HOME ニュース、国内

2021.05.10

110mH日本記録保持者・金井大旺が13秒38でV!泉谷、高山ら抑える/東京五輪テストイベント
110mH日本記録保持者・金井大旺が13秒38でV!泉谷、高山ら抑える/東京五輪テストイベント


◇東京五輪テストイベントREADY STEADY TOKYO/世界陸連コンチネンタルツアー・ゴールド(5月9日/東京・国立競技場)

東京五輪テストイベント(コンチネンタルツアー・ゴールド)男子110mハードルは、日本記録保持者の金井大旺(ミズノ)が圧巻のパフォーマンスを見せた。

広告の下にコンテンツが続きます

4月29日の織田記念(広島)で13秒16(+1.7)という驚異的な日本新記録を樹立した金井。それから間もない今大会では、泉谷駿介(順大)に加え、織田記念を欠場していた高山峻野(ゼンリン)と、ドーハ世界選手権代表3人による好記録が期待された。

そんな中でも金井の走りは際立っていた。序盤からリードを奪うと、中盤以降も一気に抜け出し、向かい風0.8mを突いて13秒38で優勝を飾り、13秒43の泉谷、13秒45の高山を抑えた。

「ちょっとタイムにつながらなかった」と金井。実はこの日の10台並べられたハードルの中で1台目と2~10台目でメーカーが違うものだった。1台目が国立競技場に常設のもので、2台目以降は東京五輪で採用される「モンド社製」。同社のハードルの数が足りなかったことでこうした対応となったという。そこで少し感覚を乱してしまい「スピードを失ってしまった」と話す。

織田記念での快走を見せたものの「追い風があったから」とすでに次を見据えている金井。「オーバースピードの中でも刻めるような走りをしていきたい」と、高いレベルでの安定を求めていく。

すでに東京五輪の参加標準記録を突破済みで、6月の日本選手権で3位以内に入れば代表に内定。東京五輪を最後に競技を退き、父の跡を継いで歯科医になるために医学の道へと進むと決めている。オリンピックのファイナルへ――金井のラストシーズンは、いよいよカウントダウンが始まる。

2位の泉谷は「今日は1台目までが良かった」と課題だった8歩から7歩に変えたスタートから1台目のアプローチがうまくいったが、「3台目でぶつけて」リズムに乗れなかった。「また参加標準記録(13秒32)を切れなかった」と悔しがる。次戦は2週間後の関東インカレの予定だ。

前日本記録保持者(13秒25)の高山は織田記念の前日練習で左ヒラメ筋に痛みが出て棄権。「それからほとんど練習せずに出たわりに、13秒7台が出ればいいと思っていたのでまずまず」と納得の表情を浮かべる。6月の布勢スプリント、そして日本選手権に照準を合わせており、「そこまでの時間でしっかり脚を治していきたい」と話した。高山も参加標準記録は突破しているため、日本選手権でメダル獲得すればオリンピック代表に決まる。

