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2025.08.04

桐生祥秀9秒99!守祐陽10秒00!中島44秒84!3人が世界陸上標準突破 井戸22秒79の日本新/富士北麓ワールドトライアル
桐生祥秀9秒99!守祐陽10秒00!中島44秒84!3人が世界陸上標準突破 井戸22秒79の日本新/富士北麓ワールドトライアル

富士北麓ワールドトライアルで9秒99をマークした桐生祥秀

◇富士北麓ワールドトライアル2025(8月3日/山梨・富士北麓公園「富士山の銘水スタジアム」)

富士北麓ワールドトライアルが行われ、男子100m予選2組で桐生祥秀(日本生命)が自身2度目の9秒台、東京世界選手権の参加標準記録(10秒00)突破となる9秒99(+1.3)をマークした。

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日本記録保持者・山縣亮太(セイコー)と同組となった桐生は、二次加速で一気に抜け出すと、その勢いを最後までつなげ、2017年以来8年ぶりの9秒台でフィニッシュ。7月の日本選手権では5年ぶりの優勝を飾っており、2019年ドーハ世界選手権以来の個人代表入りに大きく前進した。

「今は9秒台でないと世界と勝負できないし、最近は9秒8を出さないと(ファイナルに)いけない。その中で、9秒台を8年ぶりに出せたのは良かったです」

日本人初の9秒台スプリンターが見せた2度目の壁突破に、スタジアムは熱狂に包まれた。それが冷めやらぬ3組で、「自分も出したい」と気合を入れたのが守祐陽(大東大)だった。

後半に力強く抜け出すと、速報タイマーを「10秒01」で止めた。「00になってくれと祈っていました」と正式結果を待つ守に、朗報が届く。参加標準にピタリ到達する10秒00(+1.3)の発表に、再び会場がドッと沸いた。

5月の関東インカレ(2部)では追い風3.9mの参考記録ながら9秒97をマーク。それが自信になった面もあったが、重圧になったこともある。それを乗り越え、自己ベストを一気に0.13秒も塗り替え、初めての日本代表入りに一気に近づいた。「しっかりと準備して、挑戦したい」と守は力強く語った。

100m予選1組は、多田修平(住友電工)が1着。1週間前の広島インターハイで2位だった菅野翔唯(東農大二高2群馬)が同タイムの2着に食い込み、高校歴代5位タイの10秒22(+1.0)をマークした。なお、男子100m決勝は雷雨のため中止となったため、順位はつかない。

タイムレース決勝で行われた男子400mでは、最終3組を制した中島佑気ジョセフ(富士通)が自身初の44秒台となる日本歴代3位の44秒84でフィニッシュ。世界選手権参加標準記録(44秒85)を突破し、3大会連続の代表入りに大きく前進した。2位の佐藤風雅(ミズノ)も今季ベストの45秒16をマーク。日本記録保持者の佐藤拳太郎(富士通)は46秒71で4組7着だった。

好記録ラッシュはまだ終わらない。女子200m決勝では、日本選手権100m、200m2冠の井戸アビゲイル風果(東邦銀行)が22秒79(+1.0)を叩き出し、代表入りに大きく前進した。、福島千里が2016年に作った日本記録22秒88を9年ぶりに更新。世界選手権の開催国枠エントリー設定記録(22秒92)も突破し、初の世界大会出場が見えてきた。

男子200mは飯塚翔太(ミズノ)が20秒45(+1.2)でV。同400mハードルは東京五輪セミファイナリスト・山内大夢(東邦銀行)が4年ぶり自己新の48秒79で制した。

このほか、女子三段跳は船田茜里(ニコニコのり)が13m87(+0.4)の大ジャンプで快勝。日本歴代4位の自己ベスト(13m81)を3年ぶりに6cm更新した。女子400mは久保山晴菜(今村病院)が自己ベストに0.01秒と迫る53秒08の大会新で優勝している。

◇富士北麓ワールドトライアル2025(8月3日/山梨・富士北麓公園「富士山の銘水スタジアム」) 富士北麓ワールドトライアルが行われ、男子100m予選2組で桐生祥秀(日本生命)が自身2度目の9秒台、東京世界選手権の参加標準記録(10秒00)突破となる9秒99(+1.3)をマークした。 日本記録保持者・山縣亮太(セイコー)と同組となった桐生は、二次加速で一気に抜け出すと、その勢いを最後までつなげ、2017年以来8年ぶりの9秒台でフィニッシュ。7月の日本選手権では5年ぶりの優勝を飾っており、2019年ドーハ世界選手権以来の個人代表入りに大きく前進した。 「今は9秒台でないと世界と勝負できないし、最近は9秒8を出さないと(ファイナルに)いけない。その中で、9秒台を8年ぶりに出せたのは良かったです」 日本人初の9秒台スプリンターが見せた2度目の壁突破に、スタジアムは熱狂に包まれた。それが冷めやらぬ3組で、「自分も出したい」と気合を入れたのが守祐陽(大東大)だった。 後半に力強く抜け出すと、速報タイマーを「10秒01」で止めた。「00になってくれと祈っていました」と正式結果を待つ守に、朗報が届く。参加標準にピタリ到達する10秒00(+1.3)の発表に、再び会場がドッと沸いた。 5月の関東インカレ(2部)では追い風3.9mの参考記録ながら9秒97をマーク。それが自信になった面もあったが、重圧になったこともある。それを乗り越え、自己ベストを一気に0.13秒も塗り替え、初めての日本代表入りに一気に近づいた。「しっかりと準備して、挑戦したい」と守は力強く語った。 100m予選1組は、多田修平(住友電工)が1着。1週間前の広島インターハイで2位だった菅野翔唯(東農大二高2群馬)が同タイムの2着に食い込み、高校歴代5位タイの10秒22(+1.0)をマークした。なお、男子100m決勝は雷雨のため中止となったため、順位はつかない。 タイムレース決勝で行われた男子400mでは、最終3組を制した中島佑気ジョセフ(富士通)が自身初の44秒台となる日本歴代3位の44秒84でフィニッシュ。世界選手権参加標準記録(44秒85)を突破し、3大会連続の代表入りに大きく前進した。2位の佐藤風雅(ミズノ)も今季ベストの45秒16をマーク。日本記録保持者の佐藤拳太郎(富士通)は46秒71で4組7着だった。 好記録ラッシュはまだ終わらない。女子200m決勝では、日本選手権100m、200m2冠の井戸アビゲイル風果(東邦銀行)が22秒79(+1.0)を叩き出し、代表入りに大きく前進した。、福島千里が2016年に作った日本記録22秒88を9年ぶりに更新。世界選手権の開催国枠エントリー設定記録(22秒92)も突破し、初の世界大会出場が見えてきた。 男子200mは飯塚翔太(ミズノ)が20秒45(+1.2)でV。同400mハードルは東京五輪セミファイナリスト・山内大夢(東邦銀行)が4年ぶり自己新の48秒79で制した。 このほか、女子三段跳は船田茜里(ニコニコのり)が13m87(+0.4)の大ジャンプで快勝。日本歴代4位の自己ベスト(13m81)を3年ぶりに6cm更新した。女子400mは久保山晴菜(今村病院)が自己ベストに0.01秒と迫る53秒08の大会新で優勝している。

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