HOME 国内、大学

2021.05.24

七種競技・大玉華鈴が大会新V!日本歴代7位に「上の選手たちに近づけた」と自信/関東IC
七種競技・大玉華鈴が大会新V!日本歴代7位に「上の選手たちに近づけた」と自信/関東IC


◇関東インカレ(5月20~23日/神奈川・相模原)

関東インカレの3日目、4日目に行われた女子七種競技は、日体大女子主将の大玉華鈴が5633点で優勝。ヘンプヒル恵(中大、現・アトレ)が2017年に作った大会記録を2点上回る大会新で、日本歴代7位、学生歴代3位の好記録だった。チームの女子総合優勝にも大きく貢献している。

広告の下にコンテンツが続きます

自己ベストは走幅跳の5m82(+2.0)のみたったが、走高跳1m75、やり投45m67など持ち味を発揮し、「800m以外はベストに近い記録が出せた」と充実の試技を振り返る。これまでは個々の記録こそレベルの高い種目があったが、「なかなか混成の中でまとめられなかった」と大玉。だが、今大会ではその課題を克服。昨年の日本インカレでマークした自己記録5541点を92点も更新した。

あこがれのヘンプヒルの記録を塗り替えた大玉。「こういう大会で記録を少しでも更新できて、シニアの選手たちに近づいているのかな。自信につながります」。それでも、「5700点は乗せたかったので悔しさのほうが大きい」とも言う。

ここまではスピードアップを重点的に取り組んできた。また、ベストが出た走幅跳では「これまで少しおろそかにしていましたが、6mを目指して少し多めにやってきた」と手応えをつかんだ。痛めていた肩が治ったことで、51m51を持つやり投もさらに復調しそう。まだまだ「バラつきがある」と大玉。次は6月、長野での日本選手権混成。同じ日に5975点の日本記録を出した3連覇中の山崎有紀(スズキ)に食らいつくつもりだ。

◇関東インカレ(5月20~23日/神奈川・相模原) 関東インカレの3日目、4日目に行われた女子七種競技は、日体大女子主将の大玉華鈴が5633点で優勝。ヘンプヒル恵(中大、現・アトレ)が2017年に作った大会記録を2点上回る大会新で、日本歴代7位、学生歴代3位の好記録だった。チームの女子総合優勝にも大きく貢献している。 自己ベストは走幅跳の5m82(+2.0)のみたったが、走高跳1m75、やり投45m67など持ち味を発揮し、「800m以外はベストに近い記録が出せた」と充実の試技を振り返る。これまでは個々の記録こそレベルの高い種目があったが、「なかなか混成の中でまとめられなかった」と大玉。だが、今大会ではその課題を克服。昨年の日本インカレでマークした自己記録5541点を92点も更新した。 あこがれのヘンプヒルの記録を塗り替えた大玉。「こういう大会で記録を少しでも更新できて、シニアの選手たちに近づいているのかな。自信につながります」。それでも、「5700点は乗せたかったので悔しさのほうが大きい」とも言う。 ここまではスピードアップを重点的に取り組んできた。また、ベストが出た走幅跳では「これまで少しおろそかにしていましたが、6mを目指して少し多めにやってきた」と手応えをつかんだ。痛めていた肩が治ったことで、51m51を持つやり投もさらに復調しそう。まだまだ「バラつきがある」と大玉。次は6月、長野での日本選手権混成。同じ日に5975点の日本記録を出した3連覇中の山崎有紀(スズキ)に食らいつくつもりだ。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.27

立命大の連覇か、城西大の2冠か、名城大の復権は!?今年最後の駅伝の行方を占う/富士山女子駅伝

◇2025富士山女子駅伝(12月30日/静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場:7区間43.4km) 大学女子2大タイトルの一つ、富士山女子駅伝が12月30日に行われる。優勝候補のチームをチェックしていく […]

NEWS 箱根駅伝Stories/初の総合優勝狙う國學院大 「堅実な駅伝をすれば勝機を見いだせる」 悲願達成へ“山攻略”を

2025.12.27

箱根駅伝Stories/初の総合優勝狙う國學院大 「堅実な駅伝をすれば勝機を見いだせる」 悲願達成へ“山攻略”を

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 スローガンに込めた想い 今季、國學院大が掲げたチームスローガンは『は […]

NEWS 國學院大・田中愛睦が5000m14分14秒08でトップ 10000mは城西大・橋本健市が1着/早大競技会

2025.12.27

國學院大・田中愛睦が5000m14分14秒08でトップ 10000mは城西大・橋本健市が1着/早大競技会

2025年度第7回早大競技会は12月27日、埼玉県所沢市の早大所沢キャンパス織田幹雄記念陸上競技場で行われ、男子5000mは國學院大の田中愛睦(3年)が14分14秒08で全体トップだった。 千葉・八千代松陰高出身の田中は […]

NEWS 村竹ラシッドがG1プレゼンター登場「うれしそうな雰囲気伝わりました」レースに馬券に大興奮

2025.12.27

村竹ラシッドがG1プレゼンター登場「うれしそうな雰囲気伝わりました」レースに馬券に大興奮

男子110mハードル日本記録保持者の村竹ラシッド(JAL)が日本中央競馬会のJ・G1中山大障害(中山競馬場)の表彰式にプレゼンターとして登壇した。 大の競馬好きとして知られる村竹。以前から「プレゼンターをしてみたい」とい […]

NEWS “5強”による大激戦か!? 3連覇へ青学大、全日本王者・駒大、初V狙う國學院大、早大、中大が挑戦/箱根駅伝

2025.12.27

“5強”による大激戦か!? 3連覇へ青学大、全日本王者・駒大、初V狙う國學院大、早大、中大が挑戦/箱根駅伝

第102回東京箱根間往復大学駅伝は2026年1月2日に往路、3日に復路の全10区間217.1kmで行われる。 今回も前回10位までのシード10校と予選会を通過した10校、オープン参加の関東学生連合チームを加えた計21チー […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top