◇第102回箱根駅伝・往路(東京・大手町~神奈川・箱根町/5区間107.5km)
第102回箱根駅伝の往路が行われ、青学大が5時間18分08秒の往路新記録で3連覇を達成した。
チーム2度目の3連覇へ、黄色信号が灯ったかに思えた厳しい船出だった。1区は、前回10区区間賞の小河原陽琉(2年)が入り、「中大をマークしていましたが、10km過ぎからペースが上がってきつくなった」と、まさかの区間16位スタートとなった。
2区・飯田翔大(2年)は「昨年はエントリー絡めず悔しかった。この1年は往路で戦いたいとやってきました」とデビューでエース区間へ。「思ったより後ろだったので前半突っ込んだ」と言いつつ、「ペースダウンだけ避けた」とプラン通りに走り、区間10位も総合11位まで押し上げた。
結果的に、ここをしのげたのが大きな一手に。3区の宇田川瞬矢(4年)も「仕事ができなかった」と言うものの区間7位と力走。4区の平松享祐(3年)は「前を追える位置でもらったので自分の走りをするだけでした」。できれば「2分差」でつなぐプランだったが、区間3位で駆け抜け、トップとは3分24秒差で、大エースへつないだ。
圧巻だったのが黒田朝日(4年)。当日変更で初の5区に入ると、圧倒的な走力と上り適性で次々と前をかわし、残り1.5kmで早大・工藤慎作(3年)をかわしてトップに立ち、往路3連覇のフィニッシュテープを切った。
「3位くらいまで、と思いましたが、最後のほうは無我夢中で記憶がない。何とか往路優勝できてホッとしています。自分の実力以上を発揮できました」と黒田は安堵の表情を浮かべ、「声を大にして言いたい。僕が“シン・山の神”です」と箱根の山で高らかに宣言し、最後の箱根路で伝説となった。
原晋監督は「みながみな、素晴らしい走りをすれば監督はいらない。でこぼこでしたが、取り返す走りをしてくれたことがチーム一丸で取り組んだ結果。100点満点」とにっこり。
12月29日の区間エントリーでは6区に1年生の石川浩輝、7区に10000mで27分台の佐藤愛斗(2年)、8区には2年連続区間賞獲得中の塩出翔太(4年)、9区に佐藤有一(4年)、10区に折田壮太(2年)と並べている。
2位の早大とは18秒差、3位の中大とは1分36秒差。チーム2度目の3連覇へ。復路も激しいレースとなりそうだ。
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