HOME ニュース、国内

2021.09.27

富士通が総合優勝!澤野ら引退に花添える MVPは110mH金井、女子・萩谷/全日本実業団
富士通が総合優勝!澤野ら引退に花添える MVPは110mH金井、女子・萩谷/全日本実業団


◇全日本実業団対抗(9月24~26日/大阪・ヤンマースタジアム長居)

第69回全日本実業団対抗が3日間にわたって開催。男子総合優勝、団体総合優勝には富士通が輝いた。富士通は男子4×100m、4×400mの両リレーを制したほか、400mハードルでは豊田将樹、岸本鷹幸でワンツーを取るなど随所で強さを見せた。女子総合優勝は七十七銀行。東京五輪代表の青木益未が100mと100mハードルの2冠を達成した。

男子最優秀選手には110mハードルを大会新となる13秒48(+1.1)で制した金井大旺(ミズノ)、女子最優秀は5000mで日本歴代4位の14分59秒36をマークして日本人トップの4位、1500mでも4分11秒34(日本歴代9位)で日本人トップの2位に入った萩谷楓(エディオン)が選ばれた。

オリンピックイヤーということもあり、多くのトップ選手が現役生活に別れを告げる大会に。総合優勝の富士通は、棒高跳のレジェンド・澤野大地が引退。最後は5m20で7位タイだった。ロンドン、リオと2大会で五輪代表となった高瀬慧は優勝した両リレーで貢献。他にも短距離の長田拓也、橋元晃志、走幅跳の嶺村鴻汰、男子競歩は森岡紘一朗(富士通)が現役生活に別れを告げ、総合優勝で花を添えた。

MVPに選ばれた110mハードルの金井も今季限りで現役を引退して今後は歯科医となるべく医学の道へ。同種目で法大の先輩・矢澤航(デサントTC)もトラックを去る。女子短距離からは市川華菜、和田麻希のミズノ勢が現役引退。競歩の小林快(新潟アルビレックスRC)が現役を退いた。また、男子やり投で09年ベルリン世界選手権銅メダリストの村上幸史(テック)も今大会で選手生活にピリオドを打っている。

彼らが築いてきた日本陸上界のレガシーは、脈々と後輩たちへと受け継がれていくことだろう。

◇全日本実業団対抗(9月24~26日/大阪・ヤンマースタジアム長居) 第69回全日本実業団対抗が3日間にわたって開催。男子総合優勝、団体総合優勝には富士通が輝いた。富士通は男子4×100m、4×400mの両リレーを制したほか、400mハードルでは豊田将樹、岸本鷹幸でワンツーを取るなど随所で強さを見せた。女子総合優勝は七十七銀行。東京五輪代表の青木益未が100mと100mハードルの2冠を達成した。 男子最優秀選手には110mハードルを大会新となる13秒48(+1.1)で制した金井大旺(ミズノ)、女子最優秀は5000mで日本歴代4位の14分59秒36をマークして日本人トップの4位、1500mでも4分11秒34(日本歴代9位)で日本人トップの2位に入った萩谷楓(エディオン)が選ばれた。 オリンピックイヤーということもあり、多くのトップ選手が現役生活に別れを告げる大会に。総合優勝の富士通は、棒高跳のレジェンド・澤野大地が引退。最後は5m20で7位タイだった。ロンドン、リオと2大会で五輪代表となった高瀬慧は優勝した両リレーで貢献。他にも短距離の長田拓也、橋元晃志、走幅跳の嶺村鴻汰、男子競歩は森岡紘一朗(富士通)が現役生活に別れを告げ、総合優勝で花を添えた。 MVPに選ばれた110mハードルの金井も今季限りで現役を引退して今後は歯科医となるべく医学の道へ。同種目で法大の先輩・矢澤航(デサントTC)もトラックを去る。女子短距離からは市川華菜、和田麻希のミズノ勢が現役引退。競歩の小林快(新潟アルビレックスRC)が現役を退いた。また、男子やり投で09年ベルリン世界選手権銅メダリストの村上幸史(テック)も今大会で選手生活にピリオドを打っている。 彼らが築いてきた日本陸上界のレガシーは、脈々と後輩たちへと受け継がれていくことだろう。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.30

水戸招待のエントリー発表! 棒高跳に柄澤智哉、山本聖途、諸田実咲ら男女トップ集結 戸邉直人、城山正太郎も出場予定

5月5日に行われる日本グランプリシリーズ第7戦「2025水戸招待陸上」のエントリー選手が発表された。男子棒高跳には東京五輪代表の山本聖途(トヨタ自動車)、江島雅紀(富士通)や世界選手権代表経験のある柄澤智哉(東京陸協)ら […]

NEWS 【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

2025.04.30

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」 昨年は記念大会となる第100回箱根駅伝が開催され […]

NEWS 【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦

2025.04.30

【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦

FOCUS! 高校生INTERVIEW 山田大智 Yamada Daichi 西脇工高3兵庫 2025年シーズンが本格的に始まり、高校陸上界では記録会、競技会が次々と開かれています。その中で好記録も生まれており、男子50 […]

NEWS 5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場

2025.04.30

5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場

5月3日に行われる静岡国際のエントリーリストが更新され、現時点で欠場届を提出した選手が判明した。 男子100mはパリ五輪代表の坂井隆一郎(大阪ガス)が欠場。坂井は4月13日の出雲陸上で脚を痛め、29日の織田記念の出場も見 […]

NEWS 26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得

2025.04.30

26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得

世界陸連(WA)は4月29日、2026年に新設する「世界陸上アルティメット選手権」の大会500日前を受け、昨年のパリ五輪の金メダリストに出場資格を与えることを発表した。女子やり投で金メダルを獲得した北口榛花(JAL)も含 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top