関東インカレ男子100mは前回王者の鈴木亮太(城西大)と、1、2年時連覇の宮本大輔(東洋大)、デーデー・ブルーノ(東海大)の4年生3人と、ルーキーの鵜澤飛羽(筑波大)の“四つども”の様相を呈した。
雨が降り、強い追い風が吹いた決勝。スタートから飛び出したのは鵜澤。高校2年のインターハイで10秒19(+2.9)をマークして優勝している逸材がしなやかな走りを見せる。だが、フィニッシュ直前で脚を痛め失速。最後まで「自分の走りができた」鈴木が抜け出して優勝。フィニッシュタイム「10秒01」が表示され、関係者からどよめきが起きた。追い風5.5mの参考記録ながら、度肝を抜く快走。「スタートでうまく乗っていけた。今年はレベルが高かったので、4年生に勝てれば優勝できると思った」と連覇に胸を張った。
ポーラインドで行われた世界リレー代表となり、4×100mリレーの2走を務めて3位に貢献。帰国後は2週間の隔離生活を経て、19日に解放されたばかり。「あまり調整できなかった」と100mに絞って調整を続けたという。
昨年は日本インカレで10秒22をマークして3位。日本選手権でも100m6位、200m3位と結果を残した。「決勝は完璧ではないですがしっかり走れた」と成長を実感。日本スプリントは上位層が抜け出している状況だが、「こういう大きな大会でタイムを出して、若手の力を見せたい。追い風参考ですがタイム的には(アピールできた)」と存在を示した。大目標は東京五輪の参加標準記録である10秒05。「しっかり自分の走りをできれば……。10秒22のベストはまず更新できる。日本選手権までのあと1ヵ月、高めていきたい」と意気込みを語った。
終盤の失速があったものの、鵜澤が10秒07の快走。そのポテンシャルの一端を見せた。3位にデーデーが10秒10で入ったが「関東インカレが勝てなかった」と悔しがる。宮本は10秒11で4位。「準決勝も決勝もスタートからの乗り込みで失敗した。中盤以降は自分の走りができたのは評価したい」と復調気配を漂わせている。
◇関東インカレ(5月20~23日/神奈川・相模原)
関東インカレ男子100mは前回王者の鈴木亮太(城西大)と、1、2年時連覇の宮本大輔(東洋大)、デーデー・ブルーノ(東海大)の4年生3人と、ルーキーの鵜澤飛羽(筑波大)の“四つども”の様相を呈した。
雨が降り、強い追い風が吹いた決勝。スタートから飛び出したのは鵜澤。高校2年のインターハイで10秒19(+2.9)をマークして優勝している逸材がしなやかな走りを見せる。だが、フィニッシュ直前で脚を痛め失速。最後まで「自分の走りができた」鈴木が抜け出して優勝。フィニッシュタイム「10秒01」が表示され、関係者からどよめきが起きた。追い風5.5mの参考記録ながら、度肝を抜く快走。「スタートでうまく乗っていけた。今年はレベルが高かったので、4年生に勝てれば優勝できると思った」と連覇に胸を張った。
ポーラインドで行われた世界リレー代表となり、4×100mリレーの2走を務めて3位に貢献。帰国後は2週間の隔離生活を経て、19日に解放されたばかり。「あまり調整できなかった」と100mに絞って調整を続けたという。
昨年は日本インカレで10秒22をマークして3位。日本選手権でも100m6位、200m3位と結果を残した。「決勝は完璧ではないですがしっかり走れた」と成長を実感。日本スプリントは上位層が抜け出している状況だが、「こういう大きな大会でタイムを出して、若手の力を見せたい。追い風参考ですがタイム的には(アピールできた)」と存在を示した。大目標は東京五輪の参加標準記録である10秒05。「しっかり自分の走りをできれば……。10秒22のベストはまず更新できる。日本選手権までのあと1ヵ月、高めていきたい」と意気込みを語った。
終盤の失速があったものの、鵜澤が10秒07の快走。そのポテンシャルの一端を見せた。3位にデーデーが10秒10で入ったが「関東インカレが勝てなかった」と悔しがる。宮本は10秒11で4位。「準決勝も決勝もスタートからの乗り込みで失敗した。中盤以降は自分の走りができたのは評価したい」と復調気配を漂わせている。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.02
世界陸上銅メダルの藤井菜々子に那珂川市市民栄誉賞&北九州市民スポーツ大賞
2025.12.02
サニブラウンがピックルボール初体験!子どもたちと真剣勝負「スポーツの力あらためて感じる」
-
2025.12.01
-
2025.12.01
-
2025.11.28
-
2025.11.29
-
2025.12.01
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.02
世界陸上銅メダルの藤井菜々子に那珂川市市民栄誉賞&北九州市民スポーツ大賞
9月の東京世界選手権女子20km競歩で銅メダルを獲得した藤井菜々子(エディオン)が、出身地である福岡県那珂川市の市民栄誉賞、そして高校時代を過ごした北九州市の北九州市民スポーツ大賞を受賞することが決まり、12月2日に両市 […]
2025.12.02
サニブラウンがピックルボール初体験!子どもたちと真剣勝負「スポーツの力あらためて感じる」
ピックルボール普及のためのイベントTORAY PICKLEBALL EXPERIENCEが12月2日に東京の有明アーバンスポーツ内のコートで行われ、男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が参加した。 ピック […]
2025.12.02
東洋大男子長距離が4社と契約 “昇り龍”を描いた鉄紺の新ユニフォームも発表「頂点目指し力強く上昇」
東洋大は12月2日、陸上競技部男子長距離部門において、セブン銀行(本社:東京都千代田区)、カカクコム(本社:東京都渋谷区)が運営する「求人ボックス」、ECC(本社:大阪市北区)、ビースタニング(本社:東京都渋谷区)が運営 […]
2025.12.02
約137gの超軽量ながら3D形状のカーボンプレート搭載、ミズノのスピードレーシングシューズ「HYPERWARP」が発売!
ミズノは12月2日、3D形状のフルレングスカーボンプレートを搭載したスピードランナー向けの新レーシングシューズ「HYPERWARP」シリーズを12月19日に全国のミズノランニング品取扱店で発売することを発表した。 近年の […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025