◇皇后盃第43回全国都道府県対抗女子駅伝(1月12日/京都・たけびしスタジアム京都発着:9区間42.195km)
都道府県女子駅伝が行われ、京都が2時間15分26秒で3大会ぶり19度目の優勝を飾った。
5000m、10000mの東京五輪代表・廣中璃梨佳(日本郵政グループ)は地元の長崎で9区を務め、区間4位の力走。13位から4人抜きの9位まで順位を押し上げ、入賞まで14秒に迫る力走だった。
中継所では兵庫の田中希実(New Balance)と並んで立ち、笑顔で「一緒に頑張りましょう」とスタート。4秒先に田中が走り出したが、中間点で追いつき、その後は前を追った。
「ラストに重きを置いていたので、最初は冷静に入りました」と、10kmでは“貫禄”を示した廣中。前回はケガのため直前で出走メンバーから外れており「地元(のユニフォームで)走れる喜びを感じながら楽しく走れました」と笑顔を見せた。
2024年は苦しいシーズンだった。ケガのためほとんどレースに出場できず、目指してきたパリ五輪には挑戦すらできず。どん底だった。
それでも戻ってきた廣中。「年末年始もケガなく合宿をこなせていた」と言うも、今はまだ走れる喜びよりも「まだ噛み合わないことも多くて、うれしさもありつつ苦しさのほうが大きい」とも。
中学時代、帽子をトレードマークに快走を続けて一躍その名を轟かせてきた縁のある都道府県女子駅伝。「中学生や高校生から刺激をもらいました。今年初レースがこの駅伝で良かったです。これを機にステップアップできれば」。
少し休みを入れて再びトレーニング期へ。具体的なレースの目標は「これから」としつつ、「またトラックで活躍できるように、しっかり走り込みをしていきたい」と力強く前を向いた。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.12
豪州で18歳・ビークロフトが10000m競歩38分02秒68のU20世界新
2025.12.12
箱根駅伝初V狙う國學院大が壮行会 前田康弘監督「非常に愛のある、信頼感のあるチーム」
-
2025.12.12
-
2025.12.12
-
2025.12.12
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.12
豪州で18歳・ビークロフトが10000m競歩38分02秒68のU20世界新
12月11日、豪州シドニーで、ニューサウスウェールズ州10000m競歩選手権が行われ、I.ビークロフト(豪州)が38分02秒68のU20世界新記録をマークした。 ビークロフトは2007年生まれの18歳。競歩選手だった父の […]
2025.12.12
箱根駅伝初Vへ國學院大・前田康弘監督「ジョーカーにどう立ち向かっていくか」 主将・上原琉翔「先頭でタスキを」
第102回箱根駅伝で初優勝を狙う國學院大が12月12日、都内の渋谷キャンパスで壮行会と記者会見を開いた。 例年の合同による囲み取材形式から急遽、記者会見方式への変更。前田康弘監督は「今年は今のところ16人全員が元気で良い […]
2025.12.12
箱根駅伝初V狙う國學院大が壮行会 前田康弘監督「非常に愛のある、信頼感のあるチーム」
第102回箱根駅伝で初優勝を狙う國學院大が12月12日、都内の渋谷キャンパスで壮行会と記者会見を開いた。 壮行会は寒風が吹く中での実施となったが、多くの学生や大学関係者が出席。前田康弘監督は「今年のチームは学年も関係なく […]
2025.12.12
お詫びと訂正(月刊陸上競技2026年1月号)
月刊陸上競技2025年1月号の内容に一部誤りがございました。 別冊付録「全国高校駅伝総展望」 P66東京代表 順天 チーム名が「順大」と表記されていましたが、正しくは「順天」になります。 また、都大路学校最高記録、学校最 […]
2025.12.12
月刊陸上競技2026年1月号
Contents W別冊付録 箱根駅伝観戦ガイド & 全国高校駅伝総展望 新春特別企画 桐生祥秀(日本生命)×清水空跳(星稜高2石川) 「継承」新旧・100m高校記録保持者 大会報道 八王子ロングディスタンス 鈴木芽吹 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025