2025.06.21
◇インターハイ中国地区大会(6月20日~22日/広島・ホットスタッフフィールド広島)1日目
広島インターハイ出場を懸けた中国地区大会の1日目が行われ、男子ハンマー投で高見晃史郎(松江工3島根)が自己ベストの61m84を更新する大会新記録の64m58で優勝した。
1投目から60mオーバーを連発した後の4投目。「今までは入りを慎重にしていたけど、強めに力を入れてスウィングとターンの動作をしたら、そのままうまく回れました」。ハンマーは大会記録を越えていった。
昨年まではターン動作で低い姿勢を保てていなかったのだが、冬季の合宿などでその点を指摘され、重点的に改善してきた。その成果か「60m以上を安定して投げられるようになってきました」と高見は話す。そして、今大会での記録から、もっと記録が出せる手応えも感じている。
インターハイでは優勝を狙い、加えて「最低でも中国地区高校記録の68m33を超えたい」と目標を掲げる。上半身の姿勢を修正させ、残り1ヵ月となった全国の舞台まで、さらに向上させるつもりだ
そのほか女子走高跳では、秋岡里緒(倉敷商3岡山)が自己記録を4cm伸ばす1m72で勝利。女子400mでは江角和華(開星3島根)が、56秒33だった自己記録から大幅に短縮する55秒07で優勝を勝ち取った。
また、特に玉野光南勢(岡山)が活躍。男子砲丸投では赤澤瑠依(3年)が17m03の大会新V。女子5000m競歩では石田紗也(同)が24分12秒06、女子ハンマー投でも大東心春(同)が49m77とそれぞれ優勝した。
男子棒高跳の土江駿多(大社3島根)は4m80で優勝をものにしている。
このほか、女子4×100mリレー準決勝1組では昨年のインターハイ3位・広島皆実(広島)が45秒93をマーク。昨年出したチームベストを0.02秒更新し、大会記録も9年ぶりに塗り替え、今日21日の決勝も注目を集めそうだ。
全国インターハイは7月25日から29日まで、中国大会と同じホットスタッフフィールド広島(広島広域公園陸上競技場)で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。
文/松山林太郎
インターハイ中国大会優勝者一覧をチェック!
●男子 400m 前﨑陽仁(広島皆実3広島) 48秒02 1500m 桒田旬斗(倉敷3岡山) 3分54秒12 5000m競歩 荒木陽向(倉敷南3岡山) 22分03秒37 棒高跳 土江駿多(大社3島根) 4m80 走幅跳 德光晃(益田東3島根) 7m19(+2.1) 砲丸投 赤澤瑠依(玉野光南3岡山) 17m03=大会新 ハンマー投 高見晃史郎(松江工3島根) 64m58=大会新 [adinserter block="4"] ●女子 400m 江角和華(開星3島根) 55秒07 1500m ジャネット・ジェプコエチ(倉敷3岡山) 4分12秒27 5000m競歩 石田紗也(玉野光南3岡山) 24分12秒06 走高跳 秋岡里緒(倉敷商3岡山) 1m72 ハンマー投 東心春(玉野光南3岡山) 49m77 やり投 生田帆南(宇部鴻城3山口) 42m72RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.28
2月に名古屋アジア大会・競歩のリハーサル大会 名古屋市の特設コースで実施
-
2025.12.27
-
2025.12.22
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
-
2025.12.21
-
2025.12.21
-
2025.12.21
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.29
第102回箱根駅伝が今日区間エントリ-発表! 青学大・黒田朝日、駒大、國學院大などのエントリーは!?
来年1月2日、3日に行われる第102回箱根駅伝の区間エントリーが今日12月29日に締め切られ、当日発表される。 すでに12月10日に16人のチームエントリーが発表されている。往路5人、復路5人、補員6人が登録され、1月2 […]
2025.12.28
2月に名古屋アジア大会・競歩のリハーサル大会 名古屋市の特設コースで実施
愛知陸協は、26年2月21日に名古屋市で第15回愛知競歩競技会を行うと発表した。 愛知競歩競技会は、これまでパロマ瑞穂北陸上競技場や知多運動公園陸上競技場(Bフードサイエンス1969知多スタジアム)などトラックで実施され […]
2025.12.28
箱根駅伝Stories/人一倍練習をこなして成長した駒大・伊藤蒼唯 夏場のケガを乗り越え「身体で感覚を思い出せた」
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 トップ選手が集まる駒大で代名詞が 駒大・伊藤蒼唯(4年)の代名詞は「 […]
2025.12.28
箱根駅伝Stories/3連覇に挑む青学大の絶対エース・黒田朝日 「チームが勝つために最大限の走りがしたい」
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 「花の2区」で2度の爆走 箱根駅伝で、黒田朝日(4年)は、「花の2区 […]
2025.12.28
トヨタ自動車、旭化成、Hondaの「3強」が中心!第70回記念大会を制するのは?日本代表たちの激走にも注目/ニューイヤー駅伝
◇第70回全日本実業団対抗駅伝(1月1日/群馬県庁前発着・7区間100km) 第70回の節目を迎える全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝inぐんま)は2026年1月1日、群馬県前橋市の群馬県庁を発着点とする7区間100 […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳
