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2025.04.20

永山博基が2時間12分56秒で初優勝!27年MGC出場権獲得には届かず/長野マラソン
永山博基が2時間12分56秒で初優勝!27年MGC出場権獲得には届かず/長野マラソン

住友電工の永山博基(25年ニューイヤー駅伝)

第27回長野マラソンが4月20日行われ、永山博基(住友電工)が2時間12分56秒(速報値)で初優勝を飾った。

この大会は28年ロサンゼルス五輪代表選考レースで27年秋開催予定のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)への出場権を懸けたMGCシリーズ2025-26の男子グレード3(G3)に加盟。MGCシリーズ全体の国内開幕戦でもあり、25-26シリーズのトップは来年のアジア大会代表にも内定する。

レースは序盤は5km15分20秒前後で推移し、中間点を1時間4分53秒あたりで通過。優勝争いは永山と、秋山清仁(愛知製鋼)の2人に絞られた。

30km過ぎに秋山が仕掛けて一時独走態勢となったが、そこから永山が盛り返し、35kmを過ぎて逆転。秋山に31秒差をつけてフィニッシュした。だが、タイム(2時間9分00秒以内)でMGC出場権獲得条件は満たせなかった。前回優勝の西研人(大阪ガス)は2時間15分48秒で3位だった。

28歳の永山は鹿児島・栗野中時代からスピードランナーとして名を馳せ、全中では3年時に3000mで4位に入賞。鹿児島実高でも2年時に5000mでインターハイ決勝(12位)に進出している。早大では箱根駅伝に1年時から3年連続で出走。2年時には2区を走るなど、主軸として活躍した。

2019年に住友電工へ入社してからは、今年のニューイヤー駅伝でアンカーとしてチーム初入賞(6位)のフィニッシュテープを切るなど存在感を見せていた。マラソンは大学4年だった2019年に地元・鹿児島マラソンに出走した経験(2時間59分24秒)があるが、これが実質の“初マラソン”だった。

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第27回長野マラソンが4月20日行われ、永山博基(住友電工)が2時間12分56秒(速報値)で初優勝を飾った。 この大会は28年ロサンゼルス五輪代表選考レースで27年秋開催予定のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)への出場権を懸けたMGCシリーズ2025-26の男子グレード3(G3)に加盟。MGCシリーズ全体の国内開幕戦でもあり、25-26シリーズのトップは来年のアジア大会代表にも内定する。 レースは序盤は5km15分20秒前後で推移し、中間点を1時間4分53秒あたりで通過。優勝争いは永山と、秋山清仁(愛知製鋼)の2人に絞られた。 30km過ぎに秋山が仕掛けて一時独走態勢となったが、そこから永山が盛り返し、35kmを過ぎて逆転。秋山に31秒差をつけてフィニッシュした。だが、タイム(2時間9分00秒以内)でMGC出場権獲得条件は満たせなかった。前回優勝の西研人(大阪ガス)は2時間15分48秒で3位だった。 28歳の永山は鹿児島・栗野中時代からスピードランナーとして名を馳せ、全中では3年時に3000mで4位に入賞。鹿児島実高でも2年時に5000mでインターハイ決勝(12位)に進出している。早大では箱根駅伝に1年時から3年連続で出走。2年時には2区を走るなど、主軸として活躍した。 2019年に住友電工へ入社してからは、今年のニューイヤー駅伝でアンカーとしてチーム初入賞(6位)のフィニッシュテープを切るなど存在感を見せていた。マラソンは大学4年だった2019年に地元・鹿児島マラソンに出走した経験(2時間59分24秒)があるが、これが実質の“初マラソン”だった。

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