世界陸連の東京五輪に向けたワールドランキングが更新され、6月27日まで行われていた日本選手権の結果が反映された。
東京五輪の出場資格は、(1)参加標準記録突破、各種目のターゲットナンバー(出場枠)に参加標準記録突破者が満たない場合は、(2)ワールドランキングの上位順、で出場権が与えられる。ワールドランキングは各種目2~5つの競技会において、記録スコアと順位スコア(大会カテゴリーによって異なる)によるポイントを平均したもので順位付けされる。
日本選手権の結果から、男子5000mで2位の松枝博輝(富士通)、同3位の坂東悠汰(富士通)、棒高跳2位の江島雅紀(富士通)、女子1500m2位の卜部蘭(積水化学)、3000m障害優勝の山中柚乃(愛媛銀行)がターゲットナンバー内に浮上した。
また、女子5000mと10000mで参加標準記録を突破して内定している新谷仁美(積水化学)だが、5000mのワールドランキングから削除されていることから10000mに絞ることが濃厚。変わって萩谷楓(エディオン)が出場枠圏内に入った。
一方、女子100mハードルの木村文子(エディオン)は出場圏内から外れ、わずか1ポイント差でターゲットナンバー40の次ぎの41位となった。また、3000m障害の吉村玲美(大東大)も大会前はターゲットナンバー内だったが、他国の結果などもあり出場圏外へ。
最終的には世界陸連から7月1日以降に正式に出場権獲得者が発表され、日本陸連がその発表を踏まえ、選考要項に沿って代表選手を内定する。また、その後、辞退者などが出た場合は繰り上がりで出場権を得られる可能性も残されている。なお、27日までの日本選手権で参加標準記録突破者+3位以内の選手は内定済み。

RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.09.18
DAY5イブニングセッションは3万5千人超来場 残りの日程は完売間近/東京世界陸上
2025.09.18
200m鵜澤飛羽が3着で準決勝へ 「自己ベストを出せれば決勝に行ける」/東京世界陸上
2025.09.11
ウサイン・ボルトが来日!自身の世界記録更新「今は特にいない」若き選手へ「自分を信じて」
2025.09.12
前夜祭イベントでギネス“世界新” 寺田明日香が高速道路KK線でリレー参加/東京世界陸上
-
2025.09.13
-
2025.09.14
-
2025.09.11
2025.08.27
アディダス アディゼロから2025年秋冬新色コレクションが登場!9月1日より順次販売
-
2025.08.19
-
2025.08.24
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.09.18
DAY5イブニングセッションは3万5千人超来場 残りの日程は完売間近/東京世界陸上
◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)5日目 東京2025世界陸上財団は9月17日、東京世界陸上5日目(DAY5)の入場者数(17日21時時点の速報値)を発表した。 鵜澤飛羽(JAL)が準決勝へ進んだ男子200 […]
2025.09.18
女子200m・井戸アビゲイル風果が日本勢14年ぶり準決勝へ 男子は鵜澤飛羽が着順通過/世界陸上Day5
◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)5日目 東京世界陸上5日目が行われ、女子200m予選5組に出場した井戸アビゲイル風果(東邦銀行)が22秒98(±0)で5着に入り、4着以下の記録上位4番目で準決勝進出を決め […]
2025.09.18
ナデル1500mフィニッシュ直前逆転初V ムーン棒高跳3連覇 3000m障害チェロティチ大会新/世界陸上Day5
◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)5日目 東京世界陸上5日目のイブニングセッションは4種目で決勝が行われた。 最初の400mが59秒45のスローペースで始まった男子1500m。最後まで混戦となったレースを制 […]
Latest Issue
最新号

2025年10月号 (9月9日発売)
【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/