2025.08.12

今年9月に国立競技場で行われる東京2025世界陸上の日本代表に内定している男子3000m障害の三浦龍司(SUBARU)と男子110mハードルの村竹ラシッド(JAL)。世界へと挑戦する2人を力強くサポートしているのが、東京2025世界陸上オフィシャルゼリー飲料でもある森永製菓の「inゼリー」だ。
ともに〝部活〟に励んでいた頃から愛用していたといい、世界を舞台に活躍するようになった今も、心強い味方になっている。勢いに乗る2人の今季に懸ける思いと、「inゼリー」活用法を聞いた。
今季も好調で世界を舞台に活躍する2人
世界の頂点を目指す2人には共通点が多い。男子3000m障害の三浦龍司(SUBARU)と男子110mハードルの村竹ラシッド(JAL)。
2002年生まれの23歳、順天堂大学の同期、そして、ともに〝障害物〟を跳び越える種目で世界最高峰の舞台で戦っている。
先に〝世界〟への扉を開いたのは三浦だった。順大2年だった2021年、自国開催だった世界大会で7位入賞の快挙。日本記録も次々と更新した。
一方の村竹は、強力な先輩たちの背中を追って力をつけると、ケガなどに泣かされた時期もあったが、2022年のオレゴン世界陸上に出場して〝世界デビュー〟を飾り、23年には日本タイ記録も樹立した。
昨年のパリでは、三浦が2大会連続入賞の8位、村竹は同種目で日本勢初の入賞となる5位。そして今年、両者は春の大会で早々と東京世界陸上の代表に内定。明確に〝メダル〟に照準を合わせている。
三浦は冬場にクロカンコースで脚作りをすると、シーズンに向けてスピードとスピード持久力を高めた。4月のダイヤモンドリーグ(DL)厦門大会では8分10秒11をマーク。その後はやや脚を痛めたが大事に至らず。
5月のセイコーゴールデングランプリでは8分18秒96で快勝。「障害との距離感や、身体の調子が上がってくれば、しっかりと記録が出せる」。その言葉が現実のものとなったのが、7月12日のDLモナコ。自身の日本記録を2年ぶりに6秒以上も塗り替える8分03秒43を叩き出した。世界歴代24位という驚異的な記録である。「6秒も更新できると思っていなかったのでうれしいですし、大きな意味がある」
記録以上に、フィニッシュ直前まで世界王者のソフィアン・エル・バッカリ(モロッコ)を追い詰めた走りは世界を驚かせた。
村竹も今季ここまで国内レースはセイコーゴールデングランプリ(13秒16/-1.1=優勝)のみで、海外レースを転戦している。DLでは中国2連戦を連続2位になると、5月にはアジア選手権(韓国・亀尾)で初優勝。
6月のDLパリでは自己3番目の13秒08を予選・決勝とそろえて魅せた。7月のDLモナコで4位に入ったことで、念願のDLファイナル(8月27~28日、スイス・チューリヒ)進出も決めている。
「ずっと取り組んできた柔軟のお陰で抜き脚の動きが良くなってスムーズなハードリングができています」と村竹。シーズン序盤は加速がうまくいっていたが、その反面、持ち味だった中盤からの〝伸び〟がやや精彩を欠いていた。
アジア選手権は「あえて、前半を抑えてでも、持ち味の加速を生かす」走りで優勝。その後は、レース全体がうまく噛み合いつつあり、13秒0台をそろえるまでにアベレージが上がった。
inゼリーは学生時代から必須アイテム
世界中を飛び回る2人を支えているのが、2024年からサポート契約を結んでいる森永製菓株式会社だ。
三浦が在籍していた順大の中長距離ブロックが、かねてから商品提供を受けていた縁もある。「inゼリーは練習の前後、エネルギーが枯渇している時に飲んでいます」と三浦。
特に練習後のエネルギー補給として活用し、「リカバリーやクールダウンなど、身体を休める意味でも活用しています」。用途に合わせてinゼリー エネルギーやinゼリー プロテインなど、「練習では2、3種類飲む」という。
試合の時にも〝マストアイテム〟になっているようで、「海外遠征でもパッケージが小さいので持ち運びも便利。どんな場面でも栄養面を気にする時に飲めるのがいいです」と話し、お気に入りは「定番のエネルギー(マスカット味)は昔から飲んでいます。ヨーグルト味のプロテインも好きです」と明かす。

「inゼリー」を練習の前後、エネルギーが枯渇している時に飲んでいるという三浦
試合の際には「あまりお腹の中に物がある感じが好きではない」と、食事も必要最低限で抑えるという村竹。「エネルギーをちゃんと摂取するために飲んでいます。持ち運びも便利で、試合の時は重宝します」。
練習ではマッスルフィットプロテインを飲むことが多いそうで、「競技人生において身近であり、なくてはならないぐらいの存在です」と、今では必須アイテムだ。実はラムネが大好きな村竹。40年以上も愛され続けている同社のラムネもお気に入りだ。

