◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)5日目
東京世界陸上5日目が行われ、女子200m予選5組に出場した井戸アビゲイル風果(東邦銀行)が22秒98(±0)で5着に入り、4着以下の記録上位4番目で準決勝進出を決めた。
日本勢としては2011年テグ大会の福島千里以来14年ぶりの予選突破。序盤は上位争いに加わる走りを披露。直線に入ってからも3着争いを繰り広げた。日本人過去最高タイムとなり、「「もう1本できるということなので、しっかり次はタイムを上げていきたいと思います」と笑顔を見せた。
今季の井戸は7月の日本選手権で100m、200mで2冠を達成。8月の冨士北麓ワールドトライアルで22秒79と9年ぶりに日本記録を更新。し、開催国枠エントリー設定記録(22秒92)を突破した。大会初日の男女混合4×400mリレーでは、日本の初の決勝進出に貢献していた。
3選手が出場した男子200mでは、予選6組に出場した鵜澤飛羽(JAL)が20秒39(±0)の3着で、準決勝進出。コーナーを抜けて先頭に立ち、最後まで先頭争いを繰り広げ「刺激を入れずに今日は走りました。もう少しタイムが上がってくるはずです」と自信をのぞかせる。
6度目の世界陸上となった飯塚翔太(ミズノ)は20秒64(-0.2)で1組6着、初代表の水久保漱至(宮崎県スポ協)は20秒51(-0.3)の3組7着で、ともに準決勝進出はならなかった。
男子やり投も厳しい戦いとなった。7月の日本選手権で日本歴代2位の87m16で優勝していた﨑山雄太(愛媛競技力本部)は、予選A組で77m61の組15位。同組のディーン元気(ミズノ)は77m01で組16位にとどまった。
予選B組の長沼元(スズキ)は74m70で組17位、全体36位で決勝進出はならなかった。
大会6日目の19日は中島佑気ジョセフ(富士通)が日本勢として34年ぶりに進んだ男子400m決勝や17歳の久保凛(東大阪大敬愛高)が出場する女子800m予選、田中希実(New Balance)ら3人が出場する女子5000m予選、髙橋渚(センコー)が挑む女子走高跳予選などが行われる。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.11.04
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.02
-
2025.11.02
-
2025.11.03
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
-
2025.11.02
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.04
千葉男子は常盤松が2年ぶり全国切符 山梨は男子の塩山が32年ぶり 女子は櫛形が20回目の全国へ/中学駅伝
12月14日に行われる第33回全国中学校駅伝の出場権を懸けた県大会が、11月1日から3日にかけ、6県で行われた。 1日に行われた千葉県男子は、常盤松が2年ぶり2回目の全国出場を決めた。1区・池田佳十(3年)が区間4位で滑 […]
2025.11.04
2025年最も輝いたアスリートは!?選手、ファン、メディアみんなで選ぶ「GetsurikuAwards2025」投票スタート!
この度、そのシーズンで最も輝きを放ったアスリートを表彰する 「GetsurikuAwards」 を今年も開催します! コンセプトは「最優秀」や「MVP(最も価値のある)」選手ではなく、その年に『最も輝きを放った選手=Cr […]
Latest Issue
最新号
2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望