青学大陸上競技部短距離ブロックは4月1日、女子走幅跳前日本記録保持者の井村久美子さんと夫・井村俊雄氏がスペシャルアドバイザリーコーチに就任することを発表した。
井村さんは1981年生まれの44歳。山形県酒田市で陸上一家に生まれ、走幅跳で全国小学生交流優勝、全中3連覇、6m19の中学記録樹立(当時)など“天才少女”と謳われた。
日大山形高から仙台育英高へ進んだ高校時代は苦しい時間が多かったものの国体で優勝を経て、福島大に進学後に再躍進。2年時の世界ジュニア選手権では6m43の当時ジュニア日本新で銅メダルを獲得すると、翌年は6m78の学生新記録を樹立し、エドモントン世界選手権では初出場ながら予選突破(決勝11位)を果たした。
その後、世界選手権には07年大阪大会まで3大会連続代表入りし、08年北京五輪にも出場した。06年には当時日本新記録の6m86をマークし、アジア大会で金メダルに輝く。サブ種目の100mハードルでも13秒0台を何度も記録した。08年の北京五輪後に結婚。2013年に現役を引退し、2013年に夫・俊雄氏とともに「イムラアスリートアカデミー」を設立し、子供から大人までアスリーtの指導に従事している。
俊雄氏は1982年生まれの42歳。専門は棒高跳で、兵庫・明石商高時代にインターハイ2連覇、2年時には世界ユース選手権4位、3年時には世界ジュニア選手権で5位に入賞している。筑波大でも3年時に日本インカレを制した。
大学卒業後は6年の社会人生活を経て、指導の世界へ。2013年に「イムラアスリートアカデミー」を設立後は、体操選手、レーサーなど競技を問わず幅広くサポート。2015年夏に単身渡米し、アメリカ陸連公認コーチ資格を取得したほか、世界陸連公認レベルIコーチ資格も持つ。
井村さんは走幅跳を中心に選手をサポート、俊雄氏は陸上競技部のマネジメントや社会貢献活動の企画から運営を中心に進めていくという。
※経歴に誤りがありましたので修正しました。
【画像】井村久美子さんと俊雄さんの青学大ジャージ姿をチェック!
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.12.27
2025.12.21
早大が来春入部選手発表!高校駅伝1区激闘の増子陽太、新妻、本田がそろって加入!
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
-
2025.12.21
-
2025.12.21
-
2025.12.21
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.28
箱根駅伝Stories/人一倍練習をこなして成長した駒大・伊藤蒼唯 夏場のケガを乗り越え「身体で感覚を思い出せた」
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 トップ選手が集まる駒大で代名詞が 駒大・伊藤蒼唯(4年)の代名詞は「 […]
2025.12.28
箱根駅伝Stories/3連覇に挑む青学大の絶対エース・黒田朝日 「チームが勝つために最大限の走りがしたい」
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 「花の2区」で2度の爆走 箱根駅伝で、黒田朝日(4年)は、「花の2区 […]
2025.12.28
トヨタ自動車、旭化成、Hondaの「3強」が中心!第70回記念大会を制するのは?日本代表たちの激走にも注目/ニューイヤー駅伝
◇第70回全日本実業団対抗駅伝(1月1日/群馬県庁前発着・7区間100km) 第70回の節目を迎える全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝inぐんま)は2026年1月1日、群馬県前橋市の群馬県庁を発着点とする7区間100 […]
2025.12.28
ミュンヘン五輪ハンマー投金メダルのボンダルチュク氏が死去 引退後はセディフ、カツバーグらを指導
男子ハンマー投のA.ボンダルチュク氏(ソ連/ウクライナ)が亡くなった。85歳だった。 ボンダルチュク氏は1972年のミュンヘン五輪の金メダリスト。1969年に当時の世界記録75m48を投げ、史上初めて75m台を記録した選 […]
2025.12.28
競歩指導者・内田隆幸氏が死去 愛知製鋼アドバイザーコーチとして山西利和、丸尾知司を指導、日本代表ウォーカーを多数育成
競歩で数々の日本代表選手を育成した内田隆幸氏が12月26日に死去したことがわかった。享年80。28日に通夜、29日に告別式が行われるという。なお、死因は遺族の意向のより非公表。 内田氏は約40年も競歩の指導に尽力し、ジュ […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳
