HOME 国内、大学

2021.05.21

3000m障害日本記録保持者・三浦龍司が1500mでも圧巻の優勝「8点取れてうれしい」/関東IC
3000m障害日本記録保持者・三浦龍司が1500mでも圧巻の優勝「8点取れてうれしい」/関東IC


◇関東インカレ(5月20~23日/神奈川・相模原)

関東インカレ2日目に男子1500mの決勝が行われ、順大2年の三浦龍司が3分48秒57で優勝。3000m障害日本記録保持者の貫禄を見せた。

広告の下にコンテンツが続きます

前日の予選で3分46秒29の自己新をマークして1着通過。決勝は「タイムは考えていなかった」という三浦は、中盤は集団の中に入る展開となったが「(雨、風の)コンディション的にスローになると思っていたので、予選と同じようにラストで抜け出せれば」と冷静に進めた。

先輩の小島優作が引っ張る中でも「しっかり様子を見た」三浦。小島が逃げ、菖蒲敦司(早大)が仕掛けたラスト1周。そこで「勝てる」と思った三浦は、残り120m付近で一気にスピードを上げた。そのキレ味に、菖蒲は「異次元だった」と振り返るほど。本人としては「それほどスピードがあるとは思っていません」とサラリと言うが、「瞬発力はついたと思います」。予選の自己記録に近いタイムが出たが、「1位で8点を取れたのがうれしい」と、インカレの総合優勝を狙うチームに大きく貢献できたことを喜んだ。

連戦続きにも「調子も浮き沈みないです」と言い、「あまり追い込みすぎないこと」がコンディションを維持するコツだそう。最終日の5000mにも「出ます」。3000m障害で日本選手権3位以内に入れば東京五輪に内定。「去年はケガで出られていないので、2年ぶんの思いがあります。日本人だけのレースでも存在感を見せたい」と見据えていた。

◇関東インカレ(5月20~23日/神奈川・相模原) 関東インカレ2日目に男子1500mの決勝が行われ、順大2年の三浦龍司が3分48秒57で優勝。3000m障害日本記録保持者の貫禄を見せた。 前日の予選で3分46秒29の自己新をマークして1着通過。決勝は「タイムは考えていなかった」という三浦は、中盤は集団の中に入る展開となったが「(雨、風の)コンディション的にスローになると思っていたので、予選と同じようにラストで抜け出せれば」と冷静に進めた。 先輩の小島優作が引っ張る中でも「しっかり様子を見た」三浦。小島が逃げ、菖蒲敦司(早大)が仕掛けたラスト1周。そこで「勝てる」と思った三浦は、残り120m付近で一気にスピードを上げた。そのキレ味に、菖蒲は「異次元だった」と振り返るほど。本人としては「それほどスピードがあるとは思っていません」とサラリと言うが、「瞬発力はついたと思います」。予選の自己記録に近いタイムが出たが、「1位で8点を取れたのがうれしい」と、インカレの総合優勝を狙うチームに大きく貢献できたことを喜んだ。 連戦続きにも「調子も浮き沈みないです」と言い、「あまり追い込みすぎないこと」がコンディションを維持するコツだそう。最終日の5000mにも「出ます」。3000m障害で日本選手権3位以内に入れば東京五輪に内定。「去年はケガで出られていないので、2年ぶんの思いがあります。日本人だけのレースでも存在感を見せたい」と見据えていた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.27

立命大の連覇か、城西大の2冠か、名城大の復権は!?今年最後の駅伝の行方を占う/富士山女子駅伝

◇2025富士山女子駅伝(12月30日/静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場:7区間43.4km) 大学女子2大タイトルの一つ、富士山女子駅伝が12月30日に行われる。優勝候補のチームをチェックしていく […]

NEWS 箱根駅伝Stories/初の総合優勝狙う國學院大 「堅実な駅伝をすれば勝機を見いだせる」 悲願達成へ“山攻略”を

2025.12.27

箱根駅伝Stories/初の総合優勝狙う國學院大 「堅実な駅伝をすれば勝機を見いだせる」 悲願達成へ“山攻略”を

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 スローガンに込めた想い 今季、國學院大が掲げたチームスローガンは『は […]

NEWS 國學院大・田中愛睦が5000m14分14秒08でトップ 10000mは城西大・橋本健市が1着/早大競技会

2025.12.27

國學院大・田中愛睦が5000m14分14秒08でトップ 10000mは城西大・橋本健市が1着/早大競技会

2025年度第7回早大競技会は12月27日、埼玉県所沢市の早大所沢キャンパス織田幹雄記念陸上競技場で行われ、男子5000mは國學院大の田中愛睦(3年)が14分14秒08で全体トップだった。 千葉・八千代松陰高出身の田中は […]

NEWS 村竹ラシッドがG1プレゼンター登場「うれしそうな雰囲気伝わりました」レースに馬券に大興奮

2025.12.27

村竹ラシッドがG1プレゼンター登場「うれしそうな雰囲気伝わりました」レースに馬券に大興奮

男子110mハードル日本記録保持者の村竹ラシッド(JAL)が日本中央競馬会のJ・G1中山大障害(中山競馬場)の表彰式にプレゼンターとして登壇した。 大の競馬好きとして知られる村竹。以前から「プレゼンターをしてみたい」とい […]

NEWS “5強”による大激戦か!? 3連覇へ青学大、全日本王者・駒大、初V狙う國學院大、早大、中大が挑戦/箱根駅伝

2025.12.27

“5強”による大激戦か!? 3連覇へ青学大、全日本王者・駒大、初V狙う國學院大、早大、中大が挑戦/箱根駅伝

第102回東京箱根間往復大学駅伝は2026年1月2日に往路、3日に復路の全10区間217.1kmで行われる。 今回も前回10位までのシード10校と予選会を通過した10校、オープン参加の関東学生連合チームを加えた計21チー […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top