日本陸連は4月10、11日に開催される第60回全日本競歩輪島大会において、特別レースとして女子20km競歩を実施すると発表した。
女子20km競歩は東京五輪代表枠3つのうち、すでに岡田久美子(ビックカメラ)と藤井菜々子(エディオン)の2人が内定している。残り1枠を巡り、東京五輪の参加標準記録および日本陸連が定める派遣設定記録の突破が必要となるが、世界陸連(WA)が記録を認める条件の一つとして「国際競歩審判員(IRWJ)3名以上」が求められる。国内には2名しかいないため、海外からの招聘が必要である。
そのため、3月21日の第45回全日本競歩能美大会にもIRWJの招聘を予定しているものの、「国内外の新型コロナウイルス感染拡大による入国制限措置および入国に際しての条件・行動制限措置のため招聘が確実ではない」(日本陸連)として、能美で条件を満たせなかった場合に備え、4月の第 105 回日本陸上競技選手権大会50km競歩(兼東京五輪男子50km競歩選考会と併催される全日本競歩輪島大会に女子20km競歩の特別レースを設定することを決めた。
特別レースへの参加資格は、2020年の日本選手権20km競歩と全日本能美競歩、今年の日本選手権20km競歩の、五輪代表内定済み2人を除く日本人3位以内に限られる。女子20kmの残り1枠の選考については6月13日までに派遣設定記録(1時間30分00秒)を満たした競技者で、今年の日本選手権で五輪代表を除く最上位者が内定を勝ち取ることができる。なお、今年の日本選手権日本人最上位は渕瀬真寿美(建設装工業)で、渕瀬が条件を満たした場合は代表に内定する。
![](https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2021/02/5MC_6159.jpg)
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2024.07.27
混合競歩代表の川野将虎「自分らしい粘り強い歩きで上位を目指したい」/パリ五輪
-
2024.07.27
-
2024.07.26
-
2024.07.25
2024.07.24
やり投・北口榛花がオメガのアンバサダーに就任!パリ代表の阿部兄妹、早田ひなら6人
-
2024.07.20
-
2024.07.02
-
2024.07.24
-
2024.06.28
-
2024.06.29
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.07.27
女子競歩の岡田久美子は調整順調「メダルを狙える位置。新たな挑戦でワクワクしている」/パリ五輪
パリ五輪・陸上競技に向けて日本代表選手団が7月27日午前、出国前に羽田空港で会見を行い、意気込みを語った。 2016年リオ、21年東京に続く3大会連続の五輪代表となる女子競歩の岡田久美子(富士通)は「いよいよだなという気 […]
2024.07.27
中大ルーキー・岡田開成が3000m7分55秒41! U20歴代4位の好タイム
7月26日、中大多摩キャンパス競技場で「Summer Night Run Festival in CHUO」が行われ、男子3000mで岡田開成(中大1)が7分55秒41とU20歴代4位のタイムをマークした。 同大会はこれ […]
Latest Issue
最新号
![2024年8月号 (7月12日発売)](https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2024/07/202408cover.jpg)
2024年8月号 (7月12日発売)
W別冊付録
パリ五輪観戦ガイド&福岡インターハイ完全ガイド