◇天皇賜盃第95回日本学生陸上競技対校選手権(9月5~7日/神奈川・日産スタジアム)3日目
学生ナンバー1を争う日本インカレの3日目が行われ、男子4×400mリレーは中大が3分03秒30の学生新で13年ぶりの優勝を飾った。
前回大会で学生新(3分03秒64)Vを飾った東洋大、アジア大会代表・林申雅を擁する筑波大との熾烈な争いを繰り広げた中大。筑波大に次ぐ2番手でスタートを切ったアンカー・田邉奨は、「筑波の選手が強いのはもちろんわかっていましたが、自分が出し切れば届くだろうという感覚がありました」。2番手を争った東洋大がバトンパスにミスが出て後退するなか、田邉は昨年のインターハイ400m4位の筑波大・久保拓己を追走する。
バックストレートでその背中をとらえると、「コーナーはついていって」出口のところからギアチェンジ。久保を一気に突き放し、フィニッシュラインを駆け抜けた。今季前半は800mをメインにし、学生歴代1分45秒32をマークしたほか、日本選手権で4位に入った。そこから400mにシフト。今大会の個人は6位にとどまったものの、「勝負のレースなので、3人の思いを背負って一番で帰ってこられたことは良かったです」と笑顔で振り返る。
各メンバーも充実感があふれた。1走の庄籠大翔が「学生新と優勝を狙っていましたが、実際に成し遂げてみたら夢のようで、本当にうれしいです」。
2走の植松康太は「個人はエントリーできなかったので、リレー2種目に懸けてきました」。連覇を狙った前日の4×100mリレーはバトンパスにミスが出て、東洋大に0.1秒差の39秒14で2位に敗れた。「その借りをここで返すというつもりで臨みました」と気合の走りで、トップでバトンをつなぐ。
3年生コンビからバトンを託された1年生の濱田幸生大も粘りの走り。「足を引っ張らないか不安でしたが、今の自分の全力を出し切れました」と胸を張った。
昨年は4継で7年ぶりの優勝を果たし、今年はリレー2冠に輝いた2013年以来のマイルリレー制覇。リレーの名門が改めて存在感を示す大会となった。
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