HOME 駅伝、大学、高校

2025.03.22

鈴木琉胤3000m7分55秒08 練習の一環でも高校歴代2位、U20日本歴代4位 次週はメルボルンで5000m出場
鈴木琉胤3000m7分55秒08 練習の一環でも高校歴代2位、U20日本歴代4位 次週はメルボルンで5000m出場

鈴木琉胤(25年トラックゲームズ in TOKOROZAWA)

トラックゲームズ in TOKOROZAWAが3月22日、埼玉・早大所沢キャンパスの織田幹雄記念陸上競技場で始まった。22日は中長距離種目がトラックでは行われ、一般男子3000mには4月に早大へ入学する鈴木琉胤(八千代松陰高3千葉)が圧巻の走りを見せた。

鈴木は、29日にメルボルン(豪州)で5000mのレースに出場予定で、この競技会には練習の一環として出場したという。

広告の下にコンテンツが続きます

「メルボルンの3000m通過が7分50秒から55秒ぐらいになりそうなので、その入りの感覚をつかむために、ちょっとペースを揺さぶって(400mを)62秒、63秒で回るなかで、前に食らいついて7分55秒ぐらいで行ければ」とレースに出場した意図を説明した。

そのため、佐藤圭汰(洛南・京都/現・駒大)が2021年に打ち立てた高校記録(7分50秒81)は「まったく狙っていませんでした」と言う。

スタート直後に先頭に立った鈴木は、入りの200mを30秒とかなりのハイペースで入った。

「コンタクトを取りながら、吉居駿恭さん(中大)がいい感じで引いてくれた」と言うように、400mで吉居が先頭に立つと、その背後にピタリとついた。その後は小池莉希(創価大)が先頭に立つ場面もあり、小池、吉居、鈴木の3人で先頭集団を形成し1000mを2分37秒で通過した。

広告の下にコンテンツが続きます

2000mの通過が5分18秒と、この間の1000mは2分41秒とややペースダウン。先頭集団が6人になると、残り600mを前に鈴木は再び先頭に立った。そのままトップでフィニッシュ。記録は7分55秒08と想定通りだった。

「最後ちょっと上げたが、(想定タイムと)ぴったりだったので良かったです」

臙脂のユニフォームでのデビュー戦を前に、高校歴代2位、U20日本歴代4位となる快記録をマークしたにもかかわらず、鈴木は余裕の表情だった。

2月に入寮し早大で練習を重ねてきた鈴木は、さっそく新しい環境にも適応している。

「花田さんから出していただいたメニューを自分なりに理解して、無理せずに自分に合った練習を選べるのは、高校とも、他の大学とも違う、ここならではの練習方法かなと思います。環境の変化があった中でも、先輩が『走るぞ』と声をかけてくれたり、同期も強い人が多いので一緒に高め合える。環境としては本当にいい。これからが楽しみです」

大学1年目は、まず7月下旬のワールドユニバーシティゲームズ(ドイツのライン・ルール)出場を目標に掲げる。そして、駅伝シーズンは箱根駅伝優勝を目指すチームにとって、「少しでも力になれれば」と話していた。

文・写真/和田悟志

トラックゲームズ in TOKOROZAWAが3月22日、埼玉・早大所沢キャンパスの織田幹雄記念陸上競技場で始まった。22日は中長距離種目がトラックでは行われ、一般男子3000mには4月に早大へ入学する鈴木琉胤(八千代松陰高3千葉)が圧巻の走りを見せた。 鈴木は、29日にメルボルン(豪州)で5000mのレースに出場予定で、この競技会には練習の一環として出場したという。 「メルボルンの3000m通過が7分50秒から55秒ぐらいになりそうなので、その入りの感覚をつかむために、ちょっとペースを揺さぶって(400mを)62秒、63秒で回るなかで、前に食らいついて7分55秒ぐらいで行ければ」とレースに出場した意図を説明した。 そのため、佐藤圭汰(洛南・京都/現・駒大)が2021年に打ち立てた高校記録(7分50秒81)は「まったく狙っていませんでした」と言う。 スタート直後に先頭に立った鈴木は、入りの200mを30秒とかなりのハイペースで入った。 「コンタクトを取りながら、吉居駿恭さん(中大)がいい感じで引いてくれた」と言うように、400mで吉居が先頭に立つと、その背後にピタリとついた。その後は小池莉希(創価大)が先頭に立つ場面もあり、小池、吉居、鈴木の3人で先頭集団を形成し1000mを2分37秒で通過した。 2000mの通過が5分18秒と、この間の1000mは2分41秒とややペースダウン。先頭集団が6人になると、残り600mを前に鈴木は再び先頭に立った。そのままトップでフィニッシュ。記録は7分55秒08と想定通りだった。 「最後ちょっと上げたが、(想定タイムと)ぴったりだったので良かったです」 臙脂のユニフォームでのデビュー戦を前に、高校歴代2位、U20日本歴代4位となる快記録をマークしたにもかかわらず、鈴木は余裕の表情だった。 2月に入寮し早大で練習を重ねてきた鈴木は、さっそく新しい環境にも適応している。 「花田さんから出していただいたメニューを自分なりに理解して、無理せずに自分に合った練習を選べるのは、高校とも、他の大学とも違う、ここならではの練習方法かなと思います。環境の変化があった中でも、先輩が『走るぞ』と声をかけてくれたり、同期も強い人が多いので一緒に高め合える。環境としては本当にいい。これからが楽しみです」 大学1年目は、まず7月下旬のワールドユニバーシティゲームズ(ドイツのライン・ルール)出場を目標に掲げる。そして、駅伝シーズンは箱根駅伝優勝を目指すチームにとって、「少しでも力になれれば」と話していた。 文・写真/和田悟志

