上での助けにもなっている。

「厚底をうまく使うことでフォームが良くなったり、調子が悪い時でもある程度走れるといったプラスの面もあります。ウチは元々アシックスを履いている選手が多く、このメタスピード スカイだと地面をとらえやすいとか、扱いやすいという声を聞いていますし、リズムで走るウチの選手たちには合っているように感じます」と長谷川監督。「練習内容も昨年より良かったですし、選手がメタスピード スカイにポジティブな印象を持っていて、迷いなく使っています。予選会で履くことについても早い段階から『このシューズで行く』と決めている選手が多かったです」とチーム内で信頼を集めているようだ。

 なお、ペースがそれほど速くない距離走ではメタスピード スカイの代わりに「MAGIC SPEED(マジックスピード)」を履く選手が多いという。こちらはマラソンでサブ3(3時間切り)ランナーのレース&練習用として位置づけられているシューズだ。

「METASPEED Sky(左)」と「METASPEED Edge(メタスピード エッジ)」

メタスピードシリーズのスペック比較

  METASPEED Sky METASPEED Edge
ランナータイプ ストライド型 ピッチ型
ミッドソールの厚さ 最大33mm 最大29mm
ドロップ
(前足部とかかとの高低差)
5mm 8mm
前足部のカーブ構造 シャープ マイルド
重量 約199g 約188g
税込価格 27,500円 27,500円

※Men’s27.0cmでの比較

ピッチ型ランナーからも高評価
クッション性と安定性を両立

 今回の予選会では専修大学のほかにも通過校では山梨学院大学で3人、中央学院大学でも2人がメタスピード スカイを着用していた。ミッドソールの厚さがかかとで33㎜あり、高いクッション性と反発性を持つことから、従来のシューズよりも1㎞あたり「3秒から5秒タイムが上がる感覚がある」というのがメタスピード スカイを履いた選手たちの感想だ。それでいて片足約199g(27.0㎝の場合)と軽いため、野下は「ハーフマラソンなら2~3分は変わってくるのでは」とも話す。

 アシックスは姉妹品の「METASPEED Edge(メタスピード エッジ)」とともにメタスピードシリーズを「ストライドを伸ばすシューズ」というコンセプトで開発した。メタスピード スカイはストライド型、メタスピード エッジはピッチ型のランナーに合う設計となっているが、実際には自らをピッチ型と分析しながらもメタスピード スカイを愛用している選手が多い。

「ピッチ走法でもストライドを伸ばす感じがマッチしていると思います」(国増)

「自分の走りはピッチ型だと思っていますが、それでもメタスピード スカイがしっくりくるように感じます」(野下)

「僕もややピッチ気味だと思いますが、シューズで走りが左右される感じはありません。『後半が動かない』と感じているランナーには合うんじゃないかと思います」(水谷)

 厚底レーシングシューズが長距離界に登場してから5年。各社がさまざまなモデルを発売している中で、専修大学ではメタスピード スカイが選ばれた。

「シューズから反発をもらえるのはうれしいですが、柔らかすぎるのも困る。メタスピードスカイはそれを感じさせないのが一番良い点だと思います」(小島)

「足首のグラつきが少なくて、後半のダメージが違うので履きこなしやすいです」(佐々木)

 2年連続で正月の大学駅伝に挑む専修大学。メタスピード スカイはその多くの足元を支えることになりそうだ。

Athlete’s Voice

佐々木詩音(4年)
「後半もしっかり動かせて粘りやすいイメージです。足に合っていることも自信につながっていますし、脚への負担が少なく、次の練習への移行もスムーズです」

国増治貴(3年)
「最初はスピード練習で使っていましたが、夏は距離走の時にも履きました。一番のメリットは脚へのダメージが少ないこと。安定感があり、自然とストライドが伸びる感じがします」

小島光佑(3年)
「夏合宿から履き始めましたが、クッション性がありながらブレにくい。足にフィットしやすく、スピード練習や設定の速いロード走など、あらゆる練習でも使いやすいです」

野下稜平(2年)
「安定した接地ができることが一番。ポイント練習では毎回使っています。1㎞3分ちょっとのペースで押していてもゆとりを感じられるシューズです」

水谷勇登(2年)
「練習では1㎞3分前後のペース走やインターバルなどで使用しています。反発の強さが自分の走りと合っていて、両脚がバランスよく出せる感覚が気に入ってます」

※個人の感想です

文/田中 葵
写真/船越陽一郎

※この記事は『月刊陸上競技』2021年12月号に掲載しています

<関連リンク>
「METASPEED」特設ページ(アシックス公式サイト)

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