学生時代から「inゼリー」を愛用している村竹は「持ち運びも便利で、試合の時は重宝する」と話す
日本勢初の〝快挙〟に向けて
東京世界陸上の開幕まで1ヵ月を切った。三浦は合宿などを経て本番へ向かう。「DLモナコの結果は自信になります。メダル獲得しかない」と、悲願達成へ己を研ぎ澄ませていく。
村竹も「12秒台を出してメダルを取りたい」と意欲的。夏に「1ヵ月ほど練習を積んで」仕上げに入る。DLも含め、世界陸上まで数レースを積んで乗り込むことになりそうだ。
どちらの種目もメダル獲得となれば日本勢初の快挙。4年前は無観客だった国立競技場のスタンドは満員になるだろう。観客の大声援とinゼリーの大きな後押しで〝エネルギー〟をチャージする2人が、世界の表彰台を目指して高いハードルを飛び越える。

手軽で短時間にエネルギーをチャージできるのが「inゼリー」の特長。東京2025世界陸上ではオフィシャルゼリー飲料として世界のアスリートをサポートする
※この記事は『月刊陸上競技』2025年9月号に掲載しています
今季も好調で世界を舞台に活躍する2人
世界の頂点を目指す2人には共通点が多い。男子3000m障害の三浦龍司(SUBARU)と男子110mハードルの村竹ラシッド(JAL)。 2002年生まれの23歳、順天堂大学の同期、そして、ともに〝障害物〟を跳び越える種目で世界最高峰の舞台で戦っている。 先に〝世界〟への扉を開いたのは三浦だった。順大2年だった2021年、自国開催だった世界大会で7位入賞の快挙。日本記録も次々と更新した。 一方の村竹は、強力な先輩たちの背中を追って力をつけると、ケガなどに泣かされた時期もあったが、2022年のオレゴン世界陸上に出場して〝世界デビュー〟を飾り、23年には日本タイ記録も樹立した。 昨年のパリでは、三浦が2大会連続入賞の8位、村竹は同種目で日本勢初の入賞となる5位。そして今年、両者は春の大会で早々と東京世界陸上の代表に内定。明確に〝メダル〟に照準を合わせている。 三浦は冬場にクロカンコースで脚作りをすると、シーズンに向けてスピードとスピード持久力を高めた。4月のダイヤモンドリーグ(DL)厦門大会では8分10秒11をマーク。その後はやや脚を痛めたが大事に至らず。 5月のセイコーゴールデングランプリでは8分18秒96で快勝。「障害との距離感や、身体の調子が上がってくれば、しっかりと記録が出せる」。その言葉が現実のものとなったのが、7月12日のDLモナコ。自身の日本記録を2年ぶりに6秒以上も塗り替える8分03秒43を叩き出した。世界歴代24位という驚異的な記録である。「6秒も更新できると思っていなかったのでうれしいですし、大きな意味がある」 記録以上に、フィニッシュ直前まで世界王者のソフィアン・エル・バッカリ(モロッコ)を追い詰めた走りは世界を驚かせた。 村竹も今季ここまで国内レースはセイコーゴールデングランプリ(13秒16/-1.1=優勝)のみで、海外レースを転戦している。DLでは中国2連戦を連続2位になると、5月にはアジア選手権(韓国・亀尾)で初優勝。 6月のDLパリでは自己3番目の13秒08を予選・決勝とそろえて魅せた。7月のDLモナコで4位に入ったことで、念願のDLファイナル(8月27~28日、スイス・チューリヒ)進出も決めている。 「ずっと取り組んできた柔軟のお陰で抜き脚の動きが良くなってスムーズなハードリングができています」と村竹。シーズン序盤は加速がうまくいっていたが、その反面、持ち味だった中盤からの〝伸び〟がやや精彩を欠いていた。 アジア選手権は「あえて、前半を抑えてでも、持ち味の加速を生かす」走りで優勝。その後は、レース全体がうまく噛み合いつつあり、13秒0台をそろえるまでにアベレージが上がった。inゼリーは学生時代から必須アイテム
世界中を飛び回る2人を支えているのが、2024年からサポート契約を結んでいる森永製菓株式会社だ。 三浦が在籍していた順大の中長距離ブロックが、かねてから商品提供を受けていた縁もある。「inゼリーは練習の前後、エネルギーが枯渇している時に飲んでいます」と三浦。 特に練習後のエネルギー補給として活用し、「リカバリーやクールダウンなど、身体を休める意味でも活用しています」。用途に合わせてinゼリー エネルギーやinゼリー プロテインなど、「練習では2、3種類飲む」という。 試合の時にも〝マストアイテム〟になっているようで、「海外遠征でもパッケージが小さいので持ち運びも便利。どんな場面でも栄養面を気にする時に飲めるのがいいです」と話し、お気に入りは「定番のエネルギー(マスカット味)は昔から飲んでいます。ヨーグルト味のプロテインも好きです」と明かす。 [caption id="attachment_178313" align="alignnone" width="800"]

日本勢初の〝快挙〟に向けて
東京世界陸上の開幕まで1ヵ月を切った。三浦は合宿などを経て本番へ向かう。「DLモナコの結果は自信になります。メダル獲得しかない」と、悲願達成へ己を研ぎ澄ませていく。 村竹も「12秒台を出してメダルを取りたい」と意欲的。夏に「1ヵ月ほど練習を積んで」仕上げに入る。DLも含め、世界陸上まで数レースを積んで乗り込むことになりそうだ。 どちらの種目もメダル獲得となれば日本勢初の快挙。4年前は無観客だった国立競技場のスタンドは満員になるだろう。観客の大声援とinゼリーの大きな後押しで〝エネルギー〟をチャージする2人が、世界の表彰台を目指して高いハードルを飛び越える。 [caption id="attachment_178314" align="alignnone" width="1028"]
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