HOME 国内、世界陸上、日本代表
24歳・吉川絢斗がシニア初世界で堂々7位!後半勝負のプラン的中「幸せな1時間20分でした」/東京世界陸上
24歳・吉川絢斗がシニア初世界で堂々7位!後半勝負のプラン的中「幸せな1時間20分でした」/東京世界陸上

男子20km競歩で7位入賞の吉川絢斗

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)8日目

東京世界陸上8日目のモーニングセッションが行われ、男子20km競歩で吉川絢斗(サンベルクス)が1時間19分46秒で7位入賞を果たした。

「右耳が聞こえなくなるぐらい」の大歓声を浴びたレースを振り返り、「中学、高校、大学の仲間たちが応援に来てくれて、高校の恩師も審判に入っていました。家族もみんな来てくれて、全部の応援に応えたくて、その中で歩くことができ、幸せな1時間20分でした」と充実感があふれた。

広告の下にコンテンツが続きます

これが五輪、世界陸上を通じて初のシニア世界大会。月の日本選手権では日本歴代7位の1時間17分38秒で3位に入り、5月のアジア選手権では銀メダルなど力はつけている。「メダルを目指して」世界に挑んだ。

序盤は先頭集団につかず、「後ろから行って、後半に勝負する」プラン。そこは「うまくはめることができた」と言う。5km通過23位から、10kmで15位、13kmあたりでは丸尾知司(愛知製鋼)らと9位集団を形成する。そこから抜け出してさらに追い上げ、16kmを過ぎてついに入賞圏内に入った。

中学から陸上を始め、神奈川・中大附横浜高から競歩に挑戦。インターハイ5000m競歩で6位に入賞など力をつけた。大学では4年時にワールドユニバーシティゲームズで8位に入っている。

広告の下にコンテンツが続きます

サンベルクス入社後は業務に携わりながら、パリ五輪に出場した濱西諒とともにトレーニングに励み、着実にベースアップ。目指していたメダルに届かなかった悔しさはあるが、「最低、入賞できたところはすごく良かったかなと思います」。

初日の35kmで勝木隼人(自衛隊体育学校)、男子の前に行われた女子20km競歩で藤井菜々子(エディオン)がそれぞれ銅メダルを獲得。その刺激を受け、「ここに出場していない選手もみんなで、“チーム競歩”で戦ったレースでした。その思いを込めて歩くことができました」と胸を張った。

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)8日目 東京世界陸上8日目のモーニングセッションが行われ、男子20km競歩で吉川絢斗(サンベルクス)が1時間19分46秒で7位入賞を果たした。 「右耳が聞こえなくなるぐらい」の大歓声を浴びたレースを振り返り、「中学、高校、大学の仲間たちが応援に来てくれて、高校の恩師も審判に入っていました。家族もみんな来てくれて、全部の応援に応えたくて、その中で歩くことができ、幸せな1時間20分でした」と充実感があふれた。 これが五輪、世界陸上を通じて初のシニア世界大会。月の日本選手権では日本歴代7位の1時間17分38秒で3位に入り、5月のアジア選手権では銀メダルなど力はつけている。「メダルを目指して」世界に挑んだ。 序盤は先頭集団につかず、「後ろから行って、後半に勝負する」プラン。そこは「うまくはめることができた」と言う。5km通過23位から、10kmで15位、13kmあたりでは丸尾知司(愛知製鋼)らと9位集団を形成する。そこから抜け出してさらに追い上げ、16kmを過ぎてついに入賞圏内に入った。 中学から陸上を始め、神奈川・中大附横浜高から競歩に挑戦。インターハイ5000m競歩で6位に入賞など力をつけた。大学では4年時にワールドユニバーシティゲームズで8位に入っている。 サンベルクス入社後は業務に携わりながら、パリ五輪に出場した濱西諒とともにトレーニングに励み、着実にベースアップ。目指していたメダルに届かなかった悔しさはあるが、「最低、入賞できたところはすごく良かったかなと思います」。 初日の35kmで勝木隼人(自衛隊体育学校)、男子の前に行われた女子20km競歩で藤井菜々子(エディオン)がそれぞれ銅メダルを獲得。その刺激を受け、「ここに出場していない選手もみんなで、“チーム競歩”で戦ったレースでした。その思いを込めて歩くことができました」と胸を張った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.20

谷井孝行ディレクター 女子初メダルの快挙「まだまだ層を厚く」男子の山西は「攻めた結果」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場) 8日目 東京世界陸上8日目のモーニングセッションに男子・女子の20km競歩が行われ、日本は女子の藤井菜々子(エディオン)が女子初となる銅メダルを獲得。男子は吉川絢斗(サン […]

NEWS 山西利和は痛恨のペナルティーゾーン 勝負どころ「少し慎重になるべきだった」/東京世界陸上

2025.09.20

山西利和は痛恨のペナルティーゾーン 勝負どころ「少し慎重になるべきだった」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場) 8日目 東京世界陸上8日目のモーニングセッションが行われ、男子20km競歩に出場した山西利和(愛知製鋼)は1時間22分39秒で28位だった。 19年ドーハ、22年オレゴン […]

NEWS 20km競歩・吉川絢斗が初の大舞台で7位入賞! 「引っ張っていけるような実力を」/東京世界陸上

2025.09.20

20km競歩・吉川絢斗が初の大舞台で7位入賞! 「引っ張っていけるような実力を」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)8日目 東京世界陸上8日目のモーニングセッションが行われ、男子20km競歩で吉川絢斗(サンベルクス)が1時間19分46秒で7位入賞を果たした。 世界陸上初挑戦となった24歳 […]

NEWS 復活V目指した山西利和 まさかの警告3枚で金メダル届かず「自分の感覚と合っていなかった」/東京世界陸上

2025.09.20

復活V目指した山西利和 まさかの警告3枚で金メダル届かず「自分の感覚と合っていなかった」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場) 8日目 東京世界陸上8日目のモーニングセッションが行われ、男子20km競歩に出場した山西利和(愛知製鋼)は1時間22分39秒で28位だった。 世界陸上では19年ドーハ、2 […]

NEWS 2種目挑戦の丸尾知司「チャレンジは今後に大きく生きる」35km26位から入賞目前9位/東京世界陸上

2025.09.20

2種目挑戦の丸尾知司「チャレンジは今後に大きく生きる」35km26位から入賞目前9位/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)8日目 東京世界選手権8日目のモーニングセッションが行われ、男子20km競歩に出場した丸尾知司(愛知製鋼)は1時間20分09秒の9位でレースを終えた。 1週間前の大会初日、 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top