4位の村竹ラシッド(順大)は13秒51と自己新で、学生歴代4位にランクインする好記録だった。

◇東京五輪テストイベントREADY STEADY TOKYO/世界陸連コンチネンタルツアー・ゴールド(5月9日/東京・国立競技場) 東京五輪テストイベント(コンチネンタルツアー・ゴールド)男子110mハードルは、日本記録保持者の金井大旺(ミズノ)が圧巻のパフォーマンスを見せた。 4月29日の織田記念(広島)で13秒16(+1.7)という驚異的な日本新記録を樹立した金井。それから間もない今大会では、泉谷駿介(順大)に加え、織田記念を欠場していた高山峻野(ゼンリン)と、ドーハ世界選手権代表3人による好記録が期待された。 そんな中でも金井の走りは際立っていた。序盤からリードを奪うと、中盤以降も一気に抜け出し、向かい風0.8mを突いて13秒38で優勝を飾り、13秒43の泉谷、13秒45の高山を抑えた。 「ちょっとタイムにつながらなかった」と金井。実はこの日の10台並べられたハードルの中で1台目と2~10台目でメーカーが違うものだった。1台目が国立競技場に常設のもので、2台目以降は東京五輪で採用される「モンド社製」。同社のハードルの数が足りなかったことでこうした対応となったという。そこで少し感覚を乱してしまい「スピードを失ってしまった」と話す。 織田記念での快走を見せたものの「追い風があったから」とすでに次を見据えている金井。「オーバースピードの中でも刻めるような走りをしていきたい」と、高いレベルでの安定を求めていく。 すでに東京五輪の参加標準記録を突破済みで、6月の日本選手権で3位以内に入れば代表に内定。東京五輪を最後に競技を退き、父の跡を継いで歯科医になるために医学の道へと進むと決めている。オリンピックのファイナルへ――金井のラストシーズンは、いよいよカウントダウンが始まる。 2位の泉谷は「今日は1台目までが良かった」と課題だった8歩から7歩に変えたスタートから1台目のアプローチがうまくいったが、「3台目でぶつけて」リズムに乗れなかった。「また参加標準記録(13秒32)を切れなかった」と悔しがる。次戦は2週間後の関東インカレの予定だ。 前日本記録保持者(13秒25)の高山は織田記念の前日練習で左ヒラメ筋に痛みが出て棄権。「それからほとんど練習せずに出たわりに、13秒7台が出ればいいと思っていたのでまずまず」と納得の表情を浮かべる。6月の布勢スプリント、そして日本選手権に照準を合わせており、「そこまでの時間でしっかり脚を治していきたい」と話した。高山も参加標準記録は突破しているため、日本選手権でメダル獲得すればオリンピック代表に決まる。 4位の村竹ラシッド(順大)は13秒51と自己新で、学生歴代4位にランクインする好記録だった。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.03.11

廣中璃梨佳が日本郵政Gを「卒業」昨年の東京世界陸上10000m入賞「新たな環境でチャレンジ」

日本郵政グループと、同チームに所属する女子長距離の廣中璃梨佳が共同投稿するかたちでSNSを更新し、廣中が3月末で退部すると発表した。 廣中は長崎商高時代から駅伝やトラックで世代トップ選手として活躍。高校を卒業して2019 […]

NEWS 埼玉医大グループに小澤心羽が加入 「応援よろしくお願いいたします」

2026.03.11

埼玉医大グループに小澤心羽が加入 「応援よろしくお願いいたします」

埼玉医大クループの女子駅伝部は3月11日、同日付で小澤心羽が加入したことを発表した。 小澤は2004年生まれの21歳。静岡・日大三島高時代の22年に全国高校駅伝に出場した。23年春からルートインホテルズで競技を続け、24 […]

NEWS 日本インカレの大会要項が発表 標準記録は前回と同じ フィールド種目にも最大出場人数を設定

2026.03.09

日本インカレの大会要項が発表 標準記録は前回と同じ フィールド種目にも最大出場人数を設定

日本学生陸上競技連合は3月9日、第95回日本インカレ(9月5日~7日/神奈川・日産スタジアム)の大会要項を発表した。 前回大会からは参加資格にいくつか変更が加えられ、フィールド種目にもトラック種目と同様に最大出場人数が設 […]

NEWS カールストレームがハーフ競歩で1時間24分58秒 女子はインガがガルシア・レオンに先着/WA競歩ツアー

2026.03.09

カールストレームがハーフ競歩で1時間24分58秒 女子はインガがガルシア・レオンに先着/WA競歩ツアー

世界陸連(WA)競歩ツアー・ゴールドのドゥンディスカ50が、3月7日にスロバキアで開催され、男子ハーフマラソン競歩ではブダペスト世界選手権20km競歩銀メダルのP.カールストレーム(スウェーデン)が1時間24分58秒で優 […]

NEWS シマンスキが60mH7秒37の今季世界最高タイ 女子砲丸投スキルダー20m69の自己タイV/WA室内ツアー

2026.03.09

シマンスキが60mH7秒37の今季世界最高タイ 女子砲丸投スキルダー20m69の自己タイV/WA室内ツアー

3月6日、世界陸連(WA)室内ツアー・シルバーのISTAF室内がドイツ・ベルリンで開催され、男子60mハードルではJ.シマンスキ(ポーランド)が今季世界最高タイの7秒37で優勝した。シマンスキは。24年世界室内選手権のこ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年3月号 (2月14日発売)

2026年3月号 (2月14日発売)

別府大分毎日マラソン
大阪国際女子マラソン
矢田みくにインタビュー
追跡箱根駅伝

page top