HOME 国内

2025.01.01

住所大翔が1時間19分39秒の大会新V 22年世界陸上8位ウォーカーが復調アピール/元旦競歩
住所大翔が1時間19分39秒の大会新V 22年世界陸上8位ウォーカーが復調アピール/元旦競歩

25年元旦競歩に優勝した住所大翔

元旦競歩の優勝者をチェック!

●男子
一般20km 住所大翔(富士通) 1時間19分39秒=大会新
高校10km LO Sheng-Qin(台湾) 42分16秒
中学3km 花井海利(泉3石川) 16分13秒
50歳以上5km 佐藤孝洋(八王子市陸協) 21分25秒=大会新
●女子
一般10km 谷純花(金沢学大) 44分57秒
高校5km 川上那奈穂(倉敷3岡山) 23分13秒
中学3km WU Yi-Chen(台湾) 14分41秒=大会新
50歳以上5km 永井希世美(大阪マスターズ) 30分18秒=大会新

◇第73回元旦競歩(1月1日/東京・神宮外苑絵画館20km競歩路コース) 男子20kmは住所大翔(富士通)が大会新記録の1時間19分39秒で4年ぶり2度目の優勝を遂げた。 コースの一部が9月の東京世界選手権と同じというこの大会。1周1350mを14周と1100m歩く男子20kmは、思わぬかたちで順位が決まった。 序盤から先頭に立った前回Vの勝木隼人(自衛隊体育学校)に住所らがつく展開。中盤からは2人の勝負となった。残り5周に入って勝木が住所を引き離していく。 フィニッシュは勝木が先で、住所は5秒ほど後。だが、勝木が3枚目の警告でフィニッシュタイムにプラス2分となり、住所の優勝となった。レース中は冷たい風がやや強く吹くなか、住所は2020年に鈴木雄介(富士通)がマークした大会記録1時間20分01秒を22秒更新した。 「順位は意識していなくて、練習の一環として1km4分00秒~4分05秒ぐらいのペースで行こうと思っていました。結果的に1時間20分を切る中で余裕を持ってフィニッシュできたので、成長していると実感しました」と住所。途中で勝木から離れたが「1km3分50秒前後まで上がって自分の考えているレースプランとは違ったので、追いかけませんでした」と説明した。 2022年オレゴン世界選手権では8位入賞を果たしたものの、23年日本選手権20kmは4位にとどまり、夏のアジア選手権は体調不良で途中棄権に終わっている。 昨年は歩型を見直しに着手。「東日本実業団では高校生みたいに5000mからやって、ホクレン・ディスタンスチャレンジでは10000mと徐々に距離を伸ばして自己ベストが出ました」。昨年の10月の全日本競歩高畠大会20kmでは自己ベストの1時間18分46秒をマークして、山西利和(愛知製鋼)に次ぐ2位に入った。 「今は良い状態。1km4分00秒のペースでは苦しくないし、押し切れるところまで上がってきた。順調に来ている」と住所。東京世界選手権代表入りを目指して、2月16日の日本選手権20kmへピークを合わせていく。 22年世界選手権金メダリスト・山西利和(愛知製鋼)らと争うことになるが、「みんなでガンガン攻め合って、おもしろい大会にしたい」と話していた。

元旦競歩の優勝者をチェック!

●男子 一般20km 住所大翔(富士通) 1時間19分39秒=大会新 高校10km LO Sheng-Qin(台湾) 42分16秒 中学3km 花井海利(泉3石川) 16分13秒 50歳以上5km 佐藤孝洋(八王子市陸協) 21分25秒=大会新 ●女子 一般10km 谷純花(金沢学大) 44分57秒 高校5km 川上那奈穂(倉敷3岡山) 23分13秒 中学3km WU Yi-Chen(台湾) 14分41秒=大会新 50歳以上5km 永井希世美(大阪マスターズ) 30分18秒=大会新

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.24

箱根駅伝Stories/4年生4人が強力な駒大は前回復路新記録に光明 「優勝に貢献することを第一に」

山も平地も担える2人 もともと5区での活躍を志して入学した山川。過去2度の5区はどちらも力を発揮し切れていない。一方で、シーズンの大半を2区挑戦に意識を置いて、自らを鍛えてきた。 キャプテンでもある山川の心中は、「(5区 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/4年生3本柱が牽引する日体大 創部100周年の年に「シード権前後で粘りに粘ってほしい」

2025.12.24

箱根駅伝Stories/4年生3本柱が牽引する日体大 創部100周年の年に「シード権前後で粘りに粘ってほしい」

「箱根へ向けての財産」 2年連続で1区を走った平島は、今回は2区を走るつもりで準備している。意識する選手を問うと、「山崎と田島には負けたくないです」とチームメイトの名前を挙げた。「自分が今、ここまで走れるのは、2人がいて […]

NEWS 箱根駅伝Stories/学生トップクラスに成長した國學院大・野中恒亨 山以外の区間で「自分の強さを出すだけ」

2025.12.24

箱根駅伝Stories/学生トップクラスに成長した國學院大・野中恒亨 山以外の区間で「自分の強さを出すだけ」

進路を決めたのは直感 前田監督は「彼が高校1年の時に日体大競技会で見て、『すごい選手を見つけた』と思いました。当時はまだ薄底シューズでしたが、バネ感がすごかった。バネというのは生まれ持ったものだと思いますので、そのバネ感 […]

NEWS セイコーが小学生に「時」と「走り」の特別授業、「時育®セイコーわくわくスポーツ教室」を開催!

2025.12.24

セイコーが小学生に「時」と「走り」の特別授業、「時育®セイコーわくわくスポーツ教室」を開催!

セイコーグループは12月下旬、Team Seikoアスリートでセイコースマイルアンバサダーの福島千里さん(女子100m日本記録保持者)を講師に迎えた「時育®セイコーわくわくスポーツ教室」を東京都目黒区の油面小学校で実施し […]

NEWS 神奈川大が26年度新入部員を発表!学法石川・佐藤柊斗、倉敷・北村海智、西脇工・新妻昂己ら高校駅伝上位校の主力ずらり

2025.12.24

神奈川大が26年度新入部員を発表!学法石川・佐藤柊斗、倉敷・北村海智、西脇工・新妻昂己ら高校駅伝上位校の主力ずらり

神奈川大駅伝チーム 2026年度の入部予定者をチェック 藤田慶太(清風・大阪) 由井蓮(つるぎ・徳島) 佐藤柊斗(学法石川・福島) 豊川滉大(大分東明/大分) 鈴木富大(愛知・愛知) 梅木新太(松山商・愛媛) 小田垣茉周 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top