男子3000m高校歴代10傑&U20日本歴代10傑

■高校歴代10傑 7.50.81 佐藤圭汰(洛南3京都) 2021.11.21 7.55.08 鈴木琉胤(八千代松陰3+千葉) 2025. 3.22 7.58.18 吉岡大翔(佐久長聖3+長野) 2023. 3.25 7.59.18 遠藤日向(学法石川3福島) 2016.10.16 8.00.13 折田壮太(須磨学園3+兵庫) 2024. 3.16 8.01.92 濵口大和(佐久長聖3長野) 2024. 6.30 8.02.52 永原颯磨(佐久長聖3長野) 2023. 6. 4 8.02.56 佐々木哲(佐久長聖3長野) 2024. 6.30 8.03.16 谷本昂士郎(大牟田3福岡) 2023. 7. 1 8.03.60 本田桜二郎(大牟田3福岡) 2024. 6.30 ■U20日本歴代10傑 7.48.07 三浦龍司(順大2) 2021. 6.12 7.50.81 佐藤圭汰(洛南高3京都) 2021.11.21 7.54.79 遠藤日向(住友電工) 2017. 7. 9 7.55.08 鈴木琉胤(八千代松陰高3+千葉) 2025. 3.22 7.55.41 岡田開成(中大1) 2024. 7.26 7.57.25 前田和摩(東農大1+) 2024. 3.22 7.57.58 大野龍二(旭化成) 2004. 6.26 7.58.18 吉岡大翔(佐久長聖高3+長野) 2023. 3.25 7.58.26 石原翔太郎(東海大1+) 2021. 3.28 7.59.49 甲木康博(東洋大1) 2021. 7. 3

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2026.01.11

2年ぶり2区・田中希実が区間賞 区間新ならずも14人抜きで2位浮上/都道府県女子駅伝

◇皇后盃第44回都道府県対抗女子駅伝(1月11日/京都・たけびしスタジアム京都:9区間42.195km) 1月の京都を彩る都道府県女子駅伝が行われ、兵庫の2区を務めた田中希実(New Balance)が12分14秒で区間 […]

NEWS ここでも長野旋風!1区・田畑陽菜がトップ 廣中以来の高校生区間賞/都道府県女子駅伝

2026.01.11

ここでも長野旋風!1区・田畑陽菜がトップ 廣中以来の高校生区間賞/都道府県女子駅伝

◇皇后盃第44回都道府県対抗女子駅伝(1月11日/京都・たけびしスタジアム京都:9区間42.195km) 1月の京都を彩る都道府県女子駅伝が今日1月11日に行われ、1区(6km)は長野の田畑陽菜(長野東高3)が19分28 […]

NEWS 【大会結果】第44回全国都道府県対抗女子駅伝(2026年1月11日)

2026.01.11

【大会結果】第44回全国都道府県対抗女子駅伝(2026年1月11日)

◇皇后盃第44回全国都道府県対抗女子駅伝(1月11日/京都・西京極陸上競技場発着9区間:42.195km) ●総合成績 広告の下にコンテンツが続きます ●区間賞 1区(6km)  2区(4km)  3区(3Km) 4区( […]

NEWS 【テキスト速報】第44回全国都道府県対抗女子駅伝

2026.01.11

【テキスト速報】第44回全国都道府県対抗女子駅伝

◇第43回全国都道府県対抗女子駅伝(1月12日/京都・たけびしスタジアム京都発着、9区間42.195km) ※タイム、距離地点は速報値 全チームの区間エントリーはこちら 9区(10km)烏丸紫明~たけびしスタジアム京都 […]

NEWS 青学大ワン・ツー 榅山一颯が競り勝つ 黒田然が2位 3位は中大・鈴木耕太郎/東京ニューイヤーハーフ

2026.01.11

青学大ワン・ツー 榅山一颯が競り勝つ 黒田然が2位 3位は中大・鈴木耕太郎/東京ニューイヤーハーフ

東京ニューイヤーハーフマラソン2026(第26回ハイテクハーフマラソン)が1月11日、東京・新荒川大橋野球場を発着とする21.0975kmで行われ、榅山一颯(青学大)が1時間2分59秒で優勝した。 榅山は「新年早々のレー […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年2月号 (1月14日発売)

2026年2月号 (1月14日発売)

EKIDEN Review
第102回箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
全国高校駅伝
全国中学校駅伝
富士山女子駅伝

page top