2021.10.31

◇千葉県高校駅伝(10月30日/千葉県総合スポーツセンター東総運動場折り返しコース)
男子(7区間42.195km)は八千代松陰がコース新の2時間5分25秒で制し、4年連続14回目の全国切符を獲得。2時間6分18秒で2位だった市船橋もコース新だった。女子(5区間21.0975km)は日体大柏が1時間11分05秒で4年ぶり4回目の都大路出場を決めた。
1、2年生で臨んだ八千代松陰が前半から主導権を握って強さを見せた。1区(10km)を務めたインターハイ5000m9位の綾一輝(2年)は、ライバル・市船橋のエースで、インターハイ5000m10位の緒方澪那斗(3年)と激突。2人は序盤から鍔迫り合いを繰り広げたが、綾が残り2kmを切って抜け出し、29分07秒で首位中継した。
「タイムよりも順位を意識していたので1位でタスキを渡せたことが良かったです」と綾は話していたが、学校の先輩でもある羽生拓矢(現・トヨタ紡織)が2015年にマークした現行コース最速記録(29分18秒)を11秒更新。緒方も29分15秒と羽生のタイムを上回った。
さらに、3区(8.1075km)を務めた工藤慎作(2年)も快走。「しっかり押していく走りができました」。23分47秒で駆け抜け、コースこそ違うものの、1989年に渡辺康幸(市船橋/現・住友電工監督)が出した区間記録(23分57秒)を32年ぶりに塗り替えた。
2区終了時で10秒だった2位・市船橋との差は1分19秒まで拡大。4区以降も盤石なレース運びで、同校が持つコース記録(2時間6分35秒/15年)を6年ぶりに更新して4年連続13回目の優勝を飾った。
大塚正人監督は「3区で抜け出して、想定よりもリードすることができました。全国大会では今回故障などで外れた3年生も含めてチームをもう一度作って、2時間2分台から3分台前半で走りたいです」と話していた。
女子の日体大柏は1区(6km)高橋葵主将(3年)の快走でレースを有利に進めた。2kmあたりで抜け出し、19分50秒で区間賞を獲得。前回まで3連覇の成田に49秒のリードを奪った。「差をどれだけ広げるかが大事だと思っていました。いい走りができたと思います」
2区以降も後続との差を広げ、アンカーの安藤悠乃(2年)は4年ぶり3回目となる歓喜の優勝フィニッシュ。終わってみれば、全区間区間賞で2位に2分12秒差をつけた。前回まで2年連続2位に終わっていただけに、高橋は「ここまできつい練習もがんばって積んできたので、都大路に行けるのはうれしいです」と笑顔を見せた。
男子に加えて、昨年秋から女子も指導する原田正彦監督は「1区から流れを作るつもりでした。後半区間もリズム良く最後まで走れたと思います。全国大会は甘くありませんが、千葉の代表としてチャレンジしたいです」と語った。
◇千葉県高校駅伝(10月30日/千葉県総合スポーツセンター東総運動場折り返しコース)
男子(7区間42.195km)は八千代松陰がコース新の2時間5分25秒で制し、4年連続14回目の全国切符を獲得。2時間6分18秒で2位だった市船橋もコース新だった。女子(5区間21.0975km)は日体大柏が1時間11分05秒で4年ぶり4回目の都大路出場を決めた。
1、2年生で臨んだ八千代松陰が前半から主導権を握って強さを見せた。1区(10km)を務めたインターハイ5000m9位の綾一輝(2年)は、ライバル・市船橋のエースで、インターハイ5000m10位の緒方澪那斗(3年)と激突。2人は序盤から鍔迫り合いを繰り広げたが、綾が残り2kmを切って抜け出し、29分07秒で首位中継した。
「タイムよりも順位を意識していたので1位でタスキを渡せたことが良かったです」と綾は話していたが、学校の先輩でもある羽生拓矢(現・トヨタ紡織)が2015年にマークした現行コース最速記録(29分18秒)を11秒更新。緒方も29分15秒と羽生のタイムを上回った。
さらに、3区(8.1075km)を務めた工藤慎作(2年)も快走。「しっかり押していく走りができました」。23分47秒で駆け抜け、コースこそ違うものの、1989年に渡辺康幸(市船橋/現・住友電工監督)が出した区間記録(23分57秒)を32年ぶりに塗り替えた。
