2021.06.17

東京マラソン財団が新たに「東京レガシーハーフマラソン」創設。2019年9月のMGCでもなぞった「前東京五輪マラソンコース」が活用される(写真/JMPA)
東京マラソン財団は6月17日に理事会を開き、今年10月17日に予定している「東京マラソン2021」の開催準備を進めることを決めたが、海外在住の一般ランナーの受け入れは断念することを発表した。コロナ禍の影響でいまだ日本への渡航が厳しく規制されている状況が続いているためで、今大会への参加を予定していた海外在住の一般ランナーについては2023年大会の出走権利を得られるという。
レースディレクターを務める早野忠昭氏は、「10 月 17 日の出走を楽しみにしていただいていた海外在住のランナーの皆様には、今回このような決断となり、大変申し訳ございません。世界の感染症状況、日本への渡航が厳しく制限されている状況を勘案し、新型コロナウイルス感染症対策検討会・委員会、理事会で議論を重ねた結果、2021 大会においては、海外在住の一般ランナーの受け入れを断念するという非常に心の痛む決断となりました。今回対象の皆様には、2023 大会に出走権利移行が可能となります。皆様の想いと、東京マラソン 2021 のキャッチコピーである『もう一度、東京がひとつになる日。』を胸に、この見えない脅威を乗り越えたその先で、すべてのランナーを受け入れられるよう、世界一安全・安心な大会となるよう引き続き努めて参ります」とコメントした。
また、同財団は合わせて「東京レガシーハーフマラソン」を新たに創設することも発表した。2022年10月16日(日)に予定される第1回大会は、2019年11月に東京五輪マラソン・競歩コースを札幌へ移った際に、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が提案し、今年4月28日に東京都とIOCとの間で合意した「セレブレーションマラソン」に位置付けて開催される。
コースは国立競技場および周辺を発着点に、東京パラリンピックのマラソンコースを活用した設定となる予定。実施規模は15,000人、そのうちの約1割は障害者枠という想定だ。
「東京2020大会で高まったスポーツ等の気運をレガシーとして継承」「障害のある方含め、多くのランナーが参加しやすいスポーツの場の創出」「大規模かつ国際的ランニングイベントの実施による都市の魅力向上」を目的に、「末永く残していける」大会を目指すという。
東京マラソン財団が新たに「東京レガシーハーフマラソン」創設。2019年9月のMGCでもなぞった「前東京五輪マラソンコース」が活用される(写真/JMPA)
東京マラソン財団は6月17日に理事会を開き、今年10月17日に予定している「東京マラソン2021」の開催準備を進めることを決めたが、海外在住の一般ランナーの受け入れは断念することを発表した。コロナ禍の影響でいまだ日本への渡航が厳しく規制されている状況が続いているためで、今大会への参加を予定していた海外在住の一般ランナーについては2023年大会の出走権利を得られるという。
レースディレクターを務める早野忠昭氏は、「10 月 17 日の出走を楽しみにしていただいていた海外在住のランナーの皆様には、今回このような決断となり、大変申し訳ございません。世界の感染症状況、日本への渡航が厳しく制限されている状況を勘案し、新型コロナウイルス感染症対策検討会・委員会、理事会で議論を重ねた結果、2021 大会においては、海外在住の一般ランナーの受け入れを断念するという非常に心の痛む決断となりました。今回対象の皆様には、2023 大会に出走権利移行が可能となります。皆様の想いと、東京マラソン 2021 のキャッチコピーである『もう一度、東京がひとつになる日。』を胸に、この見えない脅威を乗り越えたその先で、すべてのランナーを受け入れられるよう、世界一安全・安心な大会となるよう引き続き努めて参ります」とコメントした。
また、同財団は合わせて「東京レガシーハーフマラソン」を新たに創設することも発表した。2022年10月16日(日)に予定される第1回大会は、2019年11月に東京五輪マラソン・競歩コースを札幌へ移った際に、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が提案し、今年4月28日に東京都とIOCとの間で合意した「セレブレーションマラソン」に位置付けて開催される。
コースは国立競技場および周辺を発着点に、東京パラリンピックのマラソンコースを活用した設定となる予定。実施規模は15,000人、そのうちの約1割は障害者枠という想定だ。
「東京2020大会で高まったスポーツ等の気運をレガシーとして継承」「障害のある方含め、多くのランナーが参加しやすいスポーツの場の創出」「大規模かつ国際的ランニングイベントの実施による都市の魅力向上」を目的に、「末永く残していける」大会を目指すという。 RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.11.17
2025.11.16
橋岡優輝が家族での初教室「楽しみながら陸上に触れて」
-
2025.11.14
-
2025.11.13
-
2025.11.15
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.18
国内外のレースでトップアスリートたちが好記録を樹⽴! On「Cloudboom Strike」日本長距離界のホープ・篠原倖太朗がその魅力を語る
スイスのスポーツブランド「On(オン)」が昨夏に発売したマラソンレースに特化したレーシングシューズ「Cloudboom Strike(クラウドブーム ストライク)」の人気が止まらない。 抜群の履き心地、通気性、サポート力 […]
2025.11.18
中国全国運動会女子100mで16歳・陳妤頡が11秒10!U18世界歴代4位タイ&28年ぶりU20アジア新で大会最年少V
中国の総合スポーツ競技会の第15回全国運動会の陸上競技が11月17日、広東省広州市で行われ、女子100mでは16歳の陳妤頡が11秒10(+0.7)でこの種目大会最年少優勝を果たした。この記録はU18世界歴代4位タイ、U2 […]
2025.11.17
クイーンズ駅伝「クマ対応」出没時間によって開催・中止を本部で決定 広瀬川沿い、1区の松島町、利府町内を警戒
一般社団法人日本実業団陸上競技連合は11月17日、全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城/11月23日)における「クマ対応」を発表した。 頻発するクマによる被害を鑑みての対応。松島町の文化交流館前のスタート地点 […]
2025.11.17
長谷川体育施設が日本陸連のオフィシャルサポーティングカンパニーに “協働”と“共創”目指す
日本陸連は11月17日、新たな協賛企業として、スポーツ施設総合建設業の長谷川体育施設(本社・東京都世田谷区/仁ノ平俊和社長)が決定したと発表した。11月からの契約で、カテゴリーとしては「オフィシャルサポーティングカンパニ […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025