2025.11.22
◇第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月23日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km)
第45回全日本実業団対抗女子駅伝を前日に控える11月22日、有力チームの主力選手たちが集まって記者会見が行われた。
東京世界選手権でマラソン7位入賞を果たした大塚製薬・小林香菜、3000m障害予選で17年ぶり日本新の9分24秒72をマークした齋藤みうが登壇。ともに最長10.6kmの3区に入った2人が、本番への意気込みを語った。
小林は「1月の大阪国際女子マラソンから始まって、半年後には世界陸上という舞台に立たせていただいた。たくさんの経験をして、大きく成長できた1年だったと思います」と振り返る。沿道を埋め尽くす大歓声から「不思議なほどパワーをいただきました」。
そんな熱狂の舞台から2ヵ月が経ったが、「つらい練習が日々ありましたが、振り返ってみるともう1度あの景色を見たいと思えるレースでした」。再び世界に挑戦するために、昨年はルーキーという立場から、エースとしてチームを牽引するために再び3区を走る。
「10kmを得意とする選手がたくさんいるので一緒に走れる機会はとても貴重。後半には自信があるので、粘りの走りで、自分らしいレースがしたいです」と力強く話した。
齋藤は「大学時代から世界陸上で走ること、また出場するだけじゃなくみなさんの記憶と記録に残るような走りをしたいということを目標にしてきました」と、その目標達成に胸を張る。だが、「これを通過点にして、もっと上を狙っていきたいと考えています」と改めて気持ちを引き締める。
世界陸上を経て、感じたことがある。
「日本記録は出せましたが、まだまだだと感じました。上の選手ほど何があっても動じないし、楽しんで走っていると感じました。たくさんの種目に出ている選手も多い。チームの中にも海外の選手がいて、練習もまだまだだと思う。そう感じることが、より多くなりました」
新たな挑戦の始まりが、このクイーンズ駅伝。実業団駅伝のデビュー戦で、最長区間に抜てきされた。「初めての10km」だが、「エース区間なので、気持でも走りでも負けないようにしたい。強い選手もたくさんいますし、5000m、10000mを主戦場にする選手が多いですが、自分のペースを貫きたい。10kmが未知だというのもありますが、それなりの練習はしてきました。最後のスパートには自信があるので、競った時には勝ち切れるレースをしたいと思っています」と言葉に力を込めた。
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