4月24日に中国南部の肇慶市(Zhaoqing)で開催された競技会で、男子100mの蘇炳添が9秒98(ー0.9)をマークした。2位には男子200mのアジア記録保持者・謝震業が10秒16で続いた。
蘇炳添は18年にジャカルタ(インドネシア)で行われたアジア大会に9秒92で優勝して以来、32ヵ月ぶりの9秒台で、この種目の東京五輪標準記録(10秒05)も突破した。「スタートは良かったが、後半は身体が少し緊張していた。しかし結果には満足。最後のサブテンのパフォーマンスからかなり長い時間がかかった」とコメントした。
89年生まれの蘇炳添は現在31歳。自己ベストは2018年の9秒91で、このタイムはアジアタイ記録。19年から腰と背中の怪我を抱えていたが、今年3月には17ヵ月ぶりのレース復帰を果たし、室内60mで6秒49を出していた。
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