HOME 東京五輪、日本代表、五輪
北口榛花 女子やり投57年ぶり決勝も脇腹痛で本来の投げできず「強くなって戻ってきます」
北口榛花 女子やり投57年ぶり決勝も脇腹痛で本来の投げできず「強くなって戻ってきます」


写真/時事
◇東京五輪(7月30日~8月8日/国立競技場)陸上競技8日目

陸上競技8日目イブニングセッション、女子やり投決勝に57年ぶりに進んだ北口榛花(JAL)が登場した。

広告の下にコンテンツが続きます

予選1回目で62m06を投げていた北口。だが、決勝では1回目53m45と明らかに本来の投げができず。2回目も飛距離がでずにファウルとし、3回目に55m42を投げて終戦。12位だった。

「予選の時からいろんなところが痛くて、でも、コーチとドクターにしか言えず、両親にも黙っていて……」と涙。左脇腹など、「あっちが痛い、こっちが痛い」状態だったという。痛み止めを飲んで「だましだまし」で、予選後は走ることもできないほど。それでも地元開催となる五輪の決勝のピットに立ったのは意地だった。

アクシデントに泣いたが、この種目で立派な57年ぶり決勝。「自分が歴史を変えることで、自分の未来も変わると思っていました。もう少し変えたかったです」

トレードマークの笑顔は次までおあずけ。

広告の下にコンテンツが続きます

「もっと強くなって帰ってきます」

北口榛花が女子投てきの歴史を動かす日は、必ず来る。

写真/時事 ◇東京五輪(7月30日~8月8日/国立競技場)陸上競技8日目 陸上競技8日目イブニングセッション、女子やり投決勝に57年ぶりに進んだ北口榛花(JAL)が登場した。 予選1回目で62m06を投げていた北口。だが、決勝では1回目53m45と明らかに本来の投げができず。2回目も飛距離がでずにファウルとし、3回目に55m42を投げて終戦。12位だった。 「予選の時からいろんなところが痛くて、でも、コーチとドクターにしか言えず、両親にも黙っていて……」と涙。左脇腹など、「あっちが痛い、こっちが痛い」状態だったという。痛み止めを飲んで「だましだまし」で、予選後は走ることもできないほど。それでも地元開催となる五輪の決勝のピットに立ったのは意地だった。 アクシデントに泣いたが、この種目で立派な57年ぶり決勝。「自分が歴史を変えることで、自分の未来も変わると思っていました。もう少し変えたかったです」 トレードマークの笑顔は次までおあずけ。 「もっと強くなって帰ってきます」 北口榛花が女子投てきの歴史を動かす日は、必ず来る。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.06.30

【高校生FOCUS】男子棒高跳・井上直哉(阿南光高)「全国3冠取りたい」と意気込むボウルターは柔道黒帯

FOCUS! 高校生INTERVIEW 井上直哉 Inoue Naoya 阿南光高3徳島 注目の高校アスリートに焦点を当てる高校生FOCUS。今回はインターハイ徳島県大会男子棒高跳で5m21の県高校新記録をマークし、続く […]

NEWS 【学生長距離Close-upインタビュー】急成長を続ける大東大・大濱逞真 「自信を持ってエースと言えるように」

2025.06.30

【学生長距離Close-upインタビュー】急成長を続ける大東大・大濱逞真 「自信を持ってエースと言えるように」

学生長距離Close-upインタビュー 大濱逞真 Ohama Takuma 大東大2年 「月陸Online」限定で大学長距離選手のインタビューをお届けする「学生長距離Close-upインタビュー」。49回目は、大東大の大 […]

NEWS 日本陸連・有森裕子新会長が小池百合子都知事訪問 東京世界陸上の成功誓う「素晴らしさと感動ふんだんに味わえるように」

2025.06.30

日本陸連・有森裕子新会長が小池百合子都知事訪問 東京世界陸上の成功誓う「素晴らしさと感動ふんだんに味わえるように」

日本陸連の新会長に就任した有森裕子会長と、同前会長で東京2025世界陸上財団の尾縣貢会長が6月30日に東京都庁を訪問し、小池百合子都知事と面会した。 冒頭で小池都知事は、有森氏が女性初の会長に就任したことに際し祝福し、「 […]

NEWS 64年東京五輪5000m銅のデリンジャー氏が死去 91歳 米国代表やオレゴン大コーチも務める

2025.06.30

64年東京五輪5000m銅のデリンジャー氏が死去 91歳 米国代表やオレゴン大コーチも務める

6月27日、米国の元長距離選手で、後にコーチとしても活躍したビル・デリンジャー氏が逝去した。91歳だった。 デリンジャー氏は5000mで3大会連続してオリンピックに出場(1956年メルボルン、1960年ローマ、1964年 […]

NEWS 100mトンプソンが世界歴代6位の9秒75!! シェリー・アンも最後の国内選手権で3位/ジャマイカ選手権

2025.06.30

100mトンプソンが世界歴代6位の9秒75!! シェリー・アンも最後の国内選手権で3位/ジャマイカ選手権

東京世界選手権の代表選考会となるジャマイカ選手権が6月26日から29日にキングストンで開催された。 男子100mはK.トンプソンが世界歴代6位、今季世界最高の9秒75(+0.8)で優勝した。トンプソンは現在23歳。これま […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top