HOME 国内

2025.07.11

七種競技・熱田心 連覇へ「プレッシャーを力に変えたい」日本記録へ挑戦/日本選手権混成
七種競技・熱田心 連覇へ「プレッシャーを力に変えたい」日本記録へ挑戦/日本選手権混成

25年日本選手権混成の前日会見に臨んだ熱田心

◇第109回日本選手権・混成競技(7月12、13日/岐阜・岐阜メモリアルセンター長良川競技場)

東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権・混成競技を前日に控え、有力選手が会見に出席した。

女子七種競技で前回初優勝を飾った熱田心(岡山陸協)。昨年、優勝してからは「秋シーズンや冬季練習はプレッシャーもあって、結果にこだわり過ぎてしまった」時期もあったという。それでも「こういう道を通らないといけない」と受け止めつつ「いろんな人が応援してくれるので、力に変えて頑張りたい」と話す。

広告の下にコンテンツが続きます

冬季で出力やパワーアップが図られた反動で「200mでは前半でスピードが出すぎて、後半バテてしまう場面が多くて、あまりタイムが出ていませんでした」。その出力をうまくコントロールできるようになってきた成果が出たのは6月末の岡山県選手権。200mは向かい風2.0mで25秒25をマークし、100mハードルも13秒83(-0.9)、得意の走幅跳も6m02(+2.2)をマークしている。

目指すのは東京世界選手権の開催国枠エントリー設定記録にもなっている、日本新の5976点。「まずはハードルからしっかり滑り出して、13秒7から6くらいを出したい。得意(6m29がベスト)の走幅跳も6m20は確実に跳ばないといけない。初日に3400~500点くらいを狙いたいです」。

日本記録保持者の山﨑有紀(元スズキ)が一線を退く、ヘンプヒル恵(アトレ)もコンディション不良でエントリーせず。そうした状況で、前回女王がどれだけ強さを見せられるかに注目が集まりそうだ。

広告の下にコンテンツが続きます
◇第109回日本選手権・混成競技(7月12、13日/岐阜・岐阜メモリアルセンター長良川競技場) 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権・混成競技を前日に控え、有力選手が会見に出席した。 女子七種競技で前回初優勝を飾った熱田心(岡山陸協)。昨年、優勝してからは「秋シーズンや冬季練習はプレッシャーもあって、結果にこだわり過ぎてしまった」時期もあったという。それでも「こういう道を通らないといけない」と受け止めつつ「いろんな人が応援してくれるので、力に変えて頑張りたい」と話す。 冬季で出力やパワーアップが図られた反動で「200mでは前半でスピードが出すぎて、後半バテてしまう場面が多くて、あまりタイムが出ていませんでした」。その出力をうまくコントロールできるようになってきた成果が出たのは6月末の岡山県選手権。200mは向かい風2.0mで25秒25をマークし、100mハードルも13秒83(-0.9)、得意の走幅跳も6m02(+2.2)をマークしている。 目指すのは東京世界選手権の開催国枠エントリー設定記録にもなっている、日本新の5976点。「まずはハードルからしっかり滑り出して、13秒7から6くらいを出したい。得意(6m29がベスト)の走幅跳も6m20は確実に跳ばないといけない。初日に3400~500点くらいを狙いたいです」。 日本記録保持者の山﨑有紀(元スズキ)が一線を退く、ヘンプヒル恵(アトレ)もコンディション不良でエントリーせず。そうした状況で、前回女王がどれだけ強さを見せられるかに注目が集まりそうだ。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.10.10

スピードある中大と青学大、前回優勝・國學院大、駒大、早大などの争いか!? 区間エントリーと最新データで全チーム分析/出雲駅伝展望

学生三大駅伝の開幕を告げる第37回出雲全日本大学選抜駅伝(出雲駅伝)は10月13日、出雲大社正面鳥居前をスタートし、出雲ドーム前にフィニッシュする6区間45.1kmで行われる。大会3日前の10月10日には各チームのオーダ […]

NEWS 【編集部コラム】「いくつになっても自分超え」

2025.10.10

【編集部コラム】「いくつになっても自分超え」

攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]

NEWS 出雲駅伝の区間発表! 青学大・黒田朝日、國學院大・上原琉翔、駒大・山川拓馬、早大・工藤慎作がアンカー対決!

2025.10.10

出雲駅伝の区間発表! 青学大・黒田朝日、國學院大・上原琉翔、駒大・山川拓馬、早大・工藤慎作がアンカー対決!

10月10日、第37回出雲全日本大学選抜駅伝が13日に行われるのを前に、大会主催者が各チームの区間エントリーを発表した。 1月の箱根駅伝を制した青学大は1区に小河原陽琉(2年)を起用。4年生の宇田川瞬矢を2区、塩出翔太を […]

NEWS 2026年開催世界大会の参加資格発表! 日本は男子4×100mR、混合4×400mRの世界リレー出場権確定

2025.10.10

2026年開催世界大会の参加資格発表! 日本は男子4×100mR、混合4×400mRの世界リレー出場権確定

10月8日、世界陸連は2026年に主催する世界室内選手権、世界リレー、U20世界選手権の出場資格要件を発表した。 このうち、5月2日と3日にボツワナ・ハボローネで開催される世界リレーでは男子・女子・混合の4×100mリレ […]

NEWS 城西大学男子駅伝部がスポーツテック製品を開発するCOROSとパートナーシップ契約を締結

2025.10.10

城西大学男子駅伝部がスポーツテック製品を開発するCOROSとパートナーシップ契約を締結

スポーツテック製品を開発するCOROS(カロス)は10月10日、城西大学男子駅伝部とパートナーシップ契約を締結したと発表した。 同社は、ハイグレードなハードウェアと革新的なテクノロジーを組み合わせ、世界で最も過酷な環境下 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top