2021年の世界陸連室内ツアーは26大会に拡大されることになった(世界陸連HPより)
世界陸連は30日に2021年の「世界陸連(WA)室内ツアー」の概要を発表した。
WA室内ツアーは2016年から始まった室内競技会シリーズで、複数大会の結果を種目別でポイント化し、優勝者には世界室内選手権の出場権やボーナスなどが送られている。2019年には男子走高跳で戸邉直人(つくばツインピークス、現・JAL)が日本人で初めての総合優勝を果たしている。
2020年は7試合がツアー対象大会となっていたが、世界陸連は2021年のシリーズから対象大会を拡大すると発表。ヨーロッパを中心に12カ国26大会をゴールド、シルバー、ブロンズの3ランクに分け、選手に出場機会の場を増やすことが目的の1つにあると見られる。ゴールドラベル大会は6試合が指定され、過去のシリーズでは対象外だった「ミルローズ・ゲーム」(米国・ニューヨーク)が加わった。日本を含むアジア圏での対象大会はない。
なお、ポイントの対象種目は隔年で変わっており、2021年のシリーズでは男子が400m、1500m、60mハードル、走高跳、走幅跳の5種目。女子は60m、800m、3000m&5000、棒高跳、三段跳、砲丸投の6種目が対象となる。シリーズの優勝者には2022年世界室内選手権ベオクラード大会の出場権と1万ドルの賞金が授与される。
2021年世界陸連室内ツアーのゴールドラベル大会
1月29日 カールスルーエ(ドイツ)
2月6日 ボストン(米国)
2月9日 リエヴァン(フランス)
2月13日 ニューヨーク(米国)
2月17日 トルン(ポーランド)
2月24日 マドリード(スペイン)
2021年の世界陸連室内ツアーは26大会に拡大されることになった(世界陸連HPより)
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