HOME ニュース、国内

2021.04.03

川内優輝800mに出場 厚底シューズで失格「中高生は間違えないように」
川内優輝800mに出場 厚底シューズで失格「中高生は間違えないように」


◇東京陸協ミドルディスタンス・チャレンジ(4月3、4日/東京・駒沢陸上競技場)

中距離種目を中心として行われるトラックレース「ミドルディスタンス・チャレンジ」の男子800mにマラソンの川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)が出場した。

広告の下にコンテンツが続きます

タイムレース5組に登場した川内は2分03秒26で4着。昨年マークした自己ベスト2分02秒97に届かなかった。レース後、川内は「ドタバタしてしまった」とアクシデントがあったことを明かす。実は、本来履こうと思っていたシューズとは違う、トラックでは厚底規定で使用不可のシューズを持ってきてしまったのだという。

「誰か借りようと思ったのですが、難しくて……」。インソールを外してなんとか規定内に収めたが、「裸足で走るか棄権するところ。動揺してしまいました」。翌日に5000mを予定している川内は、「刺激入れ」と「1分台を出したい」という狙いで800mを選択。そういう“ドタバタ劇”に加え、200m付近で「一度下がって、外から上がってしまい」余計な体力を消耗したこともあり、自己ベストにはわずかに届かず。それでも、アクシデントがあっても自己記録に迫ったあたりは、さすがだった。

5000mについては「14分10秒から1ケタくらいでいければ」と川内。本来は「2時間7分台を出せたので、ゴールドコーストマラソンなどに出たかったが、(今の状況では)難しい」と言い、ロードレースは4月25日のぎふ清流ハーフマラソンを予定している。今年の目標には、最後の大会となる福岡国際マラソンに置き、「スピードを磨いて福岡へ」と見据えている。

「明日(5000m)はシューズを間違えないようにします。これからシーズンが始まって、人生を懸けている中高生はぜひシューズを間違えないようにしてほしいです」と、苦笑いを浮かべてメッセージを送っていた。

広告の下にコンテンツが続きます

※追記
インソールを外しても規定外シューズは使用できないため、正式リザルトでは失格となった

◇東京陸協ミドルディスタンス・チャレンジ(4月3、4日/東京・駒沢陸上競技場) 中距離種目を中心として行われるトラックレース「ミドルディスタンス・チャレンジ」の男子800mにマラソンの川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)が出場した。 タイムレース5組に登場した川内は2分03秒26で4着。昨年マークした自己ベスト2分02秒97に届かなかった。レース後、川内は「ドタバタしてしまった」とアクシデントがあったことを明かす。実は、本来履こうと思っていたシューズとは違う、トラックでは厚底規定で使用不可のシューズを持ってきてしまったのだという。 「誰か借りようと思ったのですが、難しくて……」。インソールを外してなんとか規定内に収めたが、「裸足で走るか棄権するところ。動揺してしまいました」。翌日に5000mを予定している川内は、「刺激入れ」と「1分台を出したい」という狙いで800mを選択。そういう“ドタバタ劇”に加え、200m付近で「一度下がって、外から上がってしまい」余計な体力を消耗したこともあり、自己ベストにはわずかに届かず。それでも、アクシデントがあっても自己記録に迫ったあたりは、さすがだった。 5000mについては「14分10秒から1ケタくらいでいければ」と川内。本来は「2時間7分台を出せたので、ゴールドコーストマラソンなどに出たかったが、(今の状況では)難しい」と言い、ロードレースは4月25日のぎふ清流ハーフマラソンを予定している。今年の目標には、最後の大会となる福岡国際マラソンに置き、「スピードを磨いて福岡へ」と見据えている。 「明日(5000m)はシューズを間違えないようにします。これからシーズンが始まって、人生を懸けている中高生はぜひシューズを間違えないようにしてほしいです」と、苦笑いを浮かべてメッセージを送っていた。 ※追記 インソールを外しても規定外シューズは使用できないため、正式リザルトでは失格となった

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.05

新潟医療福祉大14年連続全国へ 5000mレースで清水杏夏筆頭に上位ほぼ独占/全日本大学女子駅伝北信越地区選考会

第43回全日本大学女子駅伝対校選手権北信越地区選考会が7月5日、長野県佐久市の佐久総合運動公園陸上競技場で行われ、新潟医療福祉大がトップとなり、14年連続14回目となる本大会の出場権を獲得した。 北信越地区からの全国大会 […]

NEWS 信州大が4大会ぶり16回目の伊勢路へ! 初の出場枠2・出雲駅伝は信州大と新潟大が出場権獲得/全日本大学駅伝北信越選考会

2025.07.05

信州大が4大会ぶり16回目の伊勢路へ! 初の出場枠2・出雲駅伝は信州大と新潟大が出場権獲得/全日本大学駅伝北信越選考会

秩父宮賜杯第57回全日本大学駅伝の北信越地区選考会は7月5日、長野・佐久総合運動公園陸上競技場で行われ、信州大が4時間15分59秒69で4大会連続16回目の本大会出場を決めた。 選考会には6校が出場し、各校最大10人がエ […]

NEWS やり投・ディーン元気13年ぶり自己新84m66!同期・新井涼平と交わした約束果たし「メモリアルな1投」/日本選手権

2025.07.05

やり投・ディーン元気13年ぶり自己新84m66!同期・新井涼平と交わした約束果たし「メモリアルな1投」/日本選手権

◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 2日目 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、男子やり投でディーン元気(ミズノ)が84m66で2位に入った。 広告の下にコンテンツが続きます 同 […]

NEWS 札幌学大が4年ぶり3回目、北大が4年ぶり2回目の出場権獲得!/出雲駅伝北海道予選会

2025.07.05

札幌学大が4年ぶり3回目、北大が4年ぶり2回目の出場権獲得!/出雲駅伝北海道予選会

7月5日、札幌円山競技場で第37回出雲大学選抜駅伝の北海道地区予選会が行われ、札幌学大と北大が本戦の出場権を獲得した。 出雲駅伝の出場枠は前年度の大会成績によって振り分けられ、24年出雲駅伝で北海道学連選抜が14位に入っ […]

NEWS 﨑山雄太、大器覚醒の87m16!!「どうにかして投げてやる」伝説の記録に肉薄で世界陸上内定/日本選手権

2025.07.05

﨑山雄太、大器覚醒の87m16!!「どうにかして投げてやる」伝説の記録に肉薄で世界陸上内定/日本選手権

◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 2日目 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、男子やり投は﨑山雄太(愛媛県競技力本部)が初優勝を飾った。4回目に83m56を投げると、5回目に8 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top