HOME 駅伝

2025.01.01

旭化成が競り勝つ Honda2年連続2位 前回Vトヨタ自動車3位 GMO過去最高4位 住友電工初入賞6位/ニューイヤー駅伝
旭化成が競り勝つ Honda2年連続2位 前回Vトヨタ自動車3位 GMO過去最高4位 住友電工初入賞6位/ニューイヤー駅伝

25年ニューイヤー駅伝優勝の旭化成・井川龍人と2位Hondaの中山顕

◇第69回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/1月1日、群馬県庁発着・7区間100km)

ニューイヤー駅伝が行われ、旭化成が4時間47分32秒で5年ぶり26回目の優勝を果たした。

旭化成は2017年から20年まで4連覇を遂げたあと、優勝から遠のいていた。2年連続3位のあと、前々回は16位で、前回は3位。しかし、今大会は終始上位でレースを展開し、5年ぶりの覇者となった。

広告の下にコンテンツが続きます

2位はHonda。22年、23年と連続優勝を果たし、前回(24年)は2位。V奪還を狙って臨んだ。前半やや出遅れたが5区・青木涼真で首位に浮上。7区終盤まで先頭に立つなど、存在感を見せた。

前回覇者のトヨタ自動車が3位。田澤廉や服部勇馬を欠くなか、3区の太田智樹でトップを奪うなど、意地を見せた。

4位には入ったのはGMOインターネットグループ。20年の初出場後で、同年と23年の5位がこれまでの最高順位だっただけに、それを更新したことになる。1区の吉田祐也が4位でつなぐと、2区の今江勇人は首位中継。その後順位を落としたが、6区の嶋津雄大が区間賞を奪った。

5位は1区にパリ五輪3000m障害8位の三浦龍司を起用して3位と好発進したSUBARU。前回の14位から順位を上げ、2年ぶりのトップ8入り。6位の住友電工は初入賞。これまでの最高位は18年の11位だったが、3区の田村和希が区間賞で9人抜きを演じた。

7位は前回から三菱重工で前回から2つ順位を下げている。最後の入賞(8位)は富士通。3区を務めた10000m日本記録保持者・塩尻和也にトラブルがあった模様で大きく順位を下げたが、チームとしては前回の9位から1つ順位を上げて2年ぶり入賞を遂げた。

前回入賞チームのうち、前回4位だった黒崎播磨は14位、同6位だったKaoは10位だった。

区間賞は1区で前回転倒していた長嶋幸宝(旭化成)、エース区間の2区は池田耀平(Kao)が区間記録に迫る1時間1分48秒で獲得。4区、5区はHondaのイェゴン・ヴィンセント、青木涼真が区間1位となり、7区は旭化成・井川龍人が45分52秒の区間新記録を樹立している。

◇第69回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/1月1日、群馬県庁発着・7区間100km) ニューイヤー駅伝が行われ、旭化成が4時間47分32秒で5年ぶり26回目の優勝を果たした。 旭化成は2017年から20年まで4連覇を遂げたあと、優勝から遠のいていた。2年連続3位のあと、前々回は16位で、前回は3位。しかし、今大会は終始上位でレースを展開し、5年ぶりの覇者となった。 2位はHonda。22年、23年と連続優勝を果たし、前回(24年)は2位。V奪還を狙って臨んだ。前半やや出遅れたが5区・青木涼真で首位に浮上。7区終盤まで先頭に立つなど、存在感を見せた。 前回覇者のトヨタ自動車が3位。田澤廉や服部勇馬を欠くなか、3区の太田智樹でトップを奪うなど、意地を見せた。 4位には入ったのはGMOインターネットグループ。20年の初出場後で、同年と23年の5位がこれまでの最高順位だっただけに、それを更新したことになる。1区の吉田祐也が4位でつなぐと、2区の今江勇人は首位中継。その後順位を落としたが、6区の嶋津雄大が区間賞を奪った。 5位は1区にパリ五輪3000m障害8位の三浦龍司を起用して3位と好発進したSUBARU。前回の14位から順位を上げ、2年ぶりのトップ8入り。6位の住友電工は初入賞。これまでの最高位は18年の11位だったが、3区の田村和希が区間賞で9人抜きを演じた。 7位は前回から三菱重工で前回から2つ順位を下げている。最後の入賞(8位)は富士通。3区を務めた10000m日本記録保持者・塩尻和也にトラブルがあった模様で大きく順位を下げたが、チームとしては前回の9位から1つ順位を上げて2年ぶり入賞を遂げた。 前回入賞チームのうち、前回4位だった黒崎播磨は14位、同6位だったKaoは10位だった。 区間賞は1区で前回転倒していた長嶋幸宝(旭化成)、エース区間の2区は池田耀平(Kao)が区間記録に迫る1時間1分48秒で獲得。4区、5区はHondaのイェゴン・ヴィンセント、青木涼真が区間1位となり、7区は旭化成・井川龍人が45分52秒の区間新記録を樹立している。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.07

編集部コラム「追いかけっこ」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]

NEWS メモリードが実業団陸上部の活動終了を発表 今後は個人アスリート支援へ

2025.11.07

メモリードが実業団陸上部の活動終了を発表 今後は個人アスリート支援へ

11月7日、実業団のメモリードは、27年3月をもって実業団陸上部としての活動を終了すると発表した。今後は「チーム単位での支援」から「個人アスリート支援」へと方針を転換し、陸上競技に限らず幅広いスポーツ分野の選手を対象に支 […]

NEWS 110mH学生世界一の阿部竜希がエターナルホスピタリティG内定!「勇往邁進の精神で」棒高跳・柄澤、短距離・木梨もアスナビ就職

2025.11.07

110mH学生世界一の阿部竜希がエターナルホスピタリティG内定!「勇往邁進の精神で」棒高跳・柄澤、短距離・木梨もアスナビ就職

公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)が実施するアスリート支援ナビゲーション「アスナビ」を活用し、陸上3選手の就職・内定が決まった。 男子110mハードルで13秒12(学生歴代3位、日本歴代4位)を持つ阿部竜希(順 […]

NEWS 日本陸連・有森裕子会長に岡山市市民栄誉賞「本市の名を高めることに特に顕著な功績」五輪2大会メダル

2025.11.07

日本陸連・有森裕子会長に岡山市市民栄誉賞「本市の名を高めることに特に顕著な功績」五輪2大会メダル

岡山市は11月7日、女子マラソンで五輪2大会連続メダリストの日本陸連・有森裕子会長に、岡山市市民栄誉賞を授与し同日授与式が執り行われた。 有森会長は岡山県岡山市出身の58歳。女子マラソンにおいて、1992年バルセロナ五輪 […]

NEWS 神奈川県高校駅伝で誤誘導により4校記録無効 嘆願書提出の三浦学苑が関東大会に異例のオープン参加 高体連が認める

2025.11.07

神奈川県高校駅伝で誤誘導により4校記録無効 嘆願書提出の三浦学苑が関東大会に異例のオープン参加 高体連が認める

11月3日の神奈川県高校駅伝(横浜市のフィールド小机・日産スタジアム付設ハーフマラソンコース)で誤誘導による4校が記録無効となり、記録無効となった4校のうち三浦学苑について、高体連が関東高校駅伝(11月22日/埼玉・熊谷 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top