2区終了時で10秒だった2位・市船橋との差は1分19秒まで拡大。4区以降も盤石なレース運びで、同校が持つコース記録(2時間6分35秒/15年)を6年ぶりに更新して4年連続13回目の優勝を飾った。
大塚正人監督は「3区で抜け出して、想定よりもリードすることができました。全国大会では今回故障などで外れた3年生も含めてチームをもう一度作って、2時間2分台から3分台前半で走りたいです」と話していた。
女子の日体大柏は1区(6km)高橋葵主将(3年)の快走でレースを有利に進めた。2kmあたりで抜け出し、19分50秒で区間賞を獲得。前回まで3連覇の成田に49秒のリードを奪った。「差をどれだけ広げるかが大事だと思っていました。いい走りができたと思います」
2区以降も後続との差を広げ、アンカーの安藤悠乃(2年)は4年ぶり3回目となる歓喜の優勝フィニッシュ。終わってみれば、全区間区間賞で2位に2分12秒差をつけた。前回まで2年連続2位に終わっていただけに、高橋は「ここまできつい練習もがんばって積んできたので、都大路に行けるのはうれしいです」と笑顔を見せた。
男子に加えて、昨年秋から女子も指導する原田正彦監督は「1区から流れを作るつもりでした。後半区間もリズム良く最後まで走れたと思います。全国大会は甘くありませんが、千葉の代表としてチャレンジしたいです」と語った。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.11.17
-
2025.11.16
-
2025.11.16
-
2025.11.14
-
2025.11.13
-
2025.11.15
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.17
クイーンズ駅伝「クマ対応」出没時間によって開催・中止を本部で決定 広瀬川沿い、1区の松島町、利府町内を警戒
一般社団法人日本実業団陸上競技連合は11月17日、全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城/11月23日)における「クマ対応」を発表した。 頻発するクマによる被害を鑑みての対応。松島町の文化交流館前のスタート地点 […]
2025.11.17
長谷川体育施設が日本陸連のオフィシャルサポーティングカンパニーに “協働”と“共創”目指す
日本陸連は11月17日、新たな協賛企業として、スポーツ施設総合建設業の長谷川体育施設(本社・東京都世田谷区/仁ノ平俊和社長)が決定したと発表した。11月からの契約で、カテゴリーとしては「オフィシャルサポーティングカンパニ […]
2025.11.17
男子は東京世界陸上5000m11位のキプサング、女子はアメバウが制覇 そろってツアー2勝目/WAクロカンツアー
世界陸連(WA)クロスカントリーツアー・ゴールドの第4戦「クロス・インターナショナル・デ・ソリア」が11月16日、スペイン北部のソリアで開催され、男子(8km)はM.キプサング(ケニア)が23分10秒で優勝した。 キプサ […]
2025.11.17
女子砲丸投・鞏立姣が現役引退 世界選手権2連覇含む8大会連続メダル獲得
女子砲丸投の五輪・世界選手権金メダリストの鞏立姣(中国)が現役を引退することがわかった。 鞏立姣は東京五輪で金メダルを獲得している36歳。世界選手権では2017年ロンドン、19年ドーハ大会で2連覇している。 18歳で初出 […]
2025.11.16
佐久長聖2時間4分57秒で27連覇 長野東1時間8分10秒でV17 地区代表は2年連続で長野日大&新潟一/北信越高校駅伝
北信越高校駅伝が11月16日、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムを発着とする駅伝周回コースで行われ、男子(7区間42.195Km)は佐久長聖(長野)が2時間4分57秒で27連覇を決めた。女子(5区間21.0975Km) […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025