2026.05.03
◇第41回静岡国際(5月3日/小笠山総合運動公園)
日本グランプリシリーズの静岡国際が行われ、女子走高跳は石岡柚季(日女体大AC)が1m86で優勝した。
今季好調の石岡は1m76から飛び始める余裕を見せ、それを1回で成功。1m79をパスして続く1m82も一発クリアで優勝を決めた。続く自己タイの1m86は3回目でバーを越える。狙っていた名古屋アジア大会派遣設定記録の1m89に挑戦したが、惜しくもクリアならなかった。
「1m89を跳ばないと意味がないと思っていたので悔しいのが一番」と涙をこぼす。だが、かつてのインターハイ女王が今季は華麗な復活劇を見せている。
中学時代からトップジャンパーで、東北高(宮城)時代はインターハイ優勝。日女体大に進学し、1m80まで記録を伸ばして日本インカレ優勝、日本選手権2位など気を吐いていた。
しかし、前職は勤務時間も多く「忙しかった」となかなか練習時間を確保できず苦しみ、体調不良になった時期もある。24年から母校に戻り、吉田孝久コーチの助手として従事するようになり調子が上向いた。3月の日大競技会で1m81を跳ぶと、4月には1m86(日本歴代9位タイ)をマークした。
「本当に応援してくださるみなさんのお陰。吉田先生に感謝です」。昨年は髙橋渚(センコー)が世界選手権に出場し、後輩の森﨑優希も1m85を跳ぶなど「みんな頑張っているのですごく刺激になっています」。
技術的にも安定し「吉田先生の言っていることがやっと少しわかってきました」。特に骨盤周りの使い方を意識し、「乗せていくという感覚」をつかみはじめ、記録の安定につながっている。
日本選手権を含め、アジア大会の派遣設定記録を狙える主要大会は残り3試合。「日大の時も惜しかったので、1m89を跳べるように頑張ります」とさらなる飛躍を誓った。
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