HOME 海外

2025.04.21

38歳フレイザー・プライスがパリ五輪以来の競技会復帰! 100m10秒94wで「引退はまだ確定してない」
38歳フレイザー・プライスがパリ五輪以来の競技会復帰! 100m10秒94wで「引退はまだ確定してない」

女子短距離のフレイザー・プライス

4月19日、ジャマイカ・キングストンで「ヴェロシティ・フェスト」が行われ、2008年、12年ロンドン五輪女子100m金メダリストのレジェンド・シェリー・アン・フレイザー・プライス(ジャマイカ)が昨年8月のパリ五輪以来のレースに臨んだ。

38歳のフレイザー・プライスは、23年ブダペスト世界選手権100mで銅メダルを獲得しているものの、ハムストリングスの故障などの影響もあり、昨年のパリ五輪では準決勝を欠場している。

広告の下にコンテンツが続きます

また、パリ五輪前には「夫は私のために犠牲になってくれた。支えがあったからこそ、私はこれまでずっとやってこられた。そして今、私は彼らに対して別のことをする義務があると思っている」と発言。24年シーズン限りでの引退も囁かれていた。

パリ五輪以降は、自身のSNSに息子のジオン君とバカンスを楽しんだり、慈善事業に勤しむ姿を投稿していたフレイザー・プライスだが、今年になってトレーニングする様子を公開。今月16日には息子の運動会に参加し、激走する模様が世界中の話題となっていた。

約8ヵ月ぶりとなったレースでは、「ポケットロケット」と称されてきた鋭い出足から、中間加速でもスムーズな動きを見せて1着でフィニッシュ。追い風参考記録となったものの、9月の東京世界選手権の参加標準記録(11秒07)を上回る10秒94(+3.1)で駆け抜けた。

レース後、地元メディアのインタビューに「長い間試合に出ていなかったので、ここで練習をしたいと思っていました。過去2年はシーズンインが遅かったけど、今年は体調もいいし、今日は良い気分」と答えたフレイザー・プライス。

広告の下にコンテンツが続きます

「シーズンはとても長いし、ケガをしないようにレースを選びながらトレーニングをするつもり。(引退は)まだ確定していないし、決まったら発表するわ」と、東京世界選手権の出場に向けても含みを持たせた。

4月19日、ジャマイカ・キングストンで「ヴェロシティ・フェスト」が行われ、2008年、12年ロンドン五輪女子100m金メダリストのレジェンド・シェリー・アン・フレイザー・プライス(ジャマイカ)が昨年8月のパリ五輪以来のレースに臨んだ。 38歳のフレイザー・プライスは、23年ブダペスト世界選手権100mで銅メダルを獲得しているものの、ハムストリングスの故障などの影響もあり、昨年のパリ五輪では準決勝を欠場している。 また、パリ五輪前には「夫は私のために犠牲になってくれた。支えがあったからこそ、私はこれまでずっとやってこられた。そして今、私は彼らに対して別のことをする義務があると思っている」と発言。24年シーズン限りでの引退も囁かれていた。 パリ五輪以降は、自身のSNSに息子のジオン君とバカンスを楽しんだり、慈善事業に勤しむ姿を投稿していたフレイザー・プライスだが、今年になってトレーニングする様子を公開。今月16日には息子の運動会に参加し、激走する模様が世界中の話題となっていた。 約8ヵ月ぶりとなったレースでは、「ポケットロケット」と称されてきた鋭い出足から、中間加速でもスムーズな動きを見せて1着でフィニッシュ。追い風参考記録となったものの、9月の東京世界選手権の参加標準記録(11秒07)を上回る10秒94(+3.1)で駆け抜けた。 レース後、地元メディアのインタビューに「長い間試合に出ていなかったので、ここで練習をしたいと思っていました。過去2年はシーズンインが遅かったけど、今年は体調もいいし、今日は良い気分」と答えたフレイザー・プライス。 「シーズンはとても長いし、ケガをしないようにレースを選びながらトレーニングをするつもり。(引退は)まだ確定していないし、決まったら発表するわ」と、東京世界選手権の出場に向けても含みを持たせた。

【動画】復帰戦の100mで10秒94をマークしたフレイザー・プライス

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.09

BROOKSの人気クッションモデル「Glycerin MAX」から待望の新色が7月18日より登場!

米国No.1ランニングシューズブランド「BROOKS(ブルックス)」は、2024年10月の発売以来、多くのランナーから高い支持を集めている「Glycerin MAX(グリセリンマックス)」の新色(グレー、イエローグリーン […]

NEWS 【女子2000m障害】シュブルチェック・アンナ(牛久高)6分25秒96=高校最高

2025.07.09

【女子2000m障害】シュブルチェック・アンナ(牛久高)6分25秒96=高校最高

7月5日の茨城県選手権(笠松運動公園陸上競技場)少年女子A2000m障害で、シュブルチェック・アンナ(牛久高2)が6分25秒96の高校最高記録をマークした。 これまでの高校最高記録は、2022年インターハイ東北大会(オー […]

NEWS 【女子100m】バログン・イズミ(千住ジュニア・中2)11秒93=中2歴代5位

2025.07.09

【女子100m】バログン・イズミ(千住ジュニア・中2)11秒93=中2歴代5位

東京・江東区選手権が6月29日、夢の島競技場で行われ、中学2年女子100mでバログン・イズミ(千住ジュニア)が中2歴代5位の11秒93(+1.8)をマークした。 これまでの自己ベストは5月下旬に出した12秒21。バログン […]

NEWS 東京世界陸上代表・田中希実が7/12開催MDCの1500mに急きょ参戦

2025.07.09

東京世界陸上代表・田中希実が7/12開催MDCの1500mに急きょ参戦

東京世界選手権女子1500mと5000mの両種目で代表に内定している田中希実(New Balance)が、7月12日開催の「TWOLAPS MIDDLE DISTANCE CIRCUIT Supported by On」 […]

NEWS 日本選手権混成、日本選手権リレーの競技日程変更 暑熱対策で11時30分から15時まで競技中断

2025.07.08

日本選手権混成、日本選手権リレーの競技日程変更 暑熱対策で11時30分から15時まで競技中断

日本陸連は7月8日、SNSを通じて、今週末の12日、13日に開催される日本選手権混成競技、日本選手権リレー(岐阜・長良川)の競技日程を変更すると発表した。 日本陸連は近年の気候変動に伴い、競技者および関係者への健康影響が […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top