全日本実業団対抗(9月24~26日/大阪・ヤンマースタジアム長居)2日目
全日本実業団対抗の2日目に行われた女子400mは、青山聖佳(大阪成蹊AC)が52秒60の大会新で連覇を飾った。予選(53秒33)は200m、300mの通過が「理想的」だったが「前半、頑張ったことでリズムが速くなった」と青山。その反省を生かして決勝に臨んだという。タイムこそ落としたが、「決勝の力感で予選の通過タイムで走れれば」と手応えをつかむレースとなった。
4×100mリレーが東京五輪に出場したが、マイルリレーでは日本選手権ぎりぎりまでチャレンジを続けながら出場ならず。「個々の力が足りないと話し合いました。リレーのエースになりきれなかったので、日本記録(51秒75)を更新して、個人で世界大会に出られるようになっていきたい」と決意を新たにしていた。
2位に入った松本奈菜子(東邦銀行)は、予選で53秒22、決勝では日本歴代6位となる53秒03と2本続けて自己ベストを更新した。「予選から自己ベスト更新ができたので、決勝は52秒台を目指していたので少し悔しいです」。日本選手権以降も「スピードを磨いてきた」というが、「前半、後半とつなげられるように(スピードをレースに)落とし込んでいきたい」と課題が見つかった。東京五輪の女子4継を見て「刺激と勇気をもらった」と松本。「力を借りてマイルもパリ五輪を目指していきたい」と語る。
ともに高校時代から日本代表を経験し、苦しい時期を過ごしながら切磋琢磨して乗り越えてきた。女子ロングスプリントを牽引する存在として、新たな歴史を切り開いていくつもりだ。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.11.26
-
2025.11.26
-
2025.11.25
-
2025.11.20
-
2025.11.20
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.26
熊本信愛女学院高の元監督・山口和也さん死去 五輪1万m7位・川上優子さん、世界陸上マラソン4位・飛瀬貴子さんらを指導
熊本信愛女学院高(熊本)の元陸上競技部監督で、長年多くのランナーを育てた山口和也さんが11月23日、病気のため亡くなった。71歳。 1980年に同校に赴任した山口さん。当時の日本女子長距離は黎明期であったが、山口さんは高 […]
2025.11.26
世界クロカンU20代表選考会エントリー確定 インターハイ&国スポV新妻遼己や本田桜二郎ら 女子は細見芽生、真柴愛里
日本陸連は11月26日、第46回世界クロスカントリー選手権(2026年1月10日/米国・タラハシー)の男女U20日本代表代表選考会(11月30日/京都)の確定エントリーリストを発表した。 男子は当初エントリーしていた24 […]
2025.11.26
パリ五輪4×400mR金のウィルソンが地元のメリーランド大に進学決定
男子短距離のQ.ウィルソン(米国)がメリーランド大へ入学することが発表された。 ウィルソンは2008年生まれの17歳。23年ごろから400mで頭角を現し、同年の米国室内選手権で優勝するなど注目を浴びた。今年6月には400 […]
2025.11.26
男子3000m障害・ジャガーが現役引退 リオ五輪銀、ロンドン世界陸上銅など活躍 「別れの時が来た」
2016年リオ五輪の男子3000m障害で銀メダルに輝いたE.ジャガー(米国)が引退を表明した。 ジャガーは35歳。ジュニア時代には中長距離でU20世界選手権1500m7位などの成績を収め、シニアでは3000m障害で世界的 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025