HOME 国内

2025.06.01

100m・宮城辰郎が自己新10秒14でV!鈴木涼太の3連覇を1000分の1秒差で阻む 3位三輪も自己新、4~7位に多田、小池、桐生、山縣/布勢スプリント
100m・宮城辰郎が自己新10秒14でV!鈴木涼太の3連覇を1000分の1秒差で阻む 3位三輪も自己新、4~7位に多田、小池、桐生、山縣/布勢スプリント

布勢スプリント男子100mA決勝を制した宮城辰郎

◇布勢スプリント2025(6月1日/鳥取・ヤマタスポーツパーク競技場)

日本グランプリシリーズの布勢スプリント2025が行われ、男子100mA決勝は10秒14(+1.3)の自己新をマークした宮城辰郎(日星電気)が3連覇を狙った鈴木涼太(スズキ)を1000分の1秒差で抑え、優勝を飾った。

鈴木のほか、21年東京五輪4×100mリレーメンバーの多田修平(住友電工)、山縣亮太(セイコー)、桐生祥秀(日本生命)、小池祐貴(住友電工)が勢ぞろい。そのメンバーたちが横一線の熱戦を繰り広げ、最後に勝ち切ったのが中大出身の社会人5年目・宮城だった。

静岡・浜松西高ではインターハイの出場経験はなく、中大では3年時に日本インカレ4×100mリレー優勝メンバーに名を連ねると、4年時には日本学生個人選手権5位入賞を果たしている。

社会人になってからはルーキーイヤーの2020年に全日本実業団対抗選手権で5位に入賞しているが、その後は目立った成績を残せていなかった。それでも今季は、5月の中部実業団対抗選手権で10秒22と大学4年時に出した自己記録(10秒25)を6年ぶりに更新すると、今大会の予選で追い風2.2mの参考記録ながら10秒15をマーク。決勝では公認で自身初の10秒1台をマークする大躍進を見せた。

3位の三輪颯太(埼玉陸協)が10秒17の自己新、4位の多田が10秒18、5位の小池と6位の桐生が10秒19と、6位までが0.05秒差でフィニッシュラインを駆け抜けた。山縣は今季ベストの10秒26で日本選手権参加標準記録を突破、8位は守祐陽(大東大)だった。

広告の下にコンテンツが続きます
◇布勢スプリント2025(6月1日/鳥取・ヤマタスポーツパーク競技場) 日本グランプリシリーズの布勢スプリント2025が行われ、男子100mA決勝は10秒14(+1.3)の自己新をマークした宮城辰郎(日星電気)が3連覇を狙った鈴木涼太(スズキ)を1000分の1秒差で抑え、優勝を飾った。 鈴木のほか、21年東京五輪4×100mリレーメンバーの多田修平(住友電工)、山縣亮太(セイコー)、桐生祥秀(日本生命)、小池祐貴(住友電工)が勢ぞろい。そのメンバーたちが横一線の熱戦を繰り広げ、最後に勝ち切ったのが中大出身の社会人5年目・宮城だった。 静岡・浜松西高ではインターハイの出場経験はなく、中大では3年時に日本インカレ4×100mリレー優勝メンバーに名を連ねると、4年時には日本学生個人選手権5位入賞を果たしている。 社会人になってからはルーキーイヤーの2020年に全日本実業団対抗選手権で5位に入賞しているが、その後は目立った成績を残せていなかった。それでも今季は、5月の中部実業団対抗選手権で10秒22と大学4年時に出した自己記録(10秒25)を6年ぶりに更新すると、今大会の予選で追い風2.2mの参考記録ながら10秒15をマーク。決勝では公認で自身初の10秒1台をマークする大躍進を見せた。 3位の三輪颯太(埼玉陸協)が10秒17の自己新、4位の多田が10秒18、5位の小池と6位の桐生が10秒19と、6位までが0.05秒差でフィニッシュラインを駆け抜けた。山縣は今季ベストの10秒26で日本選手権参加標準記録を突破、8位は守祐陽(大東大)だった。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.19

前田美結子200m日本歴代6位、学生歴代2位の23秒31!九州学生記録も更新 前週4継で単独チーム日本最高

福岡大競技会が7月19日、同大学陸上競技場で行われ、女子200mでは前田美結子(福岡大)が日本歴代6位、学生歴代2位、九州学生新記録の23秒31(+1.4)をマークした。 これまでの前田の自己ベストは、日本選手権(7月6 […]

NEWS 福井ナイトゲームズに東京世界陸上代表の村竹ラシッド、鵜澤飛羽ら追加エントリー!

2025.07.19

福井ナイトゲームズに東京世界陸上代表の村竹ラシッド、鵜澤飛羽ら追加エントリー!

日本グランプリシリーズのAthlete Night Games in FUKUI2025の大会主催者は、7月18日に追加エントリー選手を発表した。 男子110mハードルには村竹ラシッド(JAL)が登録。村竹は昨年のパリ五 […]

NEWS 富士北麓ワールドトライアル 100mに栁田大輝、桐生祥秀 ハードルに泉谷駿介、田中佑美がエントリー!

2025.07.18

富士北麓ワールドトライアル 100mに栁田大輝、桐生祥秀 ハードルに泉谷駿介、田中佑美がエントリー!

日本陸連は7月18日、日本グランプリシリーズの富士北麓ワールドトライアル2025のエントリーリストを発表した。 男子100mには日本選手権で優勝した桐生祥秀(日本生命)を筆頭に、関口裕太(早大)、小池祐貴(住友電工)、多 […]

NEWS 【世界陸上プレイバック】―13年モスクワ―棒高跳イシンバエワが地元で有終の美 福士加代子がマラソンで笑顔の銅メダル、桐生祥秀が世界デビュー

2025.07.18

【世界陸上プレイバック】―13年モスクワ―棒高跳イシンバエワが地元で有終の美 福士加代子がマラソンで笑顔の銅メダル、桐生祥秀が世界デビュー

今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]

NEWS 100m栁田大輝60年ぶり“世界一”なるか!?落合晃、阿部竜希、柳井綾音らがドイツで勝負/ユニバ

2025.07.18

100m栁田大輝60年ぶり“世界一”なるか!?落合晃、阿部竜希、柳井綾音らがドイツで勝負/ユニバ

学生世界一を決めるFISUワールドユニバーシティゲームズの陸上競技が7月21日から27日まで、ドイツのライン・ルールで行われる。若き日本代表の注目選手を紹介する。 男子100mには栁田大輝(東洋大)が出場する。自己記録は […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年8月号 (7月14日発売)

2025年8月号 (7月14日発売)

詳報!日本選手権
IH地区大